結論:条件付きでNO。電源が切れるならまず電源の容量、固まるなら熱、ゲームだけ終わるならゲームの側を確かめます
条件付きでNOです。負荷がかかったときだけ落ちても、すぐに部品を買い替えなくてかまいません。電源が切れるならまず電源の容量、固まるなら熱、ゲームだけ終わるならゲームの側を確かめます。その順番は、Windowsに残っている記録と落ち方で決められます。
部品を替える前に、記録を見てください。落ちた直後なら、いますぐ見られます。スタートボタンを右クリックして「イベントビューアー」を開き、「Windowsログ」→「システム」で、落ちた時間帯の「重大」「エラー」を探します。記録は原因を指しませんが、落ち方と合わせると、確かめる順番を絞れます。手順は下に書きました。
買い替えなくてよい場合
- 落ちるからといって、本体ごと買い替える必要はありません。この症状で最初に疑われるのは電源の容量と熱です。どちらも、このサイトで型番から確かめられます。
- 通気孔のホコリやグリスの状態で直ることもあります。ただし、どちらもケースを開ける作業になります。必ず電源を切り、電源ケーブルを抜いてから行ってください。ケースを開けると保証の対象外になることがあります。BTOやメーカー製PCの場合は、作業の前に保証の条件をご確認ください。
- 記録を見ずに部品を替えると、当たるまで買い続けることになります。順番が逆です。
記録の見かた(追加のソフトは要りません)
スタートボタンを右クリックして「イベントビューアー」を開き、「Windowsログ」の「システム」を選びます。落ちた時間帯の「重大」「エラー」を探してください。
PowerShellで見る場合は、次の1行です。
Get-WinEvent -FilterHashtable @{LogName='System'; Id=41} -MaxEvents 5
追加のソフトは要りません。管理者権限も要らないことを、2026-08-29に実機(Windows 11)で確認しています。該当する記録が無ければ「No events were found」と出ます。
Kernel-Power 41 は「システムが正しい手順を踏まずに電源を失った」という記録です。これ自体は原因を指しません。電源の不足でも、熱による停止でも同じ記録が残ります。
手を動かす前に確かめてください。電源の容量やグリスの状態を見るには、ケースを開けることになります。必ず電源を切り、電源ケーブルを抜いてから行ってください。ケースを開けると保証の対象外になることがあります。完成品のPCをお使いなら、作業の前に購入元の保証条件をご確認ください。不安な場合は、購入元や修理を受け付けている店に依頼してください。
電源が切れるなら電源、固まるなら熱、ゲームだけならゲームの側から確かめます
落ち方と、記録を見たかどうかの組み合わせで、次に進む先が決まります。互換チェッカーの「負荷で落ちる」で、同じ振り分けを選ぶだけで出せます。
| 落ち方 | 先に確かめる場所 |
|---|---|
| 画面が真っ暗になり、電源が切れる/再起動する | 記録に Kernel-Power 41 が見当たらない場合でも、落ち方としては電源と熱が先です。電源が切れる落ち方です。まず電源の容量を確かめてください。グラフィックボード(グラボ)が必要とする電源の容量(メーカーが「必要システム電源」として公表しているW数)に、いまの電源ユニットの容量が届いているかを判定できます。届いていなければ電源ユニットを替えます。足りていれば、次は熱です——グリスの状態と簡易水冷のポンプに判定があります。 |
| ブルースクリーン(青い画面)が出る | ブルースクリーンが出る落ち方です。メモリを増設・交換した直後であれば、メモリの切り分けから始めてください。そうでない場合、ここで確かめられるのは電源の容量と温度までです。ドライバの不具合は、ここでは判定できません。 |
| ゲームだけが終了してデスクトップに戻る | ゲームだけが終了してデスクトップに戻る場合、パソコン本体は落ちていません。電源や熱の判定へ進む前に、そのゲームの側を先に疑ってください。当サイトはソフトウェアの不具合を扱いません。 |
| 画面が固まって操作を受け付けない | 画面が固まる落ち方です。電源は切れていないので、電源の不足よりは熱が先です。グリスの状態と簡易水冷のポンプを確かめてください。温度の上限はCPUごとに違います。「90℃なら危険」という一律の線は当サイトでは使いません。 |
| 落ちてはいないが、重い・カクつく | 落ちていないなら、電源の判定より先に、VRAMと温度を確かめます。タスクマネージャーの「専用GPUメモリ」が上限に張り付いているかはVRAMとメモリの違いに、温度はグリスの状態と簡易水冷のポンプに判定があります。当サイトはfpsを測っていないので、どこまで上がるかは書けません。 |
どの枝も「条件つき」で返します。記録は原因を指さないので、当サイトは原因を断定しません。返すのは、次に確かめる順番です。
間違えるとどうなるか
直らないものを、当たるまで買い続けることになります。原因が熱なのに電源を買い替えても直りませんし、逆も同じです。記録と落ち方を見れば、どちらから確かめるかを決められます。見ないまま部品を買うと、当たるまで繰り返すことになります。
よくある質問
CPUの温度が90℃あります。壊れる温度ですか。
いいえ、90℃というだけで壊れる温度とは言えません。上限はCPUの型番ごとに違い、Intelは型番ごとに最大動作温度をARKで公表しています。お使いの型番の上限と見比べてください。
Kernel-Power 41 が出ていました。原因は電源ですか。
それだけでは決まりません。この記録は「システムが正しい手順を踏まずに電源を失った」ことしか示しません。電源の不足でも、熱による停止でも同じ記録が残ります。電源と熱を順に確かめてください。
記録に何も出ていません。落ちていないということですか。
落ちてはいます。記録が残らない落ち方もあります。その場合も、落ち方(電源が切れる/青い画面/固まる)で先に確かめる場所は決められます。上の表をご覧ください。
電源ボタンを押しても、まったく反応しません。
落ちるのとは別の症状です。電源ユニットの故障と決める前に、コンセント・電源ユニットのスイッチ・マザーボードの電源コネクタを確かめます。手順は電源ユニットの故障か確かめるにあります。
ゲームだけが終了してデスクトップに戻ります。
パソコン本体は落ちていません。電源や熱の判定へ進む前に、そのゲームの側を先に疑ってください。当サイトはソフトウェアの不具合を扱いません。
温度を測るソフトを入れられません。
落ちた記録そのものは、追加のソフトなしで読めます。記録と落ち方から、電源・熱・ソフトのどれから確かめるかを絞れます。別のソフトを入れられない環境でも、そこまでは進めます。
BTO・メーカー製PCをお使いの場合、ケースを開ける、あるいは部品を交換すると製造元の保証が受けられなくなることがあります。規定はメーカーや販売店ごとに違うため、作業の前に購入元の保証規定を確認してください。保証期間が残っていて困りごとが起きているなら、自分で替える前に購入元へ相談するほうが早く済むことがあります。
出典と確認方法
このページの互換情報は、以下の公開仕様に基づいています。同じ手順でご自身でも確認できます。
- Microsoft Learn Get-WinEvent(PowerShell):Windows標準でイベントログを読む方法(追加ソフト不要)
- Intel® 製品仕様データベース(ARK):IntelのCPUがどのソケットに対応し、どの世代に属するか
- CPUの最大動作温度(メーカーの製品仕様):Intelは製品仕様データベース(ARK)で型番を検索し、「Tjunction」または「最大動作温度」の欄を見ます。2026-08-25に Core i7-12700 で確認したところ、どちらも100°Cでした。AMDは製品ページの Specifications にある 「Max Operating Temperature」を見ます。
- NVIDIA GeForce RTX 50 シリーズ 製品仕様(必要システム電源):各カードの消費電力(Total Graphics Power)、必要システム電源、補助電源コネクタ、および必要システム電源が前提にしているCPU
この記事の互換情報は、各メーカーが公開している仕様をもとにしています。誤りが残る可能性もあるため、購入前にメーカーの公式仕様もあわせてご確認ください。
判定の根拠は判定の方法にまとめています。