本記事にはアフィリエイト広告を含みます。掲載している互換情報は各メーカーの公開仕様に基づいており、広告の有無によって内容を変えることはありません。
結論:型番の世代で決まります
Microsoftが公開している対応リストと照らして判定します。Intelは第8世代以降、AMDはRyzen 2000シリーズ以降が載っています。載っていない場合、CPUを替えるだけでは済みません。
結論に合う候補を見る(ページ内の製品カードへ移動します)
型番を入れるだけで判定できます。互換チェッカーの「Windows 11に対応か」で、Microsoftのリストと照らした結果が出ます。
対応の下限
Microsoftが公開している対応リスト(Windows 11 バージョン24H2版)を全文確認しました。バージョンごとに別のリストがあるので、確認するときはバージョンを合わせてください。
| メーカー | リストに載っている範囲 | 載っていないもの |
|---|---|---|
| Intel | 第8世代から第14世代までのCore、Core プロセッサ(シリーズ1・シリーズ2)、Core Ultra プロセッサ(シリーズ1・シリーズ2・シリーズ3) | 第7世代(Kaby Lake)以前はリストにありません。i7-7700 や i7-2700K はここに当たります。 |
| AMD | Ryzen 2000シリーズから 8000シリーズまで | Ryzen 1000シリーズはリストにありません。Ryzen 9000シリーズもリストには載っていませんが、下の但し書きにより対象と見なされます。 |
型番から世代を読む方法は、Intelなら数字の先頭(4桁なら1桁目、5桁なら2桁目)、AMDなら Ryzen の後ろの4桁の先頭です。「Core i5-8500」は第8世代、「Ryzen 5 5600X」は5000シリーズです。
確かめる手順
- 使っているCPUの型番を確認します。「システム情報」を開くか、タスクマネージャーの「パフォーマンス」→「CPU」の右上に出ています。
- 型番から世代を読み取ります。Intelは数字の先頭(4桁なら1桁目、5桁なら2桁目)、AMDは Ryzen の後ろの4桁の先頭が世代です。
- 上の表と比べます。Intelは第8世代以降、AMDは Ryzen 2000シリーズ以降がリストに載っています。
- リストに載っていても、TPM 2.0 とセキュアブートが別に要ります。「PC正常性チェック」アプリで、CPU以外の条件もまとめて確認できます。
当サイトが判定できるのはCPUの世代がリストに載っているかまでです。TPMとセキュアブートはマザーボードとBIOSの設定によるため、実機で確認してください。
リストに載っていない新しいCPUはどうなるか
リストに無い=使えない、ではありません。Microsoftのページ自身に、次の但し書きがあります。
その後リリースされ、同じ原則を満たすプロセッサの将来の世代は、明示的にリストされていない場合でも、サポート対象と見なされます
— Microsoft Learn「Windows 11 バージョン24H2 でサポートされているプロセッサ」
この一文があるため、リストに載っていない新しいCPUでも使えないわけではありません。
たとえばAMDのRyzen 9000シリーズは、確認した時点のリストに載っていません。 それでもこの但し書きにより対象と見なされます。「リストに明記されている」と書いている説明を見かけますが、リストを開くと見つかりません。見つからなくても異常ではない、と知っておくと迷わずに済みます。
CPUを替えれば済むか
Intelの第7世代以前は、済みません。対応するCPUがいまのマザーボードでは動かないので、マザーボードも替えます。メモリは新しいマザーボードの規格で決まり、DDR3のPCは替えます。DDR4のPCなら、DDR4に対応したマザーボード(LGA1700のDDR4版など)を選べば使える場合があります。メモリの規格は、タスクマネージャーの「パフォーマンス」→「メモリ」で確かめられます。
AMDのRyzen 1000シリーズは、BIOS(マザーボードの設定画面)が対応していれば、同じAM4のRyzen 2000以降に替えられる場合があります。替えるパーツが増えるほど、パーツで揃える場合とBTOを買う場合の差は縮みます。比べ方はグラボ交換とBTO買い替え、どちらが安いかにあります。
CPU以外にも条件があります
対応リストに載っていても、それだけでは足りません。次はマザーボードとBIOSの条件で、CPUを替えても基板が古いままなら解決しません。
| 条件 | 内容 |
|---|---|
| TPM 2.0 | トラステッド プラットフォーム モジュールのバージョン2.0が要ります。古いマザーボードには載っていないことがあります。 |
| UEFI・セキュアブート対応 | システムファームウェアがUEFIで、セキュアブートに対応している必要があります。これもマザーボード側の条件です。 |
| メモリ 4GB以上 / ストレージ 64GB以上 | この2つは満たしていることがほとんどです。 |
| DirectX 12以降・WDDM 2.0のグラフィックス | 対応CPUの内蔵グラフィックスなら満たします。 |
間違えるとどうなるか
対応していないCPUのままWindows 11を入れる方法が出回っていますが、ここでは案内しません。Microsoftは、要件を満たさないデバイスについて「更新プログラムを受け取る保証はありません」「互換性やその他の問題のために誤動作する可能性があります」と明記しています。さらに「互換性の欠如によるPCの損傷は、製造元の保証の対象外です」とも書かれています。動かなくなったときに、直してもらう先がなくなります。
もうひとつはCPUだけ買ってしまうことです。いまのマザーボードで動かなければ、マザーボードを買い足すことになり、メモリの規格が変わればメモリも要ります。先に総額を確かめてから決めてください。
買わなくてよい場合
- 対応リストに載っているCPUなら、CPUについては何も買う必要がありません。残る条件はTPM 2.0とセキュアブートで、これは設定で有効にできることがあります。
- リストに載っていない新しいCPUを使っている場合も、上の但し書きにより対象と見なされます。買い直す必要はありません。
- Windows 10のまま使い続けるという選択もあります。ただし2025年10月14日でサポートが終了しており、以後のセキュリティ更新は、Microsoftの延長セキュリティ更新(ESU)に登録した場合だけ2027年10月12日まで提供されます。
入れ替えることになった古いPCはどうするか
対応していないIntelのCPUは、替えるとマザーボードも替わり、メモリも替えることがあります。PCごと買い替えた場合は、いまのPCが丸ごと余ります。置いておいても構いませんし、処分しても構いません。買取に出すという選択肢もあるので、行き先の1つとして挙げておきます。
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対応していないと分かった場合
上のとおり、対応リストに載っているCPUなら何も買う必要はありません。下記は、載っていなくて入れ替えることにした場合に、CPUと一緒に替えるマザーボードとメモリの候補です。どちらもメモリはDDR5のものです。CPUだけでは済まないので、先に総額を確かめてください。対応を確認しやすいメーカーの製品から1つずつ選んで並べたもので、当サイトが実際に使用して比較したものではありません。購入前には、必ずメーカーの仕様欄で対応状況をご確認ください。
MSI|エムエスアイ MSI B860 GAMING PLUS WIFI マザーボード Intel Core Ultra 200S(LGA1851)対応 B860 GAMING PLUS WIFI
シリコンパワー DDR5 32GB(16GB×2) デスクトップ用 PCメモリ DDR5-5600 ゲーミング 5600MHz(PC5-44800)288ピン CL40 1.1V UDIMM Non-ECC RAM コンピューター メモリ SP032GBLVU560F22
よくある質問
Core i7-7700です。Windows 11にできますか。
対応リストに載っていません。リストに載っているのはIntelなら第8世代以降です。第7世代の対応マザーボードでは第8世代以降のCPUは動かないので、CPUを替えるならマザーボードも替えます。いまのDDR4のメモリは、DDR4に対応したマザーボード(LGA1700のDDR4版など)なら使える場合があります。
Ryzen 9 9950Xはリストにありますか。
確認した時点のリストには載っていません。ただしMicrosoftのページに「その後リリースされ、同じ原則を満たすプロセッサの将来の世代は、明示的にリストされていない場合でも、サポート対象と見なされます」と書かれているため、対象になります。リストを見に行って見つからなくても正常です。
対応リストに載っていれば必ずWindows 11が入りますか。
CPU以外の条件があります。TPM 2.0とUEFI・セキュアブートが必要で、これはマザーボードとBIOSの設定によります。「PC正常性チェック」アプリで全体をまとめて確認できます。
要件を満たさないPCにWindows 11を入れる方法があると聞きました。
ここでは案内しません。Microsoftが想定していない構成で、更新が受けられるかの保証がないためです。
Windows 10のまま使い続けてもいいですか。
使えなくなるわけではありませんが、2025年10月14日でサポートが終了しています。以後のセキュリティ更新は、Microsoftの延長セキュリティ更新(ESU)に登録した場合だけ2027年10月12日まで提供されます(登録の条件はMicrosoftの案内ページにあります)。判断はご自身でお願いします。
出典と確認方法
このページの互換情報は、以下の公開仕様に基づいています。同じ手順でご自身でも確認できます。
- Microsoft Learn「Windows 11 バージョン 24H2 でサポートされている Intel プロセッサ」:Windows 11 が対応するIntelプロセッサが世代・シリーズ単位で一覧になっています
- Microsoft Learn「Windows 11 バージョン 24H2 でサポートされている AMD プロセッサ」:Windows 11 が対応するAMDプロセッサが型番単位で一覧になっています。リストに無い新しい世代の扱いも、このページの冒頭に書かれています
- Microsoft Learn「Windows 11 の要件」:CPU以外の最小要件(TPM 2.0、UEFI・セキュアブート、メモリ、ストレージ)
- Microsoft サポート「最小システム要件を満たしていないデバイスへのWindows 11 のインストール」:要件を満たさないPCにWindows 11を入れた場合の扱い(更新プログラムを受け取る保証、誤動作の可能性、製造元の保証の対象外)
- Microsoft Lifecycle「Windows 10 Home and Pro」:Windows 10 のサポート終了日
- Microsoft「Windows 10 のサポート終了」(ESU コンシューマー プログラムの案内):個人向けESUで更新が提供される期限(2027年10月12日)と登録条件
- Intel® 製品仕様データベース(ARK):IntelのCPUがどのソケットに対応し、どの世代に属するか
- AMD Processor Specifications:Ryzenがどのソケットに対応し、どの世代に属するか
この記事の互換情報は、各メーカーが公開している仕様をもとにしています。誤りが残る可能性もあるため、購入前にメーカーの公式仕様もあわせてご確認ください。
判定の根拠は判定の方法にまとめています。