本記事にはアフィリエイト広告を含みます。掲載している互換情報は各メーカーの公開仕様に基づいており、広告の有無によって内容を変えることはありません。
結論:作業は5手順です。難しいのは買う前の3つの確認です
作業そのものは、電源を切って、マニュアルの指定スロットに切り欠きを合わせて押し込むだけです。難しいのは買う前で、世代・空きスロット・混ぜてよいかの3つを確かめてから買います。
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買わなくてよい場合
- いまの容量で足りているなら、増やしても体感は変わりません。重いと感じている瞬間に、タスクマネージャーの「利用可能」が数GB残っているなら足りています(メモリ増設で何が変わる?)。
- AIや画像生成で「メモリが足りない」と出る場合は、グラフィックボードに載っている専用メモリ(VRAM)の話で、この記事の増設では変わりません(VRAMとメモリの違い)。
買う前に確かめる3つ
挿さらない・起動しないという失敗は、作業ではなく買う前に起きています。次の3つを確かめてから買ってください。
| 確かめること | なぜ | どこで分かるか |
|---|---|---|
| 世代(DDR4/DDR5) | いま挿さっているメモリと同じ世代にします。世代が違うと切り欠きの位置が違い、挿さりません。 | タスクマネージャーの「メモリ」画面に速度が出ます(「フォームファクター」がDIMMならデスクトップ用のメモリです)。挿さるかは互換チェッカーで判定できます。 |
| 空きスロット | 空きが無ければ、いまのメモリを外して入れ替えることになります。 | 同じ画面の「使用中のスロット」(例: 2/4)で分かります。 |
| 混ぜてよいか | いまのメモリに違う製品を足すと、動く場合と動かない場合があります。2枚1組のキットが確実です。 | 違うメーカーのメモリを混ぜても動くかに組み合わせの条件があります。買うキットの選び方はメモリの選び方にあります。 |
挿す位置と、開ける前の確認
2枚は対になって動く(デュアルチャネル)ので、挿す位置が決まっています。スロットが4本ある場合、2枚挿しではCPUソケットから見て2番目と4番目(A2/B2と書かれていることが多い)に挿すのが標準です。1番目と3番目に挿すとデュアルチャネルにならない、あるいは速度が出ないことがあります。配置はマザーボードごとに違うので、必ずマニュアルの表を見てください。マニュアルが手元に無いメーカー製・BTOのPCでも、マザーボードの型番はシステム情報で分かり、メーカーサイトからマニュアルを開けます。
増設の手順
- PCの電源を切り、電源ユニットのスイッチをオフにして、電源ケーブルを抜きます。BTO・メーカー製PCは、ケースを開ける前に保証の規定を確認してください。
- ケースの金属部分に触れて体の静電気を逃がします。メモリは端子に触れず、基板の側面を持ちます。
- スロット両端(片側だけの基板もあります)のツメを開き、切り欠きの位置を合わせて、両端を交互に、カチッと音がするまで垂直に押し込みます。斜めに力を入れないでください。
- 電源を戻して起動し、タスクマネージャーで容量が増えているかを確認します。
- 起動しない場合は、足したメモリを外して元の構成に戻します。外すときも電源を切って電源ケーブルを抜き、スロット両端のツメを開いてから、基板の側面を持って垂直に引き抜きます。それで起動すれば、足したメモリとの組み合わせの問題です。その先の切り分けはメモリ増設後に起動しないにあります。
静電気と、斜めに力をかけたときの端子の変形を避けるため、上の順番どおりに行ってください。
買うと決めたら、次は候補です。価格は日々変わるため、この記事には載せていません。当日の価格は、下の商品カードのリンク先でご確認ください。
買うと決めた場合の候補
下記は、世代と空きスロットを確かめたうえで買う場合の候補です。いまのメモリと同じ世代(DDR4/DDR5)の2枚1組を選んでください。対応を確認しやすいメーカーの製品から1つずつ選んで並べたもので、当サイトが実際に使用して比較したものではありません。購入前には、必ずメーカーの仕様欄で対応状況をご確認ください。
Crucial ゲーミングモデル Ballistix Sport LT DDR4 メモリ【永久保証・翌日配達送料無料】 Ballistix Sport LT White 16GB(8GBx2枚) DDR4-2666 DIMM BLS8G4D26BFSC 海外パッケージ
シリコンパワー DDR5 32GB(16GB×2) デスクトップ用 PCメモリ DDR5-5600 ゲーミング 5600MHz(PC5-44800)288ピン CL40 1.1V UDIMM Non-ECC RAM コンピューター メモリ SP032GBLVU560F22
よくある質問
1枚だけ足してもいいですか。
動きますが、2枚が対になるデュアルチャネルにならないことがあります。違いはメモリ1枚と2枚で何が変わる?にあります。
増設したあと、XMP(EXPO)の設定は必要ですか。
必要ではありません。設定しなくても定格の速度で動きます。XMP/EXPOは、そのメモリの組み合わせで検証された設定を読み込む仕組みです。別の製品を混ぜると、この設定が当てにならなくなります。定格(JEDEC)の速度では動いても、XMPを有効にすると起動しなくなることがあります。
ノートパソコンも同じ手順ですか。
この記事はデスクトップ向けです。ノートパソコンのメモリはSO-DIMMという別の形で、取り付け位置や開け方が機種ごとに違うため、メーカーのマニュアルに従ってください。
増設したら起動しなくなりました。
手順5のとおり元の構成に戻して確かめます。そこから先の切り分けはメモリを増設したら起動しないにあります。
BTO・メーカー製PCをお使いの場合、ケースを開ける、あるいは部品を交換すると製造元の保証が受けられなくなることがあります。規定はメーカーや販売店ごとに違うため、作業の前に購入元の保証規定を確認してください。保証期間が残っていて困りごとが起きているなら、自分で替える前に購入元へ相談するほうが早く済むことがあります。
出典と確認方法
このページの互換情報は、以下の公開仕様に基づいています。同じ手順でご自身でも確認できます。
- マザーボードのマニュアル(メモリの挿す位置):メーカーサイトのサポート欄からマニュアルPDFを開き、メモリスロットの項にある表を確認します。2枚のときに使うスロットはマザーボードごとに違うため、この確認は省略できません。
- マザーボードの製品ページ(メモリの仕様):メーカーサイトで型番の仕様欄を開き、「メモリー」の項を確認します。対応世代のほか、1枚あたりの最大容量と合計の最大容量が書かれています。サポート欄には「メモリー対応リスト(QVL)」があり、そのマザーボードで動作確認された型番が載っています。
- Microsoft Japan Windows Technology Support Blog「タスク マネージャーの見方(Memory)」:タスクマネージャーのメモリ画面に出る各項目の定義と、コミット済みが実際に割り当てられた量とは一致しないこと
BTO・メーカー製PCをお使いの場合、マザーボードの型番は、Windowsの「システム情報」の「ベースボード製品」、または CPU-Z の Mainboard タブで確認できます(別のソフトを入れられない環境では、システム情報だけで足ります)。そこに出た型番でメーカーサイトが見つからないときは、マザーボードのメーカーではなくPCを買った店の製品ページ(構成表)と、その機種のサポートページを見てください。それでも分からない項目は、購入元に問い合わせるのが確実です。
この記事の互換情報は、各メーカーが公開している仕様をもとにしています。誤りが残る可能性もあるため、購入前にメーカーの公式仕様もあわせてご確認ください。
判定の根拠は判定の方法にまとめています。