本記事にはアフィリエイト広告を含みます。掲載している手順と説明は各メーカーの案内に基づいており、広告の有無によって内容を変えることはありません。
結論:ファイルは外付けSSD(USBの保存機器)で写し、設定はMicrosoftアカウント(Windowsのサインイン用)で引き継ぎます
- 写真・書類・動画は、外付けSSDにコピーし、新しいパソコンに貼り付けます
- Wi-Fiのパスワードなどの設定は、Windowsの機能で引き継ぎます
- 移す量は、下の手順でフォルダーの大きさを見ます
何を移せて、何を移せないか
移せるのはファイルと一部の設定で、アプリ(ソフト)は基本的に移せず、新しいパソコンに入れ直します。Microsoftアカウントは、Windowsのサインインに使うメールアドレスのアカウントで、「Windows バックアップ」はこのアカウントに設定を預ける Windows の機能です。古いパソコンから新しいパソコンへ、ファイル貼り付け・Microsoftアカウントでのサインイン・アプリの入れ直しの3つで、前とほぼ同じ状態になります。
| 移すもの | 移し方 | 注意 |
|---|---|---|
| 写真・書類・動画・音楽 | 外付けSSDにコピーして、新しいパソコンに貼り付ける | 量が少なければ OneDrive(Microsoftのネットの保存場所)でもよい |
| Wi-Fiのパスワード・壁紙・アプリの一覧 | 「Windows バックアップ」で引き継ぐ | Microsoftアカウント(個人用)が必要 |
| ブラウザのお気に入り | Edge や Chrome に同じアカウントでサインインする | Edge は Edge の同期(同じアカウントのパソコンどうしで中身をそろえる機能)で戻る(Microsoftの案内) |
| アプリ(ソフト) | 新しいパソコンに入れ直す | Windows バックアップでも、開いたときに入るものと、手で入れ直すものがある |
Windows 11 には、古いパソコンと新しいパソコンを同じWi-Fiにつないで直接移す「PC 間の転送」の機能がありましたが、Microsoftのサポートのページには「この機能は使用できなくなりました」とあり、代わりに Windows バックアップを使うよう案内しています(Microsoftの案内、窓の杜の2026年9月28日の記事)。
移す量を調べる
外付けSSDの容量を決めるために、古いパソコンで移す量を先に見ます。
- エクスプローラー(フォルダーを開く画面)を開き、「PC」→「C:」→「ユーザー」の順に開きます。
- 自分の名前のフォルダーを右クリックし、[プロパティ]を選びます。
- 「サイズ」の数字が、移す量の目安です。OneDrive に入れているファイルは、別に OneDrive のフォルダーで見ます。
外付けSSDで写す
- 古いパソコンに外付けSSDを挿し、自分の名前のフォルダーの中の「ドキュメント」「ピクチャ」「ビデオ」「ミュージック」「デスクトップ」などを、外付けSSDにコピーします。
- コピーが終わったら、外付けSSDのファイルを開いて、写真や書類が開けるかを確かめます。古いパソコンのファイルは、新しいパソコンで確かめ終わるまで消しません。
- 新しいパソコンに外付けSSDを挿し、同じ名前のフォルダーに貼り付けます。
Wi-Fiのパスワードなどの設定は Windows バックアップで引き継ぐ
「Windows バックアップ」は、ファイルや設定、アプリの一覧を Microsoft アカウントに預け、新しいパソコンで引き継ぐ Windows の機能です(Microsoftの案内)。古いパソコンでローカルアカウント(Microsoftアカウントではないサインイン)だけを使っている人は、Microsoftアカウントを作ってサインインしてからバックアップするか、外付けSSDだけで移します。
- 古いパソコンの[スタート]で「Windows バックアップ」を探して開きます。
- フォルダー・アプリ・設定の項目を見て、[バックアップ]を押します。
- 新しいパソコンの最初の設定のときに、同じ Microsoft アカウントでサインインします。
- バックアップから引き継ぐかを聞かれたら、[続行]を押します(dynabookの案内)。
使えるのは個人用の Microsoft アカウント(outlook.com など)で、職場や学校のアカウントは使えません(Microsoftの案内)。ファイルも OneDrive に送るときは、無料の保存場所は 5GB までで、超えるとMicrosoftのサブスクリプションが必要です(Microsoftの案内)。量が多いファイルは外付けSSDで写し、Windows バックアップはWi-Fiのパスワードや壁紙などの設定とアプリの一覧に使うと、5GBに収まりやすくなります。アプリは、新しいパソコンで初めて開いたときに入るものと、提供元から手で入れ直すものがあります(同じ案内)。
古いパソコンが起動しないとき
古いパソコンの中に入っているSSD(外付けSSDとは別の、パソコンの中の保存部品)を取り出し、USBの外付けケースに入れると、新しいパソコンからファイルを読めます。ノートパソコンは機種によってSSDを取り出せないことがあり、メーカー製のパソコンは開けると保証に関わることがあるので、取扱説明書で確かめてから開けます。
- 古いパソコンの電源を切り、電源ケーブルを抜いてから(ノートパソコンはバッテリーも外せる機種なら外してから)、SSDを取り出します。
- 取り出したSSDの形を見ます。細長い板が M.2(細長い板の形のSSD)、四角い箱が 2.5インチです。
- M.2 は、さらに NVMe(速いほうのつなぎ方)と SATA(従来からあるつなぎ方)の2種類があり、合うケースが違います。SSDのラベルの型番をメーカーの製品ページで調べると、仕様欄にどちらかが書かれています。
- ケースに入れて新しいパソコンのUSBに挿し、エクスプローラーで開いて「ユーザー」の中の自分の名前のフォルダーからファイルをコピーします。
2.5インチのSSDやHDDは2.5インチ用のケース、3.5インチのHDD(大きいほう)は電源の付いたケース、M.2 の SATA は SATA にも使えるケースを選びます。下のカードのケースは M.2 の NVMe 用です。
SSDを開こうとして回復キー(暗号化を解く番号)を求められたら、古いパソコンで BitLocker(ドライブを暗号化する Windows の機能)が使われていました。回復キーは、別のパソコンやスマホで aka.ms/myrecoverykey を開き、Microsoft アカウントでサインインして探します(Microsoftの案内)。
古いパソコンを手放す前に
新しいパソコンでファイルが開けることを確かめてから、古いパソコンの中身を消します。Microsoftは、譲る・リサイクルする・売るときは、次の順で[データの消去]をオンにするよう案内しています(Microsoftの案内)。
- [設定]→[システム]→[回復]→[PC をリセットする]を選びます。
- [すべて削除する]を選びます。
- [設定の変更]で[データの消去]をオンにして、リセットを始めます。
移す量が入る外付けSSDと、取り出したSSDを読むケース
下記の1つ目は、Samsung の外付けSSD T7(1TB)です。USB-C 同士と、USB-C から USB-A のケーブルが付いていて、古いパソコンの長方形の差し込み口(USB-A)にも、新しいパソコンの小さな楕円の差し込み口(USB-C)にも挿せます。2つ目は、古いパソコンから取り出した M.2 の NVMe の SSD を入れて USB で読むケースで、起動しない古いパソコンからファイルを取り出す人のためのものです。移す量が少なく OneDrive の無料の 5GB に収まる人や、移す量が入る USBメモリを持っている人は、買わなくてかまいません。価格は日々変わるため、当日の価格は、下の商品カードのリンク先でご確認ください。当サイトが実際に使用して比較したものではありません。購入前には、パソコンのUSBの差し込み口の形と、取り出したSSDの種類(NVMeかSATAか)をご確認ください。
【国内正規品】Samsung サムスン 外付けSSD T7 1TB 最大転送速度 1,050MB/秒 USB3.2 Gen2 グレー iPhone 15 / 16、PS4 / PS5 動作確認済み MU-PC1T0T/EC
UGREEN M.2 SSD 外付けケース M.2 SSDケース 【USB 3.2 Gen 2 10Gbps転送速度】 NVME/PCIe専用 8TB大容量 2230/2242/2260/2280 M key/B+M key nvme SSD対応 アルミ制 Mac OS/Android/Windows等適用
よくある質問
Office(Word・Excel)は新しいパソコンで使えますか。
パソコンに最初から入っていた Office は、そのパソコンでだけ認証できる契約のことがあります。Microsoft 365 などの契約なら、新しいパソコンでサインインして入れ直します。どちらかは、購入時の書類か Microsoft アカウントで確かめます。
メールはどう移しますか。
Gmail や Outlook.com のように、ブラウザで読めるメールは、新しいパソコンでサインインすれば戻ります。パソコンのメールソフトにだけ保存しているメールは、そのソフトの書き出しの機能で移します。
ゲームのセーブデータは移りますか。
Steam などでクラウド(ネット上の保存場所)に保存されるゲームは、新しいパソコンでサインインして入れ直すと戻ります。パソコンの中にだけ保存されるゲームは、セーブのフォルダーを外付けSSDで写します。
USBメモリでも移せますか。
移せます。移す量より大きい容量のものを選びます。写真や動画が多いと容量に収まらないことがあるので、上の「移す量を調べる」で量を見てから選びます。
Wi-Fiで古いパソコンから直接移せませんか。
Windows 11 の「PC 間の転送」は使えなくなり、Microsoftは Windows バックアップを案内しています。数枚の写真なら OneDrive、量が多ければ外付けSSDで移します。
SSDのクローン(中身の丸ごとの複製)で移せませんか。
クローンは、同じパソコンのSSDを入れ替えるときの方法で、別のパソコンへの移行には使いません。SSDの入れ替えはSSDのクローンの記事にあります。
Windowsのライセンスは引き継げますか。
新しいパソコンには新しいパソコンの Windows が入っているので、古いパソコンの Windows を移す必要はありません。
引っ越しソフトは使ったほうがいいですか。
アプリまで丸ごと移したいときの選択肢です。たとえば EaseUS Todo PCTrans の無料版は、移せる量が 2GB・アプリ5つまでです(EaseUSの案内)。ファイルだけなら、外付けSSDと Windows バックアップで移せます。
BTO・メーカー製PCをお使いの場合、ケースを開ける、あるいは部品を交換すると製造元の保証が受けられなくなることがあります。規定はメーカーや販売店ごとに違うため、作業の前に購入元の保証規定を確認してください。保証期間が残っていて困りごとが起きているなら、自分で替える前に購入元へ相談するほうが早く済むことがあります。
出典と確認方法
このページの手順と説明は、以下の Microsoft の案内と報道に基づいています。同じ手順でご自身でも確認できます。
- Microsoft「ファイルと設定を新しい Windows PC に転送する」:冒頭の注意に「この機能は使用できなくなりました。代わりに Windows バックアップと復元を使用します」、転送されないもの(アプリ、保存されたパスワード、BitLocker で暗号化されたドライブ)
- 窓の杜「Windowsのデータ移行機能『PC-to-PC Migration』が廃止に、今後は『OneDrive』経由で」(2026-09-28):2026年9月22日(米国時間)のプレビュー更新プログラムから順次利用できなくなる、代わりは OneDrive を介した Windows バックアップ、Microsoft アカウントが必要
- Microsoft「Windows バックアップを使用したバックアップと復元」:ファイル・設定・アプリを Microsoft アカウントに保存して新しい PC で戻す、個人用 Microsoft アカウント(outlook.com など)のみで職場・学校のアカウントは不可、Edge は Edge の同期
- Microsoft「Windows バックアップ: ファイルをバックアップして、デバイス間で転送する方法」:最大 5GB の Microsoft のストレージ、5GB を超える転送はサブスクリプションか試用版が必要、アプリは初めて開いたときに再インストールされるものと手動で入れ直すものがある
- Microsoft「BitLocker 回復キーの検索」:回復キーが Microsoft アカウントにバックアップされている場合、別のデバイスで aka.ms/myrecoverykey を開いてサインインし、キー ID で探す
- Microsoft「PC を初期状態に戻す」:[すべて削除する]は Windows を再インストールし個人用ファイル・アプリ・設定を削除、[データの消去]をオンにするとドライブも消去、PC の譲渡・リサイクル・売却ではこのオプションを使う
画面や手順は機種や Windows のバージョンで違うことがあるので、上の案内もあわせてご確認ください。
判定の根拠は判定の方法にまとめています。