本記事にはアフィリエイト広告を含みます。掲載している互換情報は各メーカーの公開仕様に基づいており、広告の有無によって内容を変えることはありません。
結論:型番で決まります。RTX 5060 TiとRX 9060 XTはそのまま、ほかの3枚は出力とコネクタ次第です
いまの電源のままで済むかは、買い替え先の型番で決まります。RTX 5060 TiとRX 9060 XTはそのまま、RTX 5070・RX 9070・RX 9070 XTは電源の出力と8ピンの本数で判定します。
結論に合う候補を見る(ページ内の製品カードへ移動します)
いまのRTX 3060 Tiの要件はNVIDIA公表で必要システム電源600W・補助電源PCIe 8ピン×1です。買い替え先ごとの要件と見比べたのが次の表で、型番ごとの記事に判定の詳細があります。
買い替え先ごとの電源の要件(メーカー公表)
| 買い替え先 | 必要電源(メーカー公表) | 補助電源コネクタ | VRAM | いまの電源(600W・8ピン×1)から見ると |
|---|---|---|---|---|
| GeForce RTX 5060 Ti | 600W | PCIe 8ピン×1 | 8GB/16GB | そのままで済みます |
| GeForce RTX 5070 | 650W | PCIe 8ピン×2 | 12GB | 容量とコネクタを確かめます |
| Radeon RX 9060 XT 16GB | 450W | 8ピン×1 | 16 GB GDDR6 | そのままで済みます |
| Radeon RX 9070 | 650W | 8ピン×2 | 16 GB GDDR6 | 容量とコネクタを確かめます |
| Radeon RX 9070 XT | 750W | 8ピン×2 | 16 GB GDDR6 | 容量とコネクタを確かめます |
必要電源の数字は、特定のCPUを載せたPCを基準にした推奨値です。当サイトの判定は、この公表値と手持ちの電源のラベルを比べるだけで、余裕分を上乗せしたり差し引いたりはしません。RX 9060 XTの450Wは3060 Tiの要件より低い側なので、いま3060 Tiが動いている電源なら容量の面ではそのまま使えます。
「確かめます」の3枚は、出力とコネクタの2つで3通りに分かれます
1つ目は出力(W)です。電源ユニットの側面ラベルにある出力が、買い替え先の必要電源以上なら足りています。要件ちょうど(RTX 5070とRX 9070なら650W)も「足りている」です。2つ目はコネクタです。3枚ともPCIe 8ピンのケーブルが2本要ります。
出力とコネクタを合わせた判定は3つです。出力が足りていて、電源から独立した8ピンケーブルを2本出せるなら「対応」です。出力は足りるが、1本のケーブルの先に8ピンが2つ付いた二股しか無いなら「条件つき」で、電源メーカーがそのケーブル1本で2つを賄えると認めている場合だけ使えます(二股ケーブルの使い方)。出力が足りない、または8ピンが1本しか出せないなら「非対応」で、電源ユニットも替えます。
お使いの電源の出力とケーブルの本数が分かっている場合は、この判定で答えが出ます。分からない場合だけ、次の確かめ方に進んでください。
いまの電源の出力とケーブルの本数を確かめる
電源の型番が分かる場合は、製品ページの仕様欄(出力と、PCIe用ケーブルの本数・1本あたりのコネクタ数)でケースを開けずに確かめられます。BTO・メーカー製PCでは購入時の構成表や注文履歴に型番があります(パソコンのスペックの調べ方)。分からない場合は、電源ユニットの側面ラベルの出力を見て、電源から出ている8ピンケーブルを数えます。1本のケーブルの途中にもう1つ8ピンが付いているものは二股で、独立した2本ではなく1本と数えます。調べ方はいま使っている電源が何Wか調べる方法にあります。
ラベルやケーブルを確かめるためにケースを開けるときは、PCの電源を切り、電源ケーブルをコンセントから抜いてから行ってください。BTO・メーカー製PCの場合は、ケースを開けることが保証にどう影響するかを先に確かめてください(注意事項は記事の最下部にあります)。
電源も替えると決まった場合の選び方
容量は、買う型番の必要電源以上です。5枚のどれを選んでも要件を満たすのは750W以上で、RX 9070 XT(750W)まで含みます。コネクタは、電源から独立したPCIe 8ピンが2本以上か、RTX 50なら300W以上のPCIe Gen 5(12V-2×6)ケーブル1本です。等級(GoldとBronze)の選び方は電源のGoldとBronzeはどちらを買う?にあります。750W・850Wの候補は電源ユニットの選び方にあります。カード代に電源の価格を足して見積もってください。
電源を買わなくてよい場合
- RTX 5060 TiかRX 9060 XTを選ぶなら、電源は買いません。要件がいまと同じか下で、コネクタも8ピン×1のままです。
- RTX 5070・RX 9070を選ぶ場合も、ラベルの出力が650W以上で、独立した8ピンケーブルが2本あるなら電源はそのままです。
間違えるとどうなるか
電源の容量が足りない場合に起きることとして一般に説明されているのは、電源ユニットの保護回路による強制終了です。負荷がかかった場面で電源が落ちる・再起動する、という形で出ます(当サイトが実機で確かめたものではありません)。コネクタの本数が足りない場合は、多くのカードが起動を止めます。部品が壊れたという事例は、当サイトでは確認していません。どちらも、買う前に電源のラベルとケーブルの本数を確かめれば避けられます。
買い替え先の候補の比較と、型番ごとの記事はこちらです。
- RTX 3060 Tiの買い替え先(候補5枚の比較)
- RTX 3060 TiからRTX 5060 Tiへ
- RTX 3060 TiからRTX 5070へ
- RTX 3060 TiからRX 9060 XTへ
- RTX 3060 TiからRX 9070/9070 XTへ
電源も替えると決まった場合の候補
上のとおり、替えるのは出力かコネクタが足りない場合だけです。5枚のどれでも要件を満たす750Wと、余裕を見た850Wを1つずつ並べています。対応を確認しやすいメーカーの製品から1つずつ選んで並べたもので、当サイトが実際に使用して比較したものではありません。購入前には、必ずメーカーの仕様欄で対応状況をご確認ください。
CORSAIR|コルセア RM750e White -2025- ATX 3.1準拠 PCIe 5.1対応 電源ユニット 750W (ホワイト) CP-9020292-JP
MSI MAG A850GL PCIE5 80PLUS GOLD認証取得 ATX 3.0対応 フルモジュラー電源ユニット 850W
よくある質問
600Wの電源のままでRTX 5070は使えますか。
当サイトの判定は「足りません」です。NVIDIAの必要システム電源(650W)を50W下回るためです。この650Wは特定のCPUを載せたPCを基準にした推奨最低値なので、構成によっては動く場合もありますが、当サイトは公表値を下回る組み合わせを「使える」とは書きません。
8ピンのケーブルが1本しか出ていません。二股のケーブルで2本にできますか。
電源に付属した二股(1本のケーブルの先に8ピンが2つ)なら、電源メーカーがそのケーブル1本で2つを賄えると認めている場合だけ使えます(条件つき)。認めていない場合と、第三者製の分岐アダプタは使わず、電源から独立した2本で挿すか、電源を替えます。見分け方は二股ケーブルの使い方にあります。
必要システム電源とは何ですか。
そのカードを使うときに最低限用意してほしいと、メーカーが公表している電源ユニットの容量(W)です。NVIDIAは特定のCPUを載せたPCを基準に決めています。いまお使いの電源が何Wかは、本体側面のラベルで分かります。
電源を替えるなら、何Wを買えばよいですか。
買う型番の必要電源以上です。5枚のどれでも要件を満たすのは750W以上で、コネクタは独立したPCIe 8ピンが2本以上か、300W以上のPCIe Gen 5ケーブル1本です。等級の違いは電源のGoldとBronzeはどちらを買う?にあります。
BTO・メーカー製PCをお使いの場合、ケースを開ける、あるいは部品を交換すると製造元の保証が受けられなくなることがあります。規定はメーカーや販売店ごとに違うため、作業の前に購入元の保証規定を確認してください。保証期間が残っていて困りごとが起きているなら、自分で替える前に購入元へ相談するほうが早く済むことがあります。
出典と確認方法
このページの互換情報は、以下の公開仕様に基づいています。同じ手順でご自身でも確認できます。
- NVIDIA GeForce RTX 3060 ファミリ 製品仕様(比較表):RTX 3060 Ti/3060 のシステム電力要件・カード電力・補助電源コネクタ・メモリ構成
- NVIDIA GeForce RTX 50 シリーズ 製品仕様(必要システム電源):各カードの消費電力(Total Graphics Power)、必要システム電源、補助電源コネクタ、および必要システム電源が前提にしているCPU
- グラフィックボードの製品ページ(寸法・補助電源):メーカーサイトで型番の仕様欄を開き、寸法と Power Connectors の項を確認します。同じGPUでもメーカーやモデルによって全長は大きく変わるため、GPU名ではなく製品型番で確認してください。
- 電源ユニットの製品ページ(コネクタ構成):製品の仕様欄でコネクタの内訳を確認します。「8ピン×2」と書かれていても、1本のケーブルが6+2ピンに分岐しているだけの場合があります。分岐で賄うと1本のケーブルに負荷が集中するため、本数だけでなくケーブルの構成も見てください。BTO・メーカー製PCで電源の型番が仕様表に無い場合は、電源を切って電源ケーブルを抜いてからケースを開け、電源ユニット本体のラベルで型番とコネクタ構成を確かめます(BTOは保証の規定を先に確認してください)。
- AMD Radeon RX 9000 シリーズ 製品仕様:Radeon RX 9060 XT/9070/9070 XT の標準ボード電力・PSUの推奨最低要件・追加電源コネクタ・メモリ
- CORSAIR「Individual 8-pin vs Pigtail Connectors for GPUs」:1本のケーブルに2つのコネクタが付いたPCIeケーブル(ピッグテール)を、8ピンを2つ要求するカードに使ってよいか
この記事の互換情報は、各メーカーが公開している仕様をもとにしています。誤りが残る可能性もあるため、購入前にメーカーの公式仕様もあわせてご確認ください。
判定の根拠は判定の方法にまとめています。