本記事にはアフィリエイト広告を含みます。掲載している互換情報は各メーカーの公開仕様に基づいており、広告の有無によって内容を変えることはありません。
結論:条件付きでYES。CPUの最大容量の範囲で、BIOSが対応していれば使えます
条件付きでYESです。DDR5に対応したパソコンなら、24GB×2枚の48GBも、48GB×2枚の96GBも使えます。条件は、CPUの最大メモリ容量を超えないことと、マザーボードのBIOS(設定画面の中のプログラム)が24GB・48GBの1枚に対応していることです。
48GBと96GBのキットの候補
下記は、24GB×2枚(48GB)と48GB×2枚(96GB)のDDR5-5600のキットです。CPUの最大メモリ容量と、マザーボードのメモリ対応表・BIOSのバージョンを確かめてから選んでください。対応を確認しやすいメーカーの製品から1つずつ選んで並べたもので、当サイトが実際に使用して比較したものではありません。購入前には、必ずメーカーの仕様欄で対応状況をご確認ください。
CORSAIR CMK48GX5M2B5600C40 VENGEANCE DDR5-5600 48GB(24GB×2)デスクトップPC用メモリ最大 5600MHz対応
Corsair VENGEANCE 96GB(48GBx2) DDR5 5600MHz(PC5-44800) UDIMM 40-40-40-77 XMP 3.0 Black 1.25V|CMK96GX5M2B5600C40
48GB・96GBのキットはDDR5なので、DDR4のマザーボードには挿さりません。メモリの切り欠きの位置がDDR4とDDR5で違うためです。ここで扱うのは、パソコン本体に挿すDDR5のメモリ(DIMM)です。
価格は日々変わるため、この記事には載せていません。当日の価格は、上の商品カードのリンク先でご確認ください。
CPUごとの最大メモリ容量と、48GB・96GB・192GBが収まるか
CPUには、使えるメモリの合計の上限(最大メモリ容量)が決まっています。48GB(24GB×2枚)と96GB(48GB×2枚)は、下の表のどのCPUでも上限の内側です。48GBの1枚を4枚挿す192GBは、上限が128GBのCPUでは使えません。Windowsにも上限があり、Windows 11 Homeは128GB、Proは2TBまでです(Microsoftの公表)。192GBにするならWindows 11 Proが要ります。
| CPU | 最大メモリ容量 | 48GB(24GB×2) | 96GB(48GB×2) | 192GB(48GB×4) | どこに書かれているか |
|---|---|---|---|---|---|
| 第12世代 Core(i9・i7・i5・i3) | 128GB | 使える | 使える | 使えない | インテルのサポート記事 |
| 第13・14世代 Core(i9・i7・i5・i3) | 192GB | 使える | 使える | 使える(Windows 11 Pro。Homeは128GBまで) | インテルのサポート記事 |
| Core Ultra 200S(シリーズ2) | 256GB | 使える | 使える | 使える(Windows 11 Pro。Homeは128GBまで) | インテルのサポート記事 |
| Ryzen 7 7800X3D(Ryzen 7000) | 128GB | 使える | 使える | 使えない | AMDの製品ページ「最大メモリ」 |
| Ryzen 7 9700X(Ryzen 9000) | 256GB | 使える | 使える | 使える(Windows 11 Pro。Homeは128GBまで) | AMDの製品ページ「最大メモリ」 |
インテルの第12世代以降は、最大メモリ容量が世代ごとに決まっていて、どれも128GB以上です。なので、インテルの第12世代以降のCPUなら、2枚で作る48GBと96GBはどの型番でも上限の内側です。AMDは型番ごとに製品ページの「最大メモリ」に書かれていて、確かめた7800X3D(128GB)と9700X(256GB)では96GBまで収まります。型番はWindowsの「システム情報」(msinfo32)の「プロセッサ」に出ます。
マザーボードの対応は、BIOSのバージョンで決まる場合があります
24GB・48GBの1枚は、16GB・32GBより後から出た容量です。マザーボードのメーカーは、BIOSを更新してこの容量に対応させてきました。GIGABYTEの発表は次のとおりです。
| マザーボード | 24GB・48GBの1枚 | 出典 |
|---|---|---|
| GIGABYTEのインテル 600・700シリーズ(DDR5) | BIOSの更新なしで24GB・48GBの1枚に対応 | GIGABYTE(2023年2月14日) |
| GIGABYTEのAMD AM5(X670・B650・A620) | BIOSの更新で24GB・48GBの1枚に対応 | GIGABYTE(2023年5月3日、ベータ版のBIOS) |
| GIGABYTE以外のメーカー | 製品ページのメモリ対応表と、BIOSの更新履歴で確かめる | 各社の製品ページ |
GIGABYTEは、この対応で最大の容量が、4枚挿せるマザーボードで192GB、2枚のマザーボードで96GBになったと書いています。表はGIGABYTEの製品の話です。同じチップセット(B650 や Z790 のような、マザーボードの種類の名前)でも、メーカーによってBIOSの更新が要るかが違うことがあります。ほかのメーカーのマザーボードは、製品ページのメモリ対応表に24GB・48GBの型番が載っているか、BIOSの更新履歴に24GB・48GBへの対応が書かれているかで確かめます。
いまのパソコンで使えるかを確かめる
- Windowsの「システム情報」(msinfo32)を開き、「プロセッサ」の型番と「ベースボード製品」(マザーボードの型番)と「BIOS バージョン/日付」を控えます。
- CPUの型番で製品ページを開き、最大メモリ容量が買う容量(48GBか96GB)以上かを見ます。
- マザーボードの型番で製品ページを開き、メモリ対応表とBIOSの更新履歴で、24GB・48GBの1枚への対応と、それに要るBIOSのバージョンを見ます。
- いまのBIOSのバージョンが古ければ、いまのメモリで起動している間にBIOSを更新しておきます。更新の流れはCPU交換でBIOS更新が要るのはどんな場合?にあります。
ここまではパソコンを動かしたまま、画面の上で確かめられます。BTOのPCで「ベースボード製品」に型番が出ないときは、注文時の構成表か購入元への問い合わせでマザーボードの型番を確かめます。
メモリを入れ替えるのは、BIOSの更新が済んでからです。入れ替えの手順はメモリ増設のやり方にあります。
4枚挿すと、対応速度が下がる
48GB・96GBを何枚で作るかでも、対応速度が変わります。DDR5-5600のように、DDR5の後ろの数字が大きいほど速い規格です。AMDの製品ページでは、上の表の7800X3D(Ryzen 7000)は2枚でDDR5-5200・4枚でDDR5-3600、Ryzen 9000の9800X3Dは2枚でDDR5-5600・4枚でDDR5-3600です。96GBを2枚で作るか(48GB×2)、4枚で作るか(24GB×4)で迷ったら、速度の面では2枚のほうです。上の商品カードのキットはDDR5-5600なので、7800X3Dのように対応速度が5200のCPUで5600まで上げるには、XMP・EXPO(決められた速さより速く動かす設定)が要ります。XMP・EXPOを使うかどうかはメモリのXMP・EXPOは使うべき?にあります。
買わなくてよい場合
- いまの容量で足りているなら、容量を増やす理由はありません。足りているかの見方はメモリ増設の前に確かめることにあります。
- ローカルAIで足りないのがグラボのメモリ(VRAM)なら、本体のメモリを増やしても足りないままです。
間違えるとどうなるか
作業の前に、PCの電源を切り、電源ケーブルをコンセントから抜いてください。体に溜まった静電気は、金属部分に触れて逃がしてから始めます。自分で作業したくない場合は、購入元や修理を受け付けている店に依頼することもできます。
BIOSを更新しないまま24GB・48GBの1枚を挿すと、マザーボードのメーカーが対応をうたっていない状態で使うことになります。起動しなくなってからではBIOSの更新に手間がかかるので、更新は挿し替える前に済ませます。CPUの最大容量を超える量(上限128GBのCPUに192GB)を挿しても、上限を超えた分は仕様の外です。
よくある質問
48GBのメモリを1枚だけ挿してもいいですか。
挿せますが、2枚に分けたほうが速度の面で有利です。メモリは2枚で2つの通り道(チャネル)を同時に使えるためです。詳しくはメモリは1枚と2枚で何が違う?にあります。
いまの16GB×2枚に、24GB×2枚を足してもいいですか。
容量の違う製品を混ぜると、決められた速度で動かないことがあります。48GBか96GBにするなら、同じキットに丸ごと替えるほうが確実です。混ぜる場合の注意は違うメーカーのメモリを混ぜても動くかにあります。
ノートパソコンでも48GBは使えますか。
機種の仕様の最大メモリ容量しだいです。ノートパソコンは本体の製品ページに最大容量とスロットの数が書かれています。増設できるかの見分け方はノートパソコンのメモリは増設できる?にあります。
BTO・メーカー製PCをお使いの場合、ケースを開ける、あるいは部品を交換すると製造元の保証が受けられなくなることがあります。規定はメーカーや販売店ごとに違うため、作業の前に購入元の保証規定を確認してください。保証期間が残っていて困りごとが起きているなら、自分で替える前に購入元へ相談するほうが早く済むことがあります。
出典と確認方法
このページの互換情報は、以下の公開仕様に基づいています。同じ手順でご自身でも確認できます。
- Intel サポート「Supported Memory Type for Intel Core and Intel Core Ultra Desktop Processors」(記事 000094585):デスクトップ向けCPUの最大メモリ容量(第12世代 128GB、第13・14世代 192GB、Core Ultra シリーズ2 256GB)と対応するメモリの種類(2026-10-08 実ブラウザで確認、英語ページ)
- Microsoft Learn「Windows および Windows Server リリースのメモリ制限」:物理メモリの上限(Windows 10 の X86(32ビット)版は全エディションで4GB、X64 版は Home 128GB・Pro 2TB/Windows 11 の X64 版は Home 128GB・Pro 2TB)(2026-10-04 取得)
- AMD「AMD Ryzen 7 7800X3D デスクトップ プロセッサ」製品ページ:最大メモリ 128GB、最大メモリ速度 2x1R・2x2R DDR5-5200、4x1R・4x2R DDR5-3600(2026-10-08 確認)
- AMD「AMD Ryzen 7 9700X デスクトップ プロセッサ」製品ページ:サーマル ソリューション(PIB)が含まれていないこと、最大メモリ 256GB(2026-10-08 確認)
- AMD「AMD Ryzen 7 9800X3D デスクトップ プロセッサ」製品ページ:システムメモリタイプ DDR5、最大メモリ速度 2x1R・2x2R DDR5-5600、4x1R・4x2R DDR5-3600(2026-10-07 実ブラウザで確認)
- GIGABYTE「Boost Your DDR5 Capacity to 192GB with GIGABYTE Intel 700 and 600 Motherboards」(2023-02-14):インテル 700・600シリーズのDDR5マザーボードが、BIOSの更新なしで24GB・48GBのメモリに対応し、最大が4枚で192GB・2枚で96GBになったこと(2026-10-08 実ブラウザで確認、英語ページ)
- GIGABYTE「GIGABYTE Latest Beta BIOS Enables Non-binary Memory Support on AMD AM5 Platform」(2023-05-03):AM5(X670・B650・A620)のマザーボードが、BIOSの更新で24GB・48GBのDDR5メモリに対応し、最大が4枚で192GB・2枚で96GBになったこと(2026-10-08 実ブラウザで確認、英語ページ)
- Windowsの「システム情報」(msinfo32):Windowsキー+R を押して「msinfo32」と入力し、「システムの要約」の「プロセッサ」を見ます。
- マザーボードの製品ページ(メモリの仕様とメモリ対応表):メーカーサイトでマザーボードの型番を検索し、製品ページの「仕様」のメモリの欄と、「メモリ対応表」「QVL」の欄を開きます。
BTO・メーカー製PCをお使いの場合、マザーボードの型番は、Windowsの「システム情報」の「ベースボード製品」、または CPU-Z の Mainboard タブで確認できます(別のソフトを入れられない環境では、システム情報だけで足ります)。そこに出た型番でメーカーサイトが見つからないときは、マザーボードのメーカーではなくPCを買った店の製品ページ(構成表)と、その機種のサポートページを見てください。それでも分からない項目は、購入元に問い合わせるのが確実です。
この記事の互換情報は、各メーカーが公開している仕様をもとにしています。誤りが残る可能性もあるため、購入前にメーカーの公式仕様もあわせてご確認ください。
判定の根拠は判定の方法にまとめています。