メモリ4枚挿しのデメリット|不安定と言われる理由と2枚挿しとの違い

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本記事にはアフィリエイト広告を含みます。掲載している互換情報は各メーカーの公開仕様に基づいており、広告の有無によって内容を変えることはありません。

結論:デメリットは、2枚挿しより速度が下がることです

  • 2枚挿しより速度が下がります
  • 動作には問題ありません

4枚挿しが不安定と言われる理由

4枚挿しは、マザーボード(メモリやCPUを挿す、パソコンの土台の基板)のメーカーが認めている挿し方です。「不安定になる」と言われるのは、4枚挿しでは速度の上限が下がり、XMP(メモリを箱に書かれた速度で動かす設定)/EXPO(箱に書かれた速度で動かす設定)がそのままでは動かないことがあるためです。そのときは、BIOS(PCの起動直後に出る設定画面)でXMP/EXPOを切るか、速度を一段下げると、4枚のまま使えます。

いま何枚挿さっているかを確かめる

  1. キーボードの Ctrl と Shift と Esc を同時に押して、タスクマネージャーを開きます。
  2. 左の「パフォーマンス」を押し、「メモリ」を選びます。
  3. 右下の「使用中のスロット(メモリを挿す差し込み口)」を見ます。「2/4」なら4本の差し込み口のうち2枚、「4/4」なら4枚挿さっています。
  4. 同じ画面の「使用中」が、上に出ている合計の量に近い状態が続くなら、容量が足りていません。

4枚挿さっていて容量が足りているなら、そのまま使えます。2枚で容量が足りないなら、下の「同じ容量にするなら枚数は少ないほうがよい」を見てください。

枚数による違い

枚数 動作 備考
1枚 シングルチャネル 帯域が半分になります
2枚 デュアルチャネル(2枚1組で読み書きする方式) 標準的な構成です
4枚 デュアルチャネル 速度の上限が下がります(マザーボードの仕様)

4枚挿しで起きること

4枚挿しでは、マザーボードの仕様で、メモリが動く速度の上限が2枚挿しより低く決められています。XMP/EXPOで箱に書かれた速度を指定しても、その上限を超えると起動しないことがあります。枚数ごとの速度の上限は、マザーボードの仕様表の「メモリ」の欄で確かめられます。

同じ容量にするなら枚数は少ないほうがよい

同じ合計容量なら、枚数の少ないほうが有利です。たとえば32GBにする場合、16GB×2 は 8GB×4 より高い速度で回しやすく、スロットが2本空くので次の増設もしやすくなります。

2枚挿しのときに挿す位置

スロットが4本ある場合、2枚挿しではCPUソケット(CPUを取り付ける場所)から見て2番目と4番目(差し込み口の横に A2・B2 と印字されていることが多い)に挿すのが標準です。1番目と3番目に挿すとデュアルチャネルにならない、あるいは速度が出ないことがあります。配置はマザーボードごとに違うので、必ずマニュアルの表を見てください。

抜き差しするときの手順

  1. PCの電源を切り、電源ユニット(パソコン全体に電気を送る部品)のスイッチをオフにして、電源ケーブルを抜きます。BTO(注文時に構成を選べる完成品のパソコン)・メーカー製PCは、ケースを開ける前に保証の規定を確認してください。
  2. ケースの金属部分に触れて体の静電気を逃がします。メモリは端子に触れず、基板の側面を持ちます。
  3. スロット両端(片側だけの基板もあります)のツメを開き、切り欠きの位置を合わせて、両端を交互に、カチッと音がするまで垂直に押し込みます。斜めに力を入れないでください。
  4. 電源を戻して起動し、タスクマネージャーで容量が増えているかを確認します。
  5. 起動しない場合は、足したメモリを外して元の構成に戻します。外すときも電源を切って電源ケーブルを抜き、スロット両端のツメを開いてから、基板の側面を持って垂直に引き抜きます。それで起動すれば、足したメモリとの組み合わせの問題です。その先の切り分けはメモリ増設後に起動しないにあります。

静電気と、斜めに力をかけたときの端子の変形を避けるため、上の順番どおりに行ってください。

枚数を減らして組み直す場合

4枚挿しで問題なく動いているなら、買い替えは要りません。下記は、同じ容量を少ない枚数にまとめる場合の候補です。対応を確認しやすいメーカーの製品から1つずつ選んで並べたもので、当サイトが実際に使用して比較したものではありません。購入前には、必ずメーカーの仕様欄で対応状況をご確認ください。

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よくある質問

4枚挿しにすると壊れますか。

壊れた事例は当サイトでは確認していません。マザーボードの仕様では4枚挿しは認められた挿し方で、動作する速度が下がったり、XMP/EXPOの設定どおりに動かなかったりします。

2枚挿しと4枚挿しで、体感の速さは変わりますか。

当サイトでは測っていません。確かめられるのは、容量が足りているか(タスクマネージャー)と、4枚のときに対応する速度(マザーボードの仕様)です。

32GBにするなら 16GB×2 と 8GB×4 のどちらがよいですか。

マザーボードの仕様では、2枚挿しの 16GB×2 のほうが速い速度で動かせ、差し込み口が2本空くので次の増設もできます。

4本あるスロットのどこに挿せばよいですか。

2枚挿しの場合は、CPUを取り付ける部分(CPUソケット)から見て2番目と4番目が標準です。ただしマザーボードによって違うため、マニュアルの表を必ず確認してください。

BTO・メーカー製PCをお使いの場合、ケースを開ける、あるいは部品を交換すると製造元の保証が受けられなくなることがあります。規定はメーカーや販売店ごとに違うため、作業の前に購入元の保証規定を確認してください。保証期間が残っていて困りごとが起きているなら、自分で替える前に購入元へ相談するほうが早く済むことがあります。

出典と確認方法

このページの互換情報は、以下の公開仕様に基づいています。同じ手順でご自身でも確認できます。

  • マザーボードのマニュアル(メモリの挿す位置):メーカーサイトのサポート欄からマニュアルPDFを開き、メモリスロットの項にある表を確認します。2枚のときに使うスロットはマザーボードごとに違うため、この確認は省略できません。
  • マザーボードの製品ページ(メモリの仕様):メーカーサイトで型番の仕様欄を開き、「メモリー」の項を確認します。対応世代のほか、1枚あたりの最大容量と合計の最大容量が書かれています。サポート欄には「メモリー対応リスト(QVL)」があり、そのマザーボードで動作確認された型番が載っています。
  • JEDEC DDR5 SDRAM 規格(JESD79-5C):DDR5のピン数・電圧・動作速度の規格値

BTO・メーカー製PCをお使いの場合、マザーボードの型番は、Windowsの「システム情報」の「ベースボード製品」、または CPU-Z の Mainboard タブで確認できます(別のソフトを入れられない環境では、システム情報だけで足ります)。そこに出た型番でメーカーサイトが見つからないときは、マザーボードのメーカーではなくPCを買った店の製品ページ(構成表)と、その機種のサポートページを見てください。それでも分からない項目は、購入元に問い合わせるのが確実です。

この記事の互換情報は、各メーカーが公開している仕様をもとにしています。誤りが残る可能性もあるため、購入前にメーカーの公式仕様もあわせてご確認ください。

判定の根拠は判定の方法にまとめています。