AM4のマザーボードでDDR5メモリは使えません|AM5へ移るか、AM4のままDDR4を足すか

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結論:使えません

AM4のマザーボードでDDR5メモリは使えません。AM4が対応するのはDDR4のみで、メモリの世代間に下位互換はありません。

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メモリ世代ごとの違い

DDR3・DDR4・DDR5は切り欠き(ノッチ)の位置が異なり、対応していないスロットには物理的に挿さりません。DDR4とDDR5はピン数がどちらも288本ですが、それでも挿さりません。

世代 DIMMピン数 電圧 採用ソケット
DDR3 240ピン 1.5V LGA1155/LGA1150/AM3+
DDR4 288ピン 1.2V LGA1151/LGA1151-300/LGA1200/LGA1700/LGA2066/AM4
DDR5 288ピン 1.1V LGA1700/LGA1851/AM5

変換や設定では超えられない

DDR5とDDR4はそもそもスロットに入りません。BIOSの設定でも変換アダプタでも解決しません。上の表で、お使いのソケットの行にある世代を選んでください。

AM4でDDR5メモリが使えるマザーボードはありますか

ありません。AM4のマザーボードが対応するメモリはDDR4だけで、DDR5に対応したAM4の製品はメーカーの仕様に存在しません。対応する世代が製品ごとに分かれるソケット(LGA1700のDDR4/DDR5)とは違い、AM4は1つの世代に固定されています。いまのDDR5を使い続けるなら、DDR5に対応するソケットのマザーボードとCPUのままにする、という選び方になります。

DDR4を活かしてAM4で続けるか、AM5へ移るか

選び方 必要なもの 根拠(AMDの発表)
手持ちのDDR4を活かす AM4のマザーボードとCPUのまま。CPUを替えるならAM4対応の型番から選びます AMDはAM4を10年続け、2026年6月25日にRyzen 7 5800X3Dの10周年版を発売しました(2026年5月31日の発表)。
AM5へ移る DDR5メモリ・AM5のマザーボード・AM5対応CPUの3点 AMDはAM5のサポートを2029年まで続けると発表しました(2026年5月31日、Computex 2026)。

どちらを選んでも、いまのDDR4がAM5に挿さることはありません。AM5へ移る費用は、メモリ・マザーボード・CPUの3点で見積もってください。

AM4へ移る(またはAM4のまま使う)と決めたあとに確かめることは、こちらの記事にまとめてあります。

間違えるとどうなるか

切り欠きの位置が違うため、そもそもスロットに挿さりません。挿すときはPCの電源を切って電源ケーブルを抜いてから作業し、無理に押し込まないでください。押し込むとスロットの端子とメモリの基板を両方痛めます。力を入れずに入らない時点で世代違いを疑ってください。BTO・メーカー製PCは、ケースを開ける前に保証の規定を確認してください。

買い替えなくてよい場合

  • 動作が重いという理由だけで、メモリを買い替える必要はありません。タスクマネージャーでメモリの使用量が上限に張り付いているかを先に確認してください。張り付いていなければ原因は別にあります。ここでいうメモリはPC本体のメモリ(システムメモリ)で、グラフィックボードのVRAMとは別のものです。ゲームや動画編集だけが重い場合は、グラフィックボードに載っているメモリ(VRAM)の不足も考えられます。確かめ方はVRAMとシステムメモリの違いにあります。
  • いま挿さっているメモリが1枚だけなら、同じ規格のメモリを1枚追加してデュアルチャネルにするほうが、買い替えより安く効きます。
  • 新しい世代のメモリを使いたいという理由だけでは、マザーボードとCPUまで替えることになります。その費用に見合うかを先に見積もってください。

使えなくなったDDR5のメモリはどうするか

AM4のままでは、DDR5は挿す先がありません。置いておいても構いませんし、処分しても構いません。買取に出すという選択肢もあるので、行き先の1つとして挙げておきます。

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この記事の条件に合う製品

下記は、この記事の条件に合う製品です。対応を確認しやすいメーカーの製品から1つずつ選んで並べたもので、当サイトが実際に使用して比較したものではありません。購入前には、必ずメーカーの仕様欄で対応状況をご確認ください。

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よくある質問

AM4対応でDDR5メモリが使えるマザーボードはありますか。

ありません。AM4が対応するのはDDR4だけで、メーカーの仕様にDDR5対応のAM4製品は存在しません。型番に「D4」などの表記があっても、AM4ではなく別のソケットの製品です。

世代の違うメモリを変換アダプタで使えますか。

DDR3・DDR4・DDR5の間に下位互換は一切ありません。ピン数が同じDDR4とDDR5も、切り欠きの位置が違うため挿さりません。実用的な変換アダプタも存在しません。

容量や速度の違うメモリを混ぜても動きますか。

容量や速度の異なるモジュールを混ぜると、低いほうに合わせて動作するか、起動しないことがあります。同一型番の2枚組セットで購入するのが確実です。

2枚と4枚ではどちらがよいですか。

2枚1組で挿すとデュアルチャネルで動作します。スロットが4本ある場合はマニュアルの推奨スロットに従ってください。

BTO・メーカー製PCをお使いの場合、ケースを開ける、あるいは部品を交換すると製造元の保証が受けられなくなることがあります。規定はメーカーや販売店ごとに違うため、作業の前に購入元の保証規定を確認してください。保証期間が残っていて困りごとが起きているなら、自分で替える前に購入元へ相談するほうが早く済むことがあります。

出典と確認方法

このページの互換情報は、以下の公開仕様に基づいています。同じ手順でご自身でも確認できます。

BTO・メーカー製PCをお使いの場合、マザーボードの型番は、Windowsの「システム情報」の「ベースボード製品」、または CPU-Z の Mainboard タブで確認できます(別のソフトを入れられない環境では、システム情報だけで足ります)。そこに出た型番でメーカーサイトが見つからないときは、マザーボードのメーカーではなくPCを買った店の製品ページ(構成表)と、その機種のサポートページを見てください。それでも分からない項目は、購入元に問い合わせるのが確実です。

この記事の互換情報は、各メーカーが公開している仕様をもとにしています。誤りが残る可能性もあるため、購入前にメーカーの公式仕様もあわせてご確認ください。

判定の根拠は判定の方法にまとめています。