本記事にはアフィリエイト広告を含みます。掲載している互換情報は各メーカーの公開仕様に基づいており、広告の有無によって内容を変えることはありません。
結論:本体のラベルと、PCI-Eケーブルの本数を見ます
容量は電源ユニット本体のラベルに書かれています。ケースを開けたくない場合は、購入時の構成表や注文履歴から型番を辿れます。補助電源コネクタの本数は、容量とは別に数える必要があります。
まず、開けずに分かるか試す
BTOや既製品を使っている場合、ケースを開けなくても分かることが多いです。次の順に当たってください。
- 購入時の構成表や見積書、注文履歴に電源の型番か容量が書かれています
- メーカーの製品ページを型番で検索すると搭載パーツの一覧が出ることがあります
- 本体に貼られた型番シールから、メーカーのサポートページを辿れます
BTOでは電源の型番が公開されていないことがあります。「650W 80PLUS BRONZE」のように容量と認証だけが書かれている場合、容量は分かってもコネクタの本数は分かりません。その場合はケースを開けて数えることになります。
ラベルのどこを見るか
電源ユニットの側面か上面にラベルが貼られています。「+12V」の行の数字ではなく、「Total Power」「Max Output」「合計出力」などと書かれた値が容量です。
ラベルには複数の数字が並んでいます。+12V・+5V・+3.3V はそれぞれの系統に流せる電力で、これらを足しても合計出力にはなりません。足し算をすると実際より大きい数字が出てしまうので、合計として書かれている値をそのまま読んでください。
型番も同じラベルに書かれています。生成AIに相談するときも、この型番を伝えると答えが具体的になります。
コネクタの数え方
補助電源コネクタは容量とは別の条件です。合計出力が足りていても、本数が足りなければ挿せません。
- 電源から出ているケーブルのうち、先端が「PCI-E」と刻印されているものを数えます
- 1本のケーブルが途中で分岐して2つの端子になっているものは、まとめて1本と数えます。2本ぶんとして使うと1本のケーブルに負荷が集中します
- プラグイン式(着脱式)の電源では、付属ケーブルの袋も確認してください。使っていないケーブルが残っていることがあります
- 16ピン(12VHPWR/12V-2×6)は形が明確に違うので見分けられます
分岐ケーブルの扱いはグラボの補助電源を二股ケーブルで分けてよいかで詳しく扱っています。コネクタの種類ごとの供給電力は補助電源コネクタの種類と違いにまとめています。
ケースを開けて確認する手順
- PCの電源を切り、電源ユニットの背面スイッチをオフにして、コンセントからケーブルを抜きます。
- そのまま数分置きます。電源ユニット内部には電気が残っています。
- サイドパネルを外します。多くのケースは背面のネジ2本で留まっています。
- 電源ユニットのラベルで容量と型番を読みます。ケース内に向いていて読めない場合は、スマートフォンで撮って確認します。
- PCI-Eと刻印されたケーブルの本数と、端子の形を数えます。
静電気で部品が壊れることがあります。作業前に金属部分に触れて放電してください。部品を外す必要はありません。見て数えるだけです。
間違えるとどうなるか
ここでの取り違えは、その場で部品が壊れる類のものではありません。起きるのは買い物を外すことです。容量を小さく読み違えれば、要らない電源を1万5千円から2万円かけて買います。コネクタを多く数え違えれば、カードが届いてから挿せないことに気づき、組み立てを中断して買い足すことになります。
分岐ケーブルを2本と数えた場合だけは、話が別です。足りていると思い込んだまま分岐で給電すると、1本のケーブルに定格を超える電流が流れます。これは発熱につながるため、本数が足りないと分かった時点で分岐で賄わず、コネクタを直接備えた電源に替えてください。
間違えやすいところ
| よくある間違い | 何が起きるか |
|---|---|
| +12Vの数字を容量だと思う | 実際より小さい値、あるいは大きい値で判断することになります。合計出力として書かれた値を読んでください。 |
| 分岐ケーブルを2本と数える | コネクタが足りていると判断してしまいます。実際には1本のケーブルに定格を超える電流が流れる可能性があります。 |
| カードメーカーの推奨値だけを見る | 同じRTX 5070でも、カードメーカーによって推奨値が違うことがあります。NVIDIA/AMDの公式値と、そのカードの製品ページの両方を見てください。 |
| 容量が足りていればコネクタも足りると思う | 別の条件です。850Wでも8ピンが1本しか出ていない電源はあります。 |
数えたあと、足りているかを判定する
容量とコネクタの本数が分かったら、買いたいカードのメーカー公表値と比べます。比べ方と、カードごとの必要システム電源はグラボ交換で電源容量は足りる?にまとめました。「消費電力の合計の2倍」という目安は使いません。
買わなくてよい場合
- 容量が必要システム電源以上あり、コネクタも必要な本数あるなら、電源については買い足すものはありません。
- コネクタの形が違うだけの場合、グラフィックボードに変換アダプターが同梱されていることがあります。箱の中を先に確認してください。
- プラグイン式の電源では、使っていないPCI-Eケーブルが付属品の袋に残っていることがあります。本数が足りないと判断する前に探してください。
出典と確認方法
このページの互換情報は、以下の公開仕様に基づいています。同じ手順でご自身でも確認できます。
- NVIDIA GeForce RTX 50 シリーズ 製品仕様(必要システム電源):各カードの消費電力(Total Graphics Power)、必要システム電源、補助電源コネクタ、および必要システム電源が前提にしているCPU
- グラフィックボードの製品ページ(寸法・補助電源):メーカーサイトで型番の仕様欄を開き、寸法と Power Connectors の項を確認します。同じGPUでもメーカーやモデルによって全長は大きく変わるため、GPU名ではなく製品型番で確認してください。
- 電源ユニットの製品ページ(コネクタ構成):製品の仕様欄でコネクタの内訳を確認します。「8ピン×2」と書かれていても、1本のケーブルが6+2ピンに分岐しているだけの場合があります。分岐で賄うと1本のケーブルに負荷が集中するため、本数だけでなくケーブルの構成も見てください。
- 電源ユニット本体のラベル(容量と型番):電源ユニットの側面か上面に貼られたラベルを見ます。合計出力は「+12V」の行ではなく、「Total Power」「Max Output」などと書かれた値です。ケースを開けずに調べたい場合は、購入時の構成表・注文履歴・BTOメーカーの製品ページで型番から引けます。
- 電源ユニットの保証年数(メーカー公表):メーカーの製品ページか、購入時の保証書で型番の保証年数を確認します。保証年数は寿命そのものではありませんが、メーカーが自社で見込んでいる期間として外から確認できる唯一の数字です。
- 80 PLUS®(CLEAResult)認証プログラム:80 PLUS の等級と、等級ごとに必要な変換効率が負荷率20%・50%・100%でどう定められているかが分かります。認証の対象が変換効率であって、静音性・寿命・容量ではないこともここで確認できます
- 全国家庭電気製品公正取引協議会「新電力料金目安単価」:電気代の試算に使う単価(31円/kWh・税込、令和4年7月22日改定)
当サイトは各メーカーの公開仕様を突き合わせて互換情報を作成し、データ間の矛盾を自動で検査しています。それでも誤りが残る可能性はあるため、購入前にはメーカーの公式仕様もあわせてご確認ください。
判定の作り方・自動で行っている検算・運営者の立ち位置は判定の方法にまとめています。
よくある質問
ケースを開けずに電源の容量を調べられますか。
BTOや既製品なら、購入時の構成表・注文履歴・メーカーの製品ページから分かることが多いです。ただし容量だけが公開されていて型番が分からない場合、コネクタの本数までは分かりません。
ラベルの+12Vが54Aと書かれています。これが容量ですか。
容量ではありません。+12V系統に流せる電流です。容量は「Total Power」「Max Output」などと書かれた値です。各系統の数字を足しても合計出力にはなりません。
8ピンのケーブルが1本あり、先が2つに分かれています。2本と数えてよいですか。
1本として数えてください。分岐した端子を2本ぶんとして使うと、元の1本のケーブルに合計の電流が流れます。8ピン2本を要求するカードには、独立した2本のケーブルを使ってください。
電源の型番が分からないままでも判断できますか。
容量とコネクタの本数さえ分かれば、足りているかどうかは判断できます。型番が要るのは、保証年数や仕様の詳細を調べたい場合です。
PCを開けるのが怖いのですが、やめたほうがいいですか。
見て数えるだけなら部品を外す必要はありません。電源を切ってコンセントを抜き、数分置いてから開けてください。それでも不安な場合は、構成表から調べる方法を先に試してください。
コネクタが足りないと分かった場合
確認して足りていたなら、買い足すものはありません。下記は、必要な本数のコネクタが無いと分かった場合の候補です。変換ケーブルで賄わず、コネクタを直接備えた電源に替えてください。対応を確認しやすいメーカーの製品から機械的に選んだもので、当サイトが実際に使用して比較したものではありません。購入前には、必ずメーカーの仕様欄で対応状況をご確認ください。
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