本記事にはアフィリエイト広告を含みます。掲載している手順と説明は各メーカーの案内に基づいており、広告の有無によって内容を変えることはありません。
結論:耐震ジェルか耐震ベルトで、パソコンを机に留めます
- ケース(パソコン本体の箱)の底が机に付くなら、耐震ジェルを貼ります
- 足(ゴムやプラスチック)で浮くなら、耐震ベルトで留めます
- 底の形は、ケースを横からのぞいて、すき間があるかで見ます
1. 地震でデスクトップはどう壊れるか
熊本地震のあと、熊本大学は、縦に置いたデスクトップのパソコンや液晶のモニターが倒れて壊れた例が多く見られたと報告しています。同じ資料は、耐震ゲル(この記事の耐震ジェルで、底に貼るゲル状のシール)やワイヤーなどで固定すること(すべり止めのシートでもよい)を挙げています。耐震ベルトは、ケースの背面と机をつなぐ帯です(熊本大学の資料)。
2. 固定する手順
- ケースの底を横からのぞき、底の面が机に付いているか、足(ゴム足など)で浮いてすき間があるかを見ます。
- パソコンの重さを、メーカーの仕様で見ます。自作のパソコンは、ケースの仕様の重さに中の部品の分が加わります。耐震ジェル(TG-010)は総耐荷重(貼った全部で支えられる重さ)が70kg、耐震ベルト(TS-001N2)は2本で約60kgまでです。
- 貼る面(ケースの底か背面、机)のほこりを拭きます。
- 底が机に付くなら、耐震ジェルをケースの底の4隅に貼り、机に置きます。足の下には貼りません。
- 足で浮いているなら、ケースの背面に、ベルトの固定パーツ(38.5mm×33.5mm の貼る部品)を貼れる平らな所があるかを見ます。あれば、耐震ベルトの一方をそこに貼り、もう一方を机か壁に貼ります。ベルトは貼ったあと72時間はそのまま置きます。
エレコムは、耐震ジェルについて、ゴム足など一部だけに重さがかかる使い方はしないよう注意しています。(エレコムの製品ページ)耐震ベルトは、一方を機器の背面に、反対側を設置場所か壁に貼って、前に倒れるのを防ぐ製品です(エレコムの製品ページ)。どちらもメーカーは、揺れによる転倒を小さく抑えるための製品で、地震による破損の責任は負わないとしています。
3. 耐震ジェルとベルトの違い
下の表は、エレコムの2つの製品ページによるものです。
| 固定具 | 付け方 | 合うケース | メーカーの仕様 |
|---|---|---|---|
| 耐震ジェル(エレコム TG-010) | ケースの底に貼り、机に付ける | 底が机に付くケース | 総耐荷重 70kg。はがしても貼り跡やべとつきが残らない |
| 耐震ベルト(エレコム TS-001N2) | ケースの背面と、机か壁をベルトでつなぐ | 足で浮いているケース | 2本で約60kg。メーカーの対象はテレビと周辺機器。貼ったあと72時間はそのまま置く |
耐震ジェルは、エレコムがデスクトップのパソコン本体で震度7相当の揺れの試験をしています。耐震ベルトのメーカーの対象はテレビ(40V型まで)と周辺機器で、パソコン本体での試験の記載はありません。ベルトを使うときは、ケースの背面に固定パーツ(38.5mm×33.5mm)を貼れる平らな所があるかを確かめます。
当日の価格は、下の商品カードのリンク先でご確認ください。
底の形で選ぶ耐震ジェルとベルト
下記は、エレコムの耐震ジェル(TG-010、総耐荷重70kg)と、エレコムの耐震ベルト(TS-001N2、2本で約60kg)です。ノートパソコンだけの人は、買う必要はありません。各カードの上に、どんな人が選ぶかを書いています。価格は日々変わります。当サイトが実際に使用して比較したものではありません。販売元とレビューの件数は楽天市場のものです。メーカーは、地震による破損や事故の責任は負わないとしています。
ケースの底の面が机や床に付いている人が選びます(足で浮いているケースには貼れません)。
エレコム 耐震ゲル 総耐荷重70kg 4個入り ELECOM TG-010
ケースが足で浮いていて、背面に貼れる平らな所がある人が選びます。メーカーの対象はテレビと周辺機器で、貼ったあと72時間はそのまま置きます。
エレコム TS-001N2 TV用耐震ベルト 強力粘着シールタイプ 工具不要 ~40V型テレビ用 2本入り
4. 倒れた・落ちたあとにすること
倒れたり落ちたりしたパソコンは、見た目に異常がなくても、電源を入れずに点検に出します。(日立の案内)日立は、転倒・落下した家電製品は、外観に異常がなくても内部の部品が壊れていることがあり、発煙・発火のおそれがあるので、そのまま使わず、販売店かメーカーの修理の窓口で点検・修理を受けるよう案内しています。自作のパソコンは、パーツの販売店かパソコンの修理店に相談します。点検でパソコンが使えると分かったあと、SSDの状態はSSDの寿命の確かめ方の記事、外付けのHDDが読めないときは外付けHDDが認識しない記事で見ます。
よくある質問
水に浸かったパソコンは使えますか。
使いません。JEITAの案内では、濡れた・水没した電気製品は、電源を入れずにコンセントを抜くか、ブレーカーを切ります。見た目に問題がなくても中に水分や泥、塩分が残っていることがあるので、メーカーか販売店で点検・修理を受けます。NITEも、外側が乾いても中に水が残っていると火災のおそれがあるとしています。
ノートパソコンはどうしますか。
熊本大学の資料は、すべり止めのシートでもよいとしています。ノートパソコンは、机の上ですべらないようにします。
賃貸で、机や壁に跡を残したくありません。
エレコムの耐震ジェル(TG-010)は、はがしても貼り跡やべとつきが残らないと案内されています。壁に貼る耐震ベルトより先に、机に貼る耐震ジェルを考えます。
パソコンが重くて、耐荷重を超えます。
耐震ジェルの合わせて70kg、耐震ベルトの2本で約60kgを超えるときは、同じ製品を足すのではなく、もっと重い物に合う固定具をメーカーの仕様で探します。
雷からも守りたいです。
雷が鳴りそうなときの手順と雷ガードタップは、雷が鳴りそうなときパソコンのコンセントは抜く?にあります。
地震で倒れたパソコンは、そのまま使えますか。
日立の案内では、倒れたり落ちたりした家電製品は、見た目に異常がなくても内部が壊れていることがあり、そのまま使わず、販売店かメーカーの修理の窓口で点検を受けます。
パソコンを横に置いています。
耐震ジェルは、机に付いている面に貼ります。横に置いたケースは、机に付く側面の4隅に貼ります。
床にパソコンを置いています。
床に置いたケースも、底が床に付くなら耐震ジェル、足で浮くなら耐震ベルトの考え方は同じです。ベルトの反対側は壁に貼ります。
壁に穴を開けずに留めたいです。
耐震ジェルも耐震ベルトも、ネジを使わず貼って留める製品です。耐震ジェルは、はがしても貼り跡やべとつきが残らないと案内されています。
出典と確認方法
このページの手順と説明は、以下のメーカーの案内に基づいています。同じ手順でご自身でも確認できます。
- 熊本大学 発生医学研究所「平成28年熊本地震後の実験機器の固定について」:縦置きしたデスクトップ型 PC や液晶ディスプレイは転倒し破損したケースが多く見られた、耐震ゲル・ワイヤー等による固定が必須(すべり止めシートも可)
- エレコム「耐震グッズ TG-010」製品ページ:総耐荷重 70kg、震度7相当の振動試験(前後・上下2軸同時加振、試験体はデスクトップパソコン本体)、機器の下に貼る、はがしても貼り跡やべとつきが残らない、ゴム足等の一部だけに荷重が加わる使い方はしない、破損や事故の責任は負わない
- エレコム「耐震ベルト(粘着シールタイプ) TS-001N2」製品ページ:一方を機器背面に、反対側を設置場所や壁面に貼り付けて前方への転倒を防ぐ、1本約30kg×2本で約60kg(垂直引張強度)、設置後72時間は動かさない、対象はテレビ(〜40V型)と周辺機器、固定パーツ 38.5mm×33.5mm
- 日立「災害時における家電製品のお取り扱いについて」:転倒・落下した家電製品は外観に異常がなくても内部の電子部品が破損している場合があり、発煙・発火の危険があるので使わず、販売店かメーカーの修理相談窓口で点検・修理を受ける
- JEITA「水害等で機器が濡れた場合」:濡れた・水没した製品は使わず、電源を入れずにコンセントを抜くかブレーカーを切る、製品内に水分や泥、塩分が残っている可能性、メーカー・販売店等で点検・修理を受ける
- NITE「災害で水に浸かった家電製品」:外観が乾いても製品内部に水が残っていたり泥や塩分が付着していたりすると火災を引き起こすおそれ
画面や手順は機種や Windows のバージョンで違うことがあるので、上の案内もあわせてご確認ください。