本記事にはアフィリエイト広告を含みます。掲載している互換情報は各メーカーの公開仕様に基づいており、広告の有無によって内容を変えることはありません。
結論:ゲームは5800X3D、コア数は16コアの5900XTか5950Xです
ゲームに使うなら、L3キャッシュが96MBあるRyzen 7 5800X3Dです。動画の書き出しのようにコア数で速さが決まる作業なら、16コアのRyzen 9 5900XTか5950Xです。いまのマザーボードがそのCPUに対応していれば、メモリーはDDR4のまま交換できます。
AM4に交換するCPUの候補
下記は、ゲーム向けの5800X3Dと5700X3D、16コアの5900XTです。マザーボードのCPUサポートリストに型番が載っているかを確かめてから選んでください。対応を確認しやすいメーカーの製品から1つずつ選んで並べたもので、当サイトが実際に使用して比較したものではありません。購入前には、必ずメーカーの仕様欄で対応状況をご確認ください。
AMD|エーエムディー AMD Ryzen 7 5800X3D 10th Edition W/O Cooler (8C/16T3.4GHz105W) 【国内正規品】 100-100000651POF
AMD Ryzen 7 5700X3D 100-100001503WOF 3.0GHz Socket AM4
AMD|エーエムディー 〔CPU〕AMD Ryzen 9 5900XT W/O Cooler BOX (Zen3) 100-100001581WOF [AMD Ryzen 9 /Socket AM4]
価格は日々変わるため、この記事には載せていません。当日の価格は、上の商品カードのリンク先でご確認ください。
同じAM4で、ゲーム向けとコア数向けの上限が別のCPUに分かれています。AMDは5800X3Dを、DDR4のプラットフォーム向けのゲーミング プロセッサとして出しています。AMDは2026年6月25日に、AM4の10周年として5800X3Dの記念版を発売しました。
AM4の上位4つを、AMDの仕様で比べる
下の数字はすべてAMDの製品ページと仕様一覧に載っている値です。当サイトはゲームでの速さを測っていないので、fpsの比較は載せていません。
| CPU | コア/スレッド | L3キャッシュ | 最大ブースト | TDP | クーラー | 発売 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Ryzen 7 5800X3D | 8コア/16スレッド | 96MB | 4.5GHz | 105W | 付属しない | 2022年4月(10周年記念版は2026年6月) |
| Ryzen 7 5700X3D | 8コア/16スレッド | 96MB | 4.1GHz | 105W | 付属しない | 2024年1月 |
| Ryzen 9 5900XT | 16コア/32スレッド | 64MB | 4.8GHz | 105W | 付属しない | 2024年7月 |
| Ryzen 9 5950X | 16コア/32スレッド | 64MB | 4.9GHz | 105W | 付属しない | 2020年11月 |
5800X3Dと5700X3Dは、コア数とL3キャッシュが同じで、クロックが違います。最大ブーストは5800X3Dが4.5GHz、5700X3Dが4.1GHzで、ベースクロックも3.4GHzと3.0GHzです。5900XTと5950Xはどちらも16コアで、L3キャッシュは64MBです。違いは最大ブースト(4.8GHzと4.9GHz)とベースクロック(3.3GHzと3.4GHz)の0.1GHzずつで、仕様の上ではほぼ同じです。商品カードには、2024年に出た5900XTを置いています。
いまのマザーボードで動くかは、メーカーのCPUサポートリストで決まります
AMDの製品ページが挙げる対応チップセットは、5800X3Dと5900XTでX570・X470・B550・B450・A520です。B350やX370など300シリーズのマザーボードは、この一覧に入っていません。対応チップセットのマザーボードでも、BIOSが古いと載せたCPUで起動しないことがあります。
自分のマザーボードが対応しているかを調べる
- Windowsで「システム情報」(msinfo32)を開き、「ベースボード製品」に出るマザーボードの型番と、「BIOSバージョン/日付」を控えます。
- マザーボードメーカーのサイトで型番を検索し、「CPUサポートリスト」で買いたいCPUの型番と、必要なBIOSのバージョンを見ます。
- いまのBIOSが必要なバージョンより古ければ、いまのCPUを載せたまま先にBIOSを更新します。順番はCPUを交換するとBIOS更新は必要?にあります。
BTOのPCで「ベースボード製品」にメーカー独自の名前しか出ない場合は、購入元に、そのCPUへの交換に対応しているかを問い合わせます。
クーラーは付属しません
4つともAMDの仕様で「サーマル ソリューション:含まれていません」です。いまのクーラーはAM4のソケットに付いているので、取付穴はそのまま合います。ただし4つのTDPは105Wで、AMDは5800X3Dと5950Xに液冷のクーラーを推奨しています。いまのクーラーを使い回すなら、クーラーの製品ページで対応TDPを確かめます。10周年記念版の5800X3Dには、AMDの製品ページによるとCarbiceの放熱パッド(Ice Pad)が付いています。
買わなくてよい場合
- サポートリストに買いたいCPUが無いマザーボードでは、CPUだけ買っても使えません。その場合はマザーボードごと替えることになり、AM5に移るならメモリーもDDR5が要ります(AM5のマザーボードでDDR4メモリは使えません)。
- 重いと感じる原因がCPUでなければ、替えても変わりません。重い場面でタスクマネージャーを開き、CPUの使用率が上限に張り付いているかを先に見ます。
間違えるとどうなるか
BIOSを更新する前にいまのCPUを手放すと、更新する手段が無くなることがあります。新しいCPUで起動しないマザーボードは、古いCPUを載せないとBIOSを更新できない場合があるためです。買う前にサポートリストとBIOSのバージョンを確かめれば避けられます。
よくある質問
5800X3Dと5700X3Dの違いは何ですか。
AMDの仕様では、どちらも8コア16スレッドでL3キャッシュは96MBです。違うのはクロックで、最大ブーストが5800X3Dは4.5GHz、5700X3Dは4.1GHzです。
10周年記念版の5800X3Dは、前の5800X3Dと何が違いますか。
AMDの製品ページの仕様は同じ1つのページにまとめられていて、コア数・キャッシュ・クロックは同じです。記念版にはCarbiceの放熱パッド(Ice Pad)が付いています。
メモリーは買い替える必要がありますか。
AM4のCPUなので、メモリーはDDR4のまま使えます。AMDの仕様が挙げるメモリーの速度は、どの4つもDDR4-3200です。
Windows 11に対応していますか。
Microsoftの対応リストに、Ryzen 5000シリーズは載っています。
B350のマザーボードで使えますか。
AMDの製品ページが挙げる対応チップセットに300シリーズは入っていません。使えるかどうかは、マザーボードメーカーのCPUサポートリストに型番が載っているかで決まります。
出典と確認方法
このページの互換情報は、以下の公開仕様に基づいています。同じ手順でご自身でも確認できます。
- AMD「AMD Ryzen 7 5800X3D ゲーミング プロセッサ」製品ページ:8コア16スレッド、L3キャッシュ96MB、最大ブースト4.5GHz、デフォルトTDP 105W、ソケットAM4、対応チップセット(X570・X470・B550・B450・A520)、クーラー非同梱と推奨クーラー(液冷)、メモリDDR4-3200、10周年記念版にCarbice Ice Padが付くこと(2026-10-06 実ブラウザで確認)
- AMD「プロセッサの仕様」一覧(Ryzen 7 5700X3D の行):Ryzen 7 5700X3D の8コア16スレッド、L3キャッシュ96MB、最大ブースト4.1GHz、ベース3.0GHz、デフォルトTDP 105W、ソケットAM4、クーラー非同梱、発売日2024年1月8日(2026-10-06 確認)
- AMD「AMD Ryzen 9 5900XT」製品ページ:16コア32スレッド、L3キャッシュ64MB、最大ブースト4.8GHz、デフォルトTDP 105W、ソケットAM4、対応チップセット(X570・B550・A520・X470・B450)、クーラー非同梱、発売日2024年7月31日(2026-10-06 確認)
- AMD「AMD Ryzen 9 5950X」製品ページ:16コア32スレッド、L3キャッシュ64MB、最大ブースト4.9GHz、デフォルトTDP 105W、ソケットAM4、クーラー非同梱と推奨クーラー(液冷)、メモリDDR4-3200(2026-10-06 確認)
- AMD公式ブログ「AMD Computex 2026: 10 Years of AM4, AM5 Support Through 2029 and Expanded RDNA 4 Gaming」(2026年5月31日):AM4の10周年(Ryzen 7 5800X3D 10th Anniversary Editionを2026年6月25日に発売)と、AM5のサポートを2029年まで続けるという発表
- Windowsの「システム情報」(msinfo32):Windowsキー+R を押して「msinfo32」と入力し、「システムの要約」を開きます。2026-08-24にWindows 11(ビルド26200)でレポートを出力し、上記の項目が並ぶことと、電源に関する項目が1つも無いことを確認しています。
- マザーボードの製品ページ(対応CPU一覧):メーカーサイトで型番を検索し、「対応CPU」「CPU Support List」の欄を開きます。世代をまたぐCPUでは必要BIOSバージョンが併記されているので、そこも確認してください。
- Microsoft Learn「Windows 11 バージョン 24H2 でサポートされている AMD プロセッサ」:Windows 11 が対応するAMDプロセッサが型番単位で一覧になっています。リストに無い新しい世代の扱いも、このページの冒頭に書かれています
BTO・メーカー製PCをお使いの場合、マザーボードの型番は、Windowsの「システム情報」の「ベースボード製品」、または CPU-Z の Mainboard タブで確認できます(別のソフトを入れられない環境では、システム情報だけで足ります)。そこに出た型番でメーカーサイトが見つからないときは、マザーボードのメーカーではなくPCを買った店の製品ページ(構成表)と、その機種のサポートページを見てください。それでも分からない項目は、購入元に問い合わせるのが確実です。
この記事の互換情報は、各メーカーが公開している仕様をもとにしています。誤りが残る可能性もあるため、購入前にメーカーの公式仕様もあわせてご確認ください。
判定の根拠は判定の方法にまとめています。