本記事にはアフィリエイト広告を含みます。掲載している互換情報は各メーカーの公開仕様に基づいており、広告の有無によって内容を変えることはありません。
結論:グラボ・電源・SSDの範囲なら、単品で替えるほうが安く済む場合が多いです
決め手は、替える範囲と、CPUの世代が変わるかです。グラフィックボード・電源・SSD・HDDの範囲で済むなら、単品で替えるほうが安く済む場合が多いです。
結論に合う候補を見る(ページ内の製品カードへ移動します)
CPUを替えることになり、マザーボードも替わる(メモリの規格が変わればメモリも)なら、BTOに買い替えたほうが安く済む場合が多いです。
どのパーツを替えるべきかは、いま困っていることから決まります
自作PCとBTOのどちらが安いかを考える前に、どのパーツを替えるのかを確かめるのが先です。困っていることごとに、原因になりやすいパーツは決まっています。下の表で自分の行を見つけてください。
| 困っていること | 原因になりやすいパーツ | 確かめ方 |
|---|---|---|
| ゲームがカクつく・重い | グラフィックボード(CPU側が原因のこともあります) | グラボは本体だけ買えば替えられる? |
| AIや画像生成が動かない・遅い | グラフィックボードのVRAM(グラボ専用のメモリ) | VRAMとメモリの違い/VRAM容量ごとの上限 |
| 容量が足りない・読み込みが遅い | SSD(増設) | M.2 SSDはどのスロットに挿すか |
| 「メモリが足りない」で重くなる | メモリ(増設) | 増設前にタスクマネージャーで確かめる |
| Windows 11に対応していないと出た | CPU+マザーボード(メモリは新しいマザーボードの規格による) | そのCPUはWindows 11に対応? |
| 何年も前のPCで、全体に遅い | CPUの世代ごと(マザーボードも替わり、メモリは規格が変われば替える) | CPUの世代と対応マザーボード一覧 |
替えるパーツが増えるかどうかの分かれ目は、CPUです。CPUは、いまのソケット(CPUを載せる台座)に対応する世代でなければマザーボードごと替わり、マザーボードが替わるとメモリの世代(DDR4/DDR5)も変わることがあります。メモリの世代が変われば3点になり、ケース・電源・ストレージ以外は新しいPCと同じ構成です。
替えるパーツが増えると、単品の安さは消えます
どちらが安いかは、実際の出品で数えました。例に使ったカードはRTX 5060 Tiで、この記事で候補に挙げるBTO完成品と同じクラスです。替える範囲ごとに、単品の合計と、同じカードを積んだBTO完成品を比べています。表の「必要システム電源」は、カードのメーカーが公表している、電源ユニットに求める出力(W)のことです。価格は日々変わるので金額は載せていません。
| 替える範囲 | 点数 | 安いのはどちら | どういう場合か |
|---|---|---|---|
| グラボだけ替える | 1点 | パーツ交換 | 電源の容量とコネクタが足りていて、いまのCPUで不満がない場合です。 |
| グラボ+電源 | 2点 | パーツ交換 | 電源の容量が必要システム電源に届かない、またはコネクタの本数が足りない場合です。 |
| グラボ+電源+SSD | 3点 | パーツ交換 | 生成したデータの置き場所が足りない場合です。 |
| グラボ+電源+SSD+HDD | 4点 | パーツ交換 | AI画像生成や動画生成を本格的に行う場合の典型的な範囲です。 |
| 上記+CPU+マザーボード+メモリ | 7点 | BTO | CPUの世代がいまのマザーボードで動かない場合、マザーボードも替えます。メモリは新しいマザーボードの規格(DDR4・DDR5)で決まり、規格が変わればメモリも替えます。 |
2026-08-23の楽天市場の出品(BTO 17件)では、替えるのが4点までは単品のほうが安く、7点ではBTOのほうが安い側でした。BTOの価格にはケース・OS・組み立て・保証が含まれます。単品側は、同じ日の楽天市場の出品から品目ごとに選んだ値の合計で、電源やケースはそのまま使える前提です。
いっそBTOにする、と決めてよい場合
次のどれかに当てはまるなら、単品で安く済ませる道を探すより、BTOに買い替える側で考えたほうが、あとで困りません。
- CPUを替えることになり、マザーボードも替わります(メモリの規格が変わればメモリも替え、上の表の7点)。いまのPCがWindows 11に対応していない場合も、CPUの世代で決まるのでここに入ります。
- 電源ユニットの型番が分からず、グラフィックボードを替えてよいか判定できません。メーカー製・BTOのPCでは電源の仕様が公開されていないことがあります。
- 組み立てと、動かなかったときの切り分けを自分で引き受けたくありません。
単品で替えた場合に残るのは、次の3つです。
- 動かなかったときの切り分けが自分の仕事になる
- 保証がパーツごとに分かれる
- 替える品目ごとに、別々の店から買うことになる
BTOを選ぶときに確かめる3つ
1つ目は、グラフィックボードのVRAM容量です。同じ「RTX 5060 Ti」に8GB版と16GB版があり、当サイトが2026-09-02に楽天市場で数えたBTO完成品63件のうち51件(81%)は商品名に容量を書いていませんでした。商品名にある「16G」のような容量は本体のメモリを指していることがあり、VRAMとは別です。商品ページの仕様欄で容量を確かめてください。
2つ目は、メモリとSSDの容量です。BTOは注文時に増やせることが多く、あとから増設するより手間がかかりません。いま困っている理由が容量なら、注文時に足りる量にしておきます。
3つ目は、電源ユニットの出力です。構成表に電源の出力(W)が書かれているものを選んでおくと、あとでグラフィックボードだけ替えるときに困りません。価格は日々変わるため、この記事には載せていません。当日の価格は、下の商品カードのリンク先でご確認ください。
CPUを替えずに済む場合の行き先
上の表でCPUを替えずに済む方は、単品で替えたほうが安く済みます。替えるパーツごとの記事はこちらです。
- グラフィックボード: RTX 3060・3060 TiからRadeonに乗り換えられる?(買い替え先ごとの記事に進めます)
- 電源ユニット: グラボ交換で電源容量は足りる?
- メモリ: 増設前にタスクマネージャーで確かめる
- SSD: M.2 SSDはどのスロットに挿すか
買い替えで余る、いまのパソコンはどうするか
BTOに買い替えると、いまのパソコンが丸ごと余ります。手放す前に、ストレージのデータを消去してください。置いておいても構いませんし、処分しても構いません。買取に出すという選択肢もあるので、行き先の1つとして挙げておきます。
送料・手数料・査定料・梱包材がすべて無料【パソコン買取アローズ】![]()
パーツ単位で外す場合の、売る・とっておく・処分するの決め方はこちらにまとめてあります。
BTOに買い替えると決めた場合の候補
CPUまで替えることになった方の候補です。グラボ・電源・SSDの範囲で済む方は、この節を飛ばして、下の「CPUを替えずに済む場合の行き先」へ進んでください。
支払う金額が増えても、BTOでは全部のパーツが新品になり、組み立て済みで、動かなかったときの問い合わせ先が1つになります(保証の内容と期間は販売店ごとに違うので、購入前にリンク先の保証規定をご確認ください)。増える分で買っているのは、その手間と切り分けです。
下記はRTX 5060クラスを積んだ完成品の候補です。対応を確認しやすいメーカーの製品から1つずつ選んで並べたもので、当サイトが実際に使用して比較したものではありません。購入前には、必ずメーカーの仕様欄で対応状況をご確認ください。
デスクトップパソコン 新品 Core i5-14400F/RTX 5060 Ti/16GB/1TB SSD/Windows 11 BTO
VRAMの容量はリンク先の仕様欄でご確認ください(商品名の16GBは本体のメモリのことがあります)。
3年保証 デスクトップパソコン 新品 Core Ultra 7 265F/RTX 5060/16GB/500GB SSD/Windows 11 BTO
VRAMの容量はリンク先の仕様欄でご確認ください(商品名の16GBは本体のメモリのことがあります)。
よくある質問
いま使っているPCのSSDやHDDの増設も考えています。それも含めてBTOのほうが得ですか。
SSDやHDDの増設だけなら、いまのPCに空きスロットがあれば単品です(M.2 SSDはどのスロットに挿すか)。グラフィックボードと電源も替えるなら、増設を足して3〜4点になります。上の表では、その範囲でも単品のほうが安い側でしたが、CPUまで替えるならBTO側になります。
Windows 11に対応していないと出ました。買い替えるしかありませんか。
対応しているかはCPUの世代で決まります。確かめ方と、対応していない場合にどうなるかはそのCPUはWindows 11に対応?にまとめています。
AIを動かしたいのですが、BTOのVRAMはいくつ必要ですか。
動かしたいAIで決まります。必要な容量の決め方はAI用のパソコンは何を基準に選ぶ?にまとめています。
BTOを買ったあとで、パーツを替えられますか。
替えられます。ただし本体の保証の扱いはメーカーごとに違うため、当サイトでは判断できません。購入元の条件をご確認ください。
パーツが値上がりしています。待ったほうがいいですか。
当サイトでは、いつ下がるかを予測しません。パーツごとの値上がりの事情はPCパーツはなぜ高い?待つべきか、セールの日程はグラボの買い時はいつ?にまとめています。
出典と確認方法
このページの互換情報は、以下の公開仕様に基づいています。同じ手順でご自身でも確認できます。
- 価格の調べ方(商品カードのリンク先):商品カードの候補は、楽天市場の商品検索から中古・海外直送・ミニPC・型番と世代表記が矛盾する商品を除いて機械的に選んでいます。価格は記事に載せていないため、当日の価格はリンク先でご確認ください。
- グラフィックボードの製品ページ(寸法・補助電源):メーカーサイトで型番の仕様欄を開き、寸法と Power Connectors の項を確認します。同じGPUでもメーカーやモデルによって全長は大きく変わるため、GPU名ではなく製品型番で確認してください。
- 電源ユニットの製品ページ(コネクタ構成):製品の仕様欄でコネクタの内訳を確認します。「8ピン×2」と書かれていても、1本のケーブルが6+2ピンに分岐しているだけの場合があります。分岐で賄うと1本のケーブルに負荷が集中するため、本数だけでなくケーブルの構成も見てください。BTO・メーカー製PCで電源の型番が仕様表に無い場合は、電源を切って電源ケーブルを抜いてからケースを開け、電源ユニット本体のラベルで型番とコネクタ構成を確かめます(BTOは保証の規定を先に確認してください)。
- NVIDIA GeForce RTX 50 シリーズ 製品仕様(必要システム電源):各カードの消費電力(Total Graphics Power)、必要システム電源、補助電源コネクタ、および必要システム電源が前提にしているCPU
- NVIDIA「現行世代と前世代の GeForce シリーズのグラフィックス カードの比較」:RTX 50シリーズのCUDAコア数、AI TOPS、レイトレーシングのTFLOPS、標準メモリ構成、メモリインターフェイス幅、RTX 40シリーズ(4070/4070 SUPER/4070 Ti/4070 Ti SUPER/4060 Ti)のCUDAコア数と標準メモリ構成(2026-09-11)
この記事の互換情報は、各メーカーが公開している仕様をもとにしています。誤りが残る可能性もあるため、購入前にメーカーの公式仕様もあわせてご確認ください。
判定の根拠は判定の方法にまとめています。