結論:グラボを決めてから、商品ページの4項目を確かめます
ゲーミングPCは、先にグラボの型番を決め、商品ページでグラボのVRAM容量・電源の容量・メモリ・SSDの4つが書かれているかを確かめて選びます。4つが書かれていない商品は、販売店に聞いてから選びます。
ゲーミングPCは、ゲームの映像を作る部品(グラフィックボード、グラボ)を積んだパソコンです。ゲームの快適さはグラボでほぼ決まるので、先にグラボを決め、残りは商品ページで確かめます。
商品名だけでは、肝心のグラボの容量が分からないことが多いです。当サイトが2026年9月2日に楽天市場で調べたRTX 5060 Ti搭載の完成品(BTO)63件のうち、51件(81%)は、商品名からVRAMの容量が分かりませんでした。RTX 5060 Tiには容量が16GBの製品と8GBの製品があるので、商品名だけで選ぶと、どちらが届くか分かりません。
この数字は、楽天市場で「ゲーミングデスクトップパソコン RTX5060Ti 新品」「ゲーミングPC RTX 5060 Ti デスクトップ 新品」の2語で検索し、ノートPC・ミニPC・パーツ単体と8万円未満の出品を除いた商品の商品名を見て出したものです。「5060 Ti」の近くに16GBか8GBの表記があるものを「分かる」としていて、商品ページの仕様表は見ていません。
最初に、グラボの型番を決めます
グラボの候補は、グラボの選び方で3枚に絞っています。迷ったらVRAM 16GBのRTX 5060 Ti 16GBで、ゲームもAIも試せる容量があります。4Kのモニターで遊ぶならRTX 5070、ゲームが中心で電源の要件を低く抑えたいならRX 9060 XT 16GBです。
商品ページで確かめる4つ
| 項目 | 見るところ | 目安・理由 |
|---|---|---|
| グラボの型番とVRAM | 仕様表のグラフィックの欄に、容量(16GBなど)まで書かれているか | 同じ名前で容量の違う製品がある。容量は買ったあとで増やせない |
| 電源の容量(W)と型番 | 仕様表の電源の欄(容量と、できれば型番) | グラボの必要システム電源以上か(RTX 5060 Ti 600W、RTX 5070 650W、RX 9060 XT 16GB 450W) |
| メモリの容量 | 仕様表のメモリの欄 | ゲームや重いソフトなら32GB、余裕を持たせるなら16GB(アスクの目安) |
| SSDの容量 | 仕様表のストレージの欄 | ゲームに使うなら1TB以上(CFD販売の目安) |
電源の数字は、メーカーが公表している「必要システム電源」です。NVIDIAとAMDがグラボごとに示している、パソコン全体の電源ユニットに求められる出力で、表の数字より小さい電源の構成は選びません。メモリとSSDの目安の決め方は、メモリの選び方とSSDの選び方にあります。
4つのどれかが書かれていない商品は、買う前に販売店へ問い合わせます。特にグラボの容量と電源の容量は、あとから確かめる方法が限られます。
買わなくてよい場合
- いまデスクトップパソコンを持っているなら、グラボだけの交換で済むことがあります。比べ方はグラボ交換とパソコン買い替え、どちらが安い?にあります。
- 部品を選べるなら、完成品と部品を買って組む場合を比べられます。比べ方はパーツを何個か替えるならBTOに買い替え?にあります。
間違えるとどうなるか
グラボの容量(VRAM)と、パソコン全体の電源の容量は、買ったあとで直しにくい項目です。VRAMが8GBの製品が届くと、容量を増やすにはグラボの交換になります。電源がグラボの必要システム電源ぎりぎりの構成だと、あとでグラボを上の型番に替えるときに電源も替えることになります。どちらも、上の4項目を商品ページで確かめれば買う前に避けられます。
よくある質問
ゲーミングPCは、どこで買えばいいですか。
どの店でも、上の4項目が商品ページに書かれている商品を選び、保証の内容と期間を購入前に確かめてください。
ゲーミングノートPCでもいいですか。
この記事はデスクトップ向けです。ノートPCはグラボを後から交換できないので、買う時点で容量まで決めることになります。
AIも使いたい場合は、何を見ればいいですか。
グラボのVRAMの容量で、動かせるAIの大きさが決まります(生成AI用パソコンのスペックは何で決まる?)。
モニターやキーボードは付いてきますか。
商品によって違います。付属品の欄に書かれていなければ、本体だけの商品です。
出典と確認方法
このページの製品情報は、以下の公開情報に基づいています。同じ手順でご自身でも確認できます。
- 価格の調べ方(商品カードのリンク先):商品カードの候補は、楽天市場の商品検索から中古・海外直送・ミニPC・型番と世代表記が矛盾する商品を除いて機械的に選んでいます。価格は記事に載せていないため、当日の価格はリンク先でご確認ください。
- NVIDIA GeForce RTX 50 シリーズ 製品仕様(必要システム電源):各カードの消費電力(Total Graphics Power)、必要システム電源、補助電源コネクタ、および必要システム電源が前提にしているCPU
- AMD Radeon RX 9000シリーズ 製品ページ(日本語):Radeonの仕様(VRAM・演算ユニット・精度別の行列演算性能・推奨電源)と、RX 9000シリーズが AMD FSR 4 に対応する記載(2026-09-23 確認)
- NVIDIA「現行世代と前世代の GeForce シリーズのグラフィックス カードの比較」:RTX 50シリーズのCUDAコア数、AI TOPS、レイトレーシングのTFLOPS、標準メモリ構成、メモリインターフェイス幅、RTX 40シリーズ(4070/4070 SUPER/4070 Ti/4070 Ti SUPER/4060 Ti)のCUDAコア数と標準メモリ構成(2026-09-11)
- アスク「初心者必見!自作PCパーツの選び方【メモリ編】」:Windows 11 の容量の目安(少なくとも8GB、余裕を持たせるなら16GB、3Dゲームや重いソフトなら32GB)、DDR4とDDR5は端子が異なり互換性が無いこと、8GB×4より16GB×2のほうが速い設定で動作でき速度の落ち方はマザーボードのスペック表で確認できること、2枚・4枚でデュアルチャンネル・クアッドチャンネル(2025-10-22 更新、2026-10-04 取得)
- CFD販売「おすすめのSSDの容量は?用途別の選び方を解説!容量不足解消の方法も」:用途別の容量の目安(インターネット・事務作業・簡単な動画編集なら500GB程度、ゲーム・本格的な動画編集なら1TB程度、大量のデータなら2TB〜4TB程度)、ゲームには512GBでは不足の可能性があり1TB以上を推奨、表示容量がそのままWindowsで使える容量ではないこと(2026-08-19 更新、2026-10-04 取得)
この記事の製品情報は、各メーカーが公開している仕様をもとにしています。誤りが残る可能性もあるため、購入前にメーカーの公式仕様もあわせてご確認ください。
判定の根拠は判定の方法にまとめています。