本記事にはアフィリエイト広告を含みます。掲載している互換情報は各メーカーの公開仕様に基づいており、広告の有無によって内容を変えることはありません。
結論:使えません
LGA1851のマザーボードでDDR4メモリは使えません。LGA1851が対応するのはDDR5のみで、メモリの世代間に下位互換はありません。
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メモリ世代ごとの違い
DDR3・DDR4・DDR5は切り欠き(ノッチ)の位置が異なり、対応していないスロットには物理的に挿さりません。DDR4とDDR5はピン数がどちらも288本ですが、それでも挿さりません。
| 世代 | DIMMピン数 | 電圧 | 採用ソケット |
|---|---|---|---|
| DDR3 | 240ピン | 1.5V | LGA1155/LGA1150/AM3+ |
| DDR4 | 288ピン | 1.2V | LGA1151/LGA1151-300/LGA1200/LGA1700/LGA2066/AM4 |
| DDR5 | 288ピン | 1.1V | LGA1700/LGA1851/AM5 |
変換や設定では超えられない
DDR4とDDR5はそもそもスロットに入りません。BIOSの設定でも変換アダプタでも解決しません。上の表で、お使いのソケットの行にある世代を選んでください。
LGA1851でDDR4メモリが使えるマザーボードはありますか
ありません。LGA1851のマザーボードが対応するメモリはDDR5だけで、DDR4に対応したLGA1851の製品はメーカーの仕様に存在しません。対応する世代が製品ごとに分かれるソケット(LGA1700のDDR4/DDR5)とは違い、LGA1851は1つの世代に固定されています。いまのDDR4を使い続けるなら、DDR4に対応するソケットのマザーボードとCPUのままにする、という選び方になります。
LGA1851へ移る(またはLGA1851のまま使う)と決めたあとに確かめることは、こちらの記事にまとめてあります。
- DDR4とDDR5の違い──買い替えたメモリで何が変わるか
- CPUを買い替えたら今のマザーボードは使える?──ソケットが変わると、マザーボードとメモリまで替わります
- CPUクーラーはそのまま使えるか──取付穴が同じかで決まります
間違えるとどうなるか
切り欠きの位置が違うため、そもそもスロットに挿さりません。挿すときはPCの電源を切って電源ケーブルを抜いてから作業し、無理に押し込まないでください。押し込むとスロットの端子とメモリの基板を両方痛めます。力を入れずに入らない時点で世代違いを疑ってください。BTO・メーカー製PCは、ケースを開ける前に保証の規定を確認してください。
買い替えなくてよい場合
- 動作が重いという理由だけで、メモリを買い替える必要はありません。タスクマネージャーでメモリの使用量が上限に張り付いているかを先に確認してください。張り付いていなければ原因は別にあります。ここでいうメモリはPC本体のメモリ(システムメモリ)で、グラフィックボードのVRAMとは別のものです。ゲームや動画編集だけが重い場合は、グラフィックボードに載っているメモリ(VRAM)の不足も考えられます。確かめ方はVRAMとシステムメモリの違いにあります。
- いま挿さっているメモリが1枚だけなら、同じ規格のメモリを1枚追加してデュアルチャネルにするほうが、買い替えより安く効きます。
- 新しい世代のメモリを使いたいという理由だけでは、マザーボードとCPUまで替えることになります。その費用に見合うかを先に見積もってください。
使えなくなったDDR4のメモリはどうするか
LGA1851へ移ると、いま挿さっているDDR4は挿す先が無くなります。置いておいても構いませんし、処分しても構いません。買取に出すという選択肢もあるので、行き先の1つとして挙げておきます。
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LGA1851へ移ると決めた場合の候補
LGA1851ではDDR5のメモリとLGA1851のマザーボードを新しく買います。DDR5とマザーボードを1つずつ並べています。対応を確認しやすいメーカーの製品から1つずつ選んで並べたもので、当サイトが実際に使用して比較したものではありません。購入前には、必ずメーカーの仕様欄で対応状況をご確認ください。
シリコンパワー DDR5 32GB(16GB×2) デスクトップ用 PCメモリ DDR5-5600 ゲーミング 5600MHz(PC5-44800)288ピン CL40 1.1V UDIMM Non-ECC RAM コンピューター メモリ SP032GBLVU560F22
MSI|エムエスアイ MSI B860 GAMING PLUS WIFI マザーボード Intel Core Ultra 200S(LGA1851)対応 B860 GAMING PLUS WIFI
よくある質問
LGA1851対応でDDR4メモリが使えるマザーボードはありますか。
ありません。LGA1851が対応するのはDDR5だけで、メーカーの仕様にDDR4対応のLGA1851製品は存在しません。型番に「D4」などの表記があっても、LGA1851ではなく別のソケットの製品です。
世代の違うメモリを変換アダプタで使えますか。
DDR3・DDR4・DDR5の間に下位互換は一切ありません。ピン数が同じDDR4とDDR5も、切り欠きの位置が違うため挿さりません。実用的な変換アダプタも存在しません。
容量や速度の違うメモリを混ぜても動きますか。
容量や速度の異なるモジュールを混ぜると、低いほうに合わせて動作するか、起動しないことがあります。同一型番の2枚組セットで購入するのが確実です。
2枚と4枚ではどちらがよいですか。
2枚1組で挿すとデュアルチャネルで動作します。スロットが4本ある場合はマニュアルの推奨スロットに従ってください。
BTO・メーカー製PCをお使いの場合、ケースを開ける、あるいは部品を交換すると製造元の保証が受けられなくなることがあります。規定はメーカーや販売店ごとに違うため、作業の前に購入元の保証規定を確認してください。保証期間が残っていて困りごとが起きているなら、自分で替える前に購入元へ相談するほうが早く済むことがあります。
出典と確認方法
このページの互換情報は、以下の公開仕様に基づいています。同じ手順でご自身でも確認できます。
- マザーボードの製品ページ(メモリの仕様):メーカーサイトで型番の仕様欄を開き、「メモリー」の項を確認します。対応世代のほか、1枚あたりの最大容量と合計の最大容量が書かれています。サポート欄には「メモリー対応リスト(QVL)」があり、そのマザーボードで動作確認された型番が載っています。
- Intel® 製品仕様データベース(ARK):IntelのCPUがどのソケットに対応し、どの世代に属するか
BTO・メーカー製PCをお使いの場合、マザーボードの型番は、Windowsの「システム情報」の「ベースボード製品」、または CPU-Z の Mainboard タブで確認できます(別のソフトを入れられない環境では、システム情報だけで足ります)。そこに出た型番でメーカーサイトが見つからないときは、マザーボードのメーカーではなくPCを買った店の製品ページ(構成表)と、その機種のサポートページを見てください。それでも分からない項目は、購入元に問い合わせるのが確実です。
この記事の互換情報は、各メーカーが公開している仕様をもとにしています。誤りが残る可能性もあるため、購入前にメーカーの公式仕様もあわせてご確認ください。
判定の根拠は判定の方法にまとめています。