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結論:ライセンスをどう手に入れたかで決まります
答えは、Windowsをどう手に入れたかで変わります。ライセンス条項は、PCに最初から入っていたものと、単体で買ったものを別の条文で扱っています。
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取得方法ごとの扱い
マイクロソフト ソフトウェア ライセンス条項(2024年4月最終更新)の第4条「譲渡」が、取得方法で分けています。当サイトはこの条文を引くだけで、個別の契約の解釈や適法性の判断はしません。
| Windowsをどう手に入れたか | こういう買い方をした場合 | 条項での扱い | 根拠 |
|---|---|---|---|
| パッケージ版・単体で買ったもの | 家電量販店やオンラインで、Windows単体を買った(USBメモリやプロダクトキーの形)。 | 移管できます | 条項の第4条bに「お客様が所有する他のデバイスに本ソフトウェアを移管することができます」と書かれています。 |
| PCに最初から入っていたもの | メーカー製PCやBTOを買ったときに、すでにWindowsが入っていた。 | デバイスと共にのみ | 条項の第4条aは「ライセンスを取得したデバイスと共にのみ」譲渡できると定めており、他のデバイスへ移管できるという記述がありません。 |
| DSP版・パーツと一緒に買ったもの | 自作PCショップで、パーツとセットで買った(いわゆるDSP版)。 | 条文からは決まりません | この条項に「DSP」という語は1度も出てきません。 条項が分けているのは「デバイスと共に頒布された」か「小売業者から取得した」かで、DSP版がどちらに当たるかは条文からは決まりません。 |
| どれか分からない | 買ったときの形を覚えていない。 | 条文からは決まりません | 分からないまま「使える」と決めないでください。 PCを買ったときから入っていたなら、プレインストール版です。Windows単体を買った記憶があるなら、パッケージ版です。 |
条文をそのまま引きます
判定の根拠は、言い換えずに置きます。以下は第4条からの引用です。
パッケージ版・単体で買ったもの
お客様は、本ソフトウェアをスタンドアロンソフトウェアとして取得した場合(およびスタンドアロンソフトウェアとして取得した本ソフトウェアからアップグレードした場合)、お客様が所有する他のデバイスに本ソフトウェアを移管することができます。
同じ第4条bに「新しいデバイスに本ソフトウェアを移転するときは常に、以前のデバイスから本ソフトウェアを削除する必要があります」ともあります。2台で同時に使う形にはできません。
PCに最初から入っていたもの
お客様は、デバイスにプレインストールされた本ソフトウェアを取得した場合(およびデバイスにプレインストールされた本ソフトウェアからアップグレードした場合)、ライセンスを取得したデバイスと共にのみ、本ソフトウェアを使用するライセンスを別のユーザーに直接譲渡することができます。
マザーボードを替えると、条項でいう「ライセンスを取得したデバイス」から離れることになります。当サイトはここから先の解釈をしません。
DSP版・パーツと一緒に買ったもの
お客様が本ソフトウェアを取得された方法に応じて、本文は、(i)お客様のデバイスと共に本ソフトウェアを頒布するデバイス製造業者またはソフトウェアインストール業者とお客様の間で、または(ii)お客様が本ソフトウェアを小売業者から取得された場合は、お客様とMicrosoft Corporationの間で、締結されるライセンス契約書です。
販売時に付いてくる条件は販売店ごとに違うため、当サイトでは判断できません。購入元の記載をご確認ください。
間違えるとどうなるか
間違えても気づきにくい、という点がいちばんの問題です。 壊れるわけでも、その場で止まるわけでもありません。認証が通ってしまうため、条項上の扱いと食い違っていても分からないままになります。
技術的に起動することと、条項で許されていることは別です。マザーボードを替えても、そのまま起動して認証が通ることはあります。Microsoftのサポートページにも、アカウントにリンクしていれば再認証できると書かれています。ただし、条項が他のデバイスへの移管を認めているのはスタンドアロン版だけです。認証が通ったことは、条項上の可否を確かめたことにはなりません。
SSDのデータが残るかどうかについて、当サイトは実機で試していないため断定しません。作業の前にバックアップを取ってください。これは条項の話ではなく、当サイトが確認できていないという理由によるものです。
買わなくてよい場合
- CPUだけを替える場合で、マザーボードをそのまま使うなら、この判定は関係ありません。同じマザーボードのままなら、ライセンスの扱いは変わりません。
- いま使っているPCが不便でないなら、替える必要がありません。
- 替えたいCPUが同じソケットに載るなら、マザーボードを買わずに済みます。先にソケットを確かめてください。
移管できないと分かった場合
上のとおり、単体で買ったWindowsなら買い直しは要りません。下記は、移管できないと分かって新しく用意する場合の候補です。対応を確認しやすいメーカーの製品から1つずつ選んで並べたもので、当サイトが実際に使用して比較したものではありません。購入前には、必ずメーカーの仕様欄で対応状況をご確認ください。
Microsoft Windows 11 Home HAJ-00094 パッケージ版 日本語 WINDOWS11HOME Windows11 マイクロソフト ウィンドウズ OS パソコン用 デスクトップ
よくある質問
Microsoftのサポートページには、ハードウェアを大幅に変更しても再認証できると書いてあります。ライセンスの種類は関係ないのではありませんか。
Microsoftのサポートページは、取得方法の種類を区別していません。ライセンス条項の第4条は取得方法で扱いを分けていて、片方にだけ、他のデバイスへ移管できると書かれています。どちらに当たるかは本文の判定で確かめてください。
マザーボードを替えたら、必ずWindowsを買い直しですか。
そうとは限りません。条項でいうスタンドアロン版(単体で買ったもの)は、「お客様が所有する他のデバイスに本ソフトウェアを移管することができます」と書かれています。分かれ目は、PCごと買ったのか、Windows単体で買ったのかです。
DSP版はどうなりますか。
この条項に「DSP」という語は1度も出てきません。条項が分けているのは「デバイスと共に頒布された」か「小売業者から取得した」かで、DSP版がどちらに当たるかは条文からは決まりません。販売時の条件は販売店ごとに違うため、購入元の記載をご確認ください。
認証が通ったなら、問題ないということですか。
認証が通ったことと、条項上どう扱われるかは別の話です。Microsoftのサポートページにも、アカウントにリンクしていればハードウェアを大きく変えても再認証できると書かれています。ただし条項が他のデバイスへの移管を認めているのはスタンドアロン版だけです。
SSDのデータは消えますか。
実機で試していないため、断定しません。作業の前にバックアップを取ってください。
CPUだけ替える場合も関係ありますか。
マザーボードをそのまま使うなら関係ありません。同じソケットに載るCPUなら基板を買わずに済むので、先に互換チェッカーの「CPUの型番から」で確かめてください。
出典と確認方法
このページの互換情報は、以下の公開仕様に基づいています。同じ手順でご自身でも確認できます。
- マイクロソフト ソフトウェア ライセンス条項(Windows オペレーティング システム・2024年4月最終更新):第4条の譲渡を確認できます。プレインストール版は「ライセンスを取得したデバイスと共にのみ」譲渡でき、スタンドアロン版は「所有する他のデバイスに移管することができます」と分けて書かれています。この条項に「DSP」という語は出てきません。
- Microsoft サポート「ハードウェア構成の変更後に Windows のライセンス認証をもう一度行う」:マザーボードを交換すると再ライセンス認証が必要になること、Microsoftアカウントにリンクしていればトラブルシューティングツールで再認証できることが書かれています。このページはライセンスの種類を区別していません。
この記事の互換情報は、各メーカーが公開している仕様をもとにしています。誤りが残る可能性もあるため、購入前にメーカーの公式仕様もあわせてご確認ください。
判定の根拠は判定の方法にまとめています。