本記事にはアフィリエイト広告を含みます。掲載している互換情報は各メーカーの公開仕様に基づいており、広告の有無によって内容を変えることはありません。
結論:条件付きでYES。いまのCPUがデスクトップのCore Ultra 200番台なら、マザーボード(CPUを挿す基板)を替えずに使えます
- デスクトップのCore Ultra 200番台(225・235など)なら使えます
- 第12〜14世代のインテルやAMDからは、マザーボードを替えます
- CPUの名前と、マザーボードの対応CPUの一覧で確かめます
使えるかに関係するCore Ultra 5 245Kの仕様(インテルの製品仕様の値)
インテルの表記では「Core Ultra プロセッサー(シリーズ2)」のデスクトップ用(Core Ultra 200S)で、名前の数字が200番台(225・245K・265K・285Kなど)のCPUです。245Kのソケット(CPUを取り付ける場所)はLGA1851(Core Ultra 200S用のCPUの差し込み口)で、メモリーはDDR5に対応しています。LGA1851のマザーボード(CPUやメモリ、グラボを挿す、パソコンの土台の基板)はDDR5(新しい世代のメモリーの規格)のメモリーを使うので、DDR4(ひとつ前の世代のメモリーの規格)を使っているパソコンからはメモリーも替えます。下の値はすべてインテルの製品仕様のページにあるものです。使えるかには関係しない参考の値として、コア数は14コア(Pコア6・Eコア8)です。
| 項目 | インテルの仕様 |
|---|---|
| CPUソケット(挿す部分の規格) | FCLGA1851(LGA1851) |
| メモリー | DDR5(最大 DDR5-6400、最大256GB) |
| プロセッサーのベースパワー(電力の目安) | 125W(負荷がいちばん高いときの電力の上限〈最大ターボパワー〉は159W) |
| 発売日 | 2024年第4四半期(Q4’24) |
| 画面を映す機能(内蔵グラフィックス) | あり(Intel Graphics) |
| クーラー | 付属しない |
いまのパソコンから替えるときに、一緒に替えるもの
いまのマザーボードの種類(ソケット)ごとに、替えるものが違います。ソケットは、いまのCPUの型番からも分かります。インテルの第12〜14世代のCoreはLGA1700、第10・11世代はLGA1200、Core Ultra 200SはLGA1851です。自分のマザーボードの型番とソケットの調べ方は、表の下の手順にあります。
| いまのマザーボード | マザーボード | メモリー | CPUクーラー | 確かめること |
|---|---|---|---|---|
| LGA1851(Z890・B860・H810。マザーボードの種類の名前) | 替えない | 替えない(DDR5のまま) | 替えない | CPUサポートリスト(そのマザーボードで使えるCPUと、必要なBIOS〈マザーボードの基本の設定ソフト〉のバージョンの一覧)で245Kがあるかを確かめる |
| LGA1700(Z790・B760・H610など) | LGA1851のものに替える | DDR4ならDDR5に替える(DDR5ならそのまま使える) | 取付穴は同じ。メーカーの資料でLGA1851への対応を確かめる | マザーボードの製品ページで245Kへの対応を確かめる |
| それより古いインテル(LGA1200など) | LGA1851のものに替える | DDR5に替える(DDR4は挿さらない) | 取付穴が違う。製品ページでLGA1851への対応を確かめる | マザーボードの製品ページで245Kへの対応を確かめる |
| AMD(AM4・AM5) | LGA1851のものに替える | DDR4ならDDR5に替える | インテル用の金具に付け替える | クーラーの製品ページの対応ソケットにLGA1851があるかを確かめる |
Z890・B860・H810のマザーボードは、245Kと同じCore Ultra 200Sと同時に出たマザーボードです。使えるかは、マザーボードのCPUサポートリストに型番があるかで確かめます。
自分のマザーボードで245Kが使えるかを調べる
マザーボードの型番が分かると、メーカーのCPUサポートリストで245Kが使えるかと、必要なBIOSのバージョンを確かめられます。
- Windowsで「システム情報」(msinfo32)を開き、「ベースボード製品」に出るマザーボードの型番と、「BIOSバージョン/日付」を控えます。
- マザーボードメーカーのサイトで型番を検索し、「CPUサポートリスト」でCore Ultra 5 245Kと、必要なBIOSのバージョンを見ます。
- いまのBIOSが必要なバージョンより古ければ、いまのCPUを付けたまま先にBIOSを更新します。新しいCPUで起動しないマザーボードは、もとのCPUを付けないと更新できない場合があるためです。順番はCPUを交換するとBIOS更新は必要?にあります。
BTO(注文時に構成を選べる完成品のパソコン)で「ベースボード製品」にメーカー独自の名前しか出ない場合は、購入元に、245Kに替えられるかを問い合わせます。
価格は日々変わるため、当日の価格は、下の商品カードのリンク先でご確認ください。
245Kと、一緒に替えるマザーボード・メモリーの候補
下記は、Core Ultra 5 245K、LGA1851のマザーボード、DDR5(新しい世代のメモリーの規格)のメモリー(16GB×2枚)です。いまのマザーボードがLGA1851なら、CPUサポートリストを確かめて245Kだけを選びます。メモリーは、いまDDR4を使っている人だけが選びます。CPUにクーラーは付かないので、最大ターボパワー159Wを冷やせるクーラーかを製品ページの対応TDP(冷やせる発熱の目安)で確かめます。下のメモリーはDDR5-5600で、245K(DDR5-6400まで)でも使えます。対応を確認しやすいメーカーの製品から1つずつ選んで並べたもので、当サイトが実際に使用して比較したものではありません。購入前には、必ずメーカーの仕様欄で対応状況をご確認ください。
Intel インテル Core Ultra 5 プロセッサー 245K BOX[ラッピング可]
MSI|エムエスアイ MSI B860 GAMING PLUS WIFI マザーボード Intel Core Ultra 200S(LGA1851)対応 B860 GAMING PLUS WIFI
シリコンパワー DDR5 32GB(16GB×2) デスクトップ用 PCメモリ DDR5-5600 ゲーミング 5600MHz(PC5-44800)288ピン CL40 1.1V UDIMM Non-ECC RAM コンピューター メモリ SP032GBLVU560F22
LGA1700のクーラーは使い回せることが多い
LGA1851は、LGA1700と取付穴の寸法が同じです。CORSAIRはLGA1700対応のCPUクーラーと互換があると案内していて、NoctuaもLGA1700対応の製品はそのまま付くとしています。付くかは、クーラーの製品ページの対応ソケットやメーカーの資料で、型番ごとに確かめます。最大ターボパワーは159Wなので、クーラーの製品ページに対応TDP(冷やせる発熱の目安)が書かれていれば、159W以上かを見ます。LGA1200とそれより古いインテルのソケット(LGA115x)とは取付穴が違い、AMDのソケット用のクーラーはインテル用の金具に付け替えるか、メーカーの取付キットが必要です。
よくある質問
Core Ultra 5 245KにLGA1700のマザーボードは使えますか。
使えません。LGA1700とLGA1851はクーラーの取付穴が同じでも、CPUを挿す部分は別の規格です。LGA1851のマザーボード(Z890・B860・H810)が必要です。LGA1700のまま替えられるCPUは第12〜14世代のCoreで、対応はCPUの世代とマザーボードの対応にあります。
Core Ultra 7 265Kとの違いは何ですか。
どちらも同じLGA1851のCPUです。インテルの製品仕様では、コア数は245Kが14コア、265Kが20コアで、メモリーの最大の速さはどちらもDDR5-6400です。
DDR4のメモリーのままで使えますか。
使えません。DDR4のメモリーは、LGA1851のマザーボードに挿さりません。
BIOSはどうやって更新しますか。
いまのCPUを付けたまま、マザーボードメーカーのサイトから新しいBIOSを入れます。順番はCPUを交換するとBIOS更新は必要?にあります。新しく買うマザーボードは、CPUを付けずにBIOSを更新できる機能があるか、出荷時のBIOSのバージョンを、製品ページか販売店で確かめます。
ノートパソコンでも使えますか。
使えません。ノート用のCore Ultra 200V・200H(258V・255H など)は名前が200番台でも別物で、交換もできません。
LGA1700のCPUクーラーは使えますか。
取付穴の寸法が同じなので、使い回せることが多いです。付くかはクーラーの製品ページの対応ソケットや、メーカーの資料で確かめます。
いまのメモリーがDDR4かDDR5かは、どこで分かりますか。
タスクマネージャーの「パフォーマンス」→「メモリ」に「DDR4」「DDR5」と出ます。機種によっては出ないことがあり、その場合はマザーボードの型番で調べます。タスクマネージャーのメモリの画面の見方はメモリは本当に足りない?増設前にタスクマネージャーで確かめるにあります。
Windows 11に対応していますか。
対応しています。Microsoftの対応CPUのリストに、Core Ultra プロセッサーがシリーズ1からシリーズ3まで載っています。TPM 2.0(セキュリティ用の部品の規格)とセキュアブート(起動時の改ざんを防ぐ設定)は、CPUとは別の条件です。
Macでも使えますか。
使えません。MacはAppleのCPU(M1以降)か、インテルのCPUをはんだ付けした機種で、245Kを挿す場所がありません。
245Kに替えたら、起動しません。
電源を切り、電源ケーブルをコンセントから抜いてから、CPUとメモリーが奥まで挿さっているか、マザーボードのCPU用の電源ケーブル(差し込み口に CPU_PWR などと書かれたもの)がつながっているかを見ます。画面だけが映らないなら、BIOSが古いことがあります。電源自体が入らないときの順番はパソコンの電源が入らないのはなぜ?にあります。
電源ユニットの容量はどう確かめますか。
インテルの製品仕様には、必要な電源の容量は書かれていません。電源の容量は、グラフィックボードのメーカーが示す推奨の電源容量で確かめます(グラボ交換でいまの電源容量のまま使える?)。
出典と確認方法
このページの互換情報は、以下の公開仕様に基づいています。同じ手順でご自身でも確認できます。
- インテル「インテル Core Ultra 5 プロセッサー 245K」製品仕様:対応ソケット FCLGA1851、メモリーの種類 DDR5 6400 MT/s まで、最大メモリーサイズ 256GB、コア数 14(Pコア6・Eコア8)、プロセッサーのベースパワー 125W・最大ターボパワー 159W、プロセッサー・グラフィックス Intel Graphics、発売日 Q4’24(2026-10-17 確認)
- CORSAIR「LGA 1851 vs LGA 1700:その違いは?」:LGA1851はLGA1700と寸法と取付穴の中心間距離が同じでLGA1700対応のCPUクーラーと互換があること、Core Ultra 200S(Arrow Lake-S)向けのソケットでメモリはDDR5のみであること
- Noctua「Intel LGA1851 cooling – all you need to know」:LGA1851の取付はLGA1700と同一で、LGA1700対応のNoctua製品はそのまま付くこと、旧製品は申請フォームで無料の取付キット(購入証明が要る)、Amazonの有料版もあること
- CPUクーラーの製品ページ(対応ソケット):メーカーサイトで製品の仕様欄を開き、対応ソケットの一覧を確認します。記載がないソケットには、変換ブラケットが配布されていない限り取り付けられません。
- Windowsの「システム情報」(msinfo32):Windowsキー+R を押して「msinfo32」と入力し、「システムの要約」を開きます。ベースボード製品とBIOSバージョン/日付は、この画面に表示されます。
- マザーボードの製品ページ(対応CPU一覧):メーカーサイトで型番を検索し、「対応CPU」「CPU Support List」の欄を開きます。世代をまたぐCPUでは必要BIOSバージョンが併記されているので、そこも確認してください。
- Microsoft Learn「Windows 11 バージョン 24H2 でサポートされている Intel プロセッサ」:Windows 11 が対応するIntelプロセッサが世代・シリーズ単位で一覧になっています
BTO・メーカー製PCをお使いの場合、マザーボードの型番は、Windowsの「システム情報」の「ベースボード製品」、または CPU-Z の Mainboard タブで確認できます(別のソフトを入れられない環境では、システム情報だけで分かります)。そこに出た型番でメーカーサイトが見つからないときは、マザーボードのメーカーではなくPCを買った店の製品ページ(構成表)と、その機種のサポートページを見てください。それでも分からない項目は、購入元に問い合わせるのが確実です。
この記事の互換情報は、各メーカーが公開している仕様をもとにしています。誤りが残る可能性もあるため、購入前にメーカーの公式仕様もあわせてご確認ください。
判定の根拠は判定の方法にまとめています。