CPUクーラーの変換ブラケットはどこで手に入る?|メーカー別の入手先と、いまのクーラーの付け直し方

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本記事にはアフィリエイト広告を含みます。掲載している互換情報は各メーカーの公開仕様に基づいており、広告の有無によって内容を変えることはありません。

結論:メーカーが配っていれば、いまのクーラーを付け直せます

  • 無料で配るメーカーと、有料で売るメーカーがあります
  • 取付穴が同じ組み合わせなら、ブラケットは要りません
  • 配っていなければ、新しい台(ソケット)用のクーラーに替えます

変換ブラケットとは

変換ブラケットは、CPUクーラーを別の規格の台に付けるための取付金具です。CPUを挿す台の規格(ソケット)が変わると、クーラーを固定する穴の位置が変わることがあります。そのときクーラーのメーカーが新しいソケット用の金具を配っていれば、クーラーを買い替えずに付け直せます。

メーカー別の配布状況(各社の公式ページで確認)

表の LGA1700・LGA1851(インテルのソケットの名前)と AM5(AMDのソケットの名前)は、CPUやマザーボード(CPUやメモリ、グラボを挿す、パソコンの土台の基板)の仕様欄に書かれています。表の中の AM4(AM5 の一つ前の AMD のソケット)も同じです。9社の公式サポートページ・製品ページを2026年9月23日に開いて確かめた内容です。左の列でお使いのクーラーのメーカーを探してください。金額は変わるため書いていません。

メーカー LGA1700 LGA1851 AM5 入手方法
Noctua 無料(申請フォーム。クーラーと、LGA1700/1851のCPUかマザーボードの購入証明が要る) LGA1700と同じ。LGA1700対応製品はそのまま付く AM4対応製品はそのまま付く(NH-L9a-AM4 と NM-AM4-L9aL9i を除く)。AM4部品の無い製品は無料のキット(購入証明) 公式サイトの申請フォーム。Amazonの有料版もある
be quiet! 2022年以降の製品は同梱。切替前に買った対応製品は公式サイトのフォームで申し込み(手数料あり) 未確認(現行製品は対応ソケットに1851を明記。旧製品の製品ページには1851の記載が無い) 旧製品の製品ページにもAM5/AM4が並記(AM4対応ならそのまま) 公式サイトのフォーム(手数料)
ARCTIC 出荷分は同梱。製品ラインごとの取付キット(別売) LGA1700対応製品はそのまま付く。必要になれば無料のキットを送ると公表 AM4対応製品はそのまま付く 公式ストア(別売キット)。付属品が無い場合はサポートへ
Cooler Master 有料の取付キット(製品シリーズごとに型番が違う) 未確認(既存製品向けの案内が公式ページに無い) 有料の取付キット 公式ストアで購入。対応表で★の付いた組み合わせは別売キットが要る
DeepCool 無料(LGA1700のCPUかマザーボードの購入証明を添えてサポートへ。証明が無い場合は有料) 未確認(公式の案内が無い。現行製品は対応と記載) 無料(購入証明。地域の条件あり)。AM4と同じ取付穴だが、高さの差からキットが要る製品がある サポートへ連絡(購入証明)
Thermalright 有料(メールで申し込み。送料も別) 不要(LGA1700と同じ取付穴で、LGA1700対応製品はそのまま付く) 取付穴はAM4と同じで、ほとんどの製品はそのまま。一部は有料のAM5キット(メール・送料別) メールで申し込み
サイズ(Scythe) ブリッジリテンション式は別売キット SCMK-1700B(無償配布はしていないと明記。販売終了製品)。プッシュピン式は不要 LGA1700と同じ(製品ページに明記) AM4対応製品はそのまま付く 販売店で購入(別売キット)
CORSAIR 旧製品は有料の LGA1700 Retrofit Kit(既存のブラケットとバックプレートを流用)。現行製品は同梱 LGA1700と同じ。Retrofit Kit でLGA1851にも対応 ELITEシリーズは有料の AM5/AM4 Retention Kit。旧製品はAM4用キット 公式サイトで購入
NZXT LGA1700非対応の旧Kraken X/Zは有料キット。対応済みの製品は不要 LGA1700のブラケットをそのまま使う(新しいブラケットは不要と明記) 旧Kraken X/Zは有料の AM5 Upgrade Kit。現行製品は同梱 公式サイトで購入

条件は製品や地域で変わるので、申し込む前に出典のページで対象製品を確かめてください。LGA1700とLGA1851は取付穴が同じで、Noctua・ARCTIC・Thermalright・サイズ・CORSAIR・NZXTがLGA1700対応の製品はそのまま付くと公表しています。AM4とAM5も取付穴が同じですが、高さの違いで一部の製品にはAM5用のキットが要ります(DeepCool・Thermalright)。

付け直す前に確かめる2つ

1つ目は、お使いのクーラーの型番です。キットは製品ごとに違い、同じメーカーでも対象外の製品があります。製品ページの対応ソケットの欄と、表の出典ページにある対象製品の一覧で、型番が入っているかを確かめます。

2つ目は、BTO(注文時に構成を選べる完成品のパソコン)・メーカー製PCの保証です。ケースを開けてクーラーを外す作業なので、購入元の保証の規定を先に確かめてください。

付け直しの手順

  1. PCの電源を切り、電源ケーブルをコンセントから抜きます。金属部分に触れて、体の静電気を逃がします。
  2. クーラーのネジを対角に少しずつ緩めて外します。固着しているときは、無理に引き上げずに軽くひねって離します。
  3. CPUとクーラーの底面に残った古いグリスを拭き取ります(CPUグリスの塗り方)。
  4. キットの説明書の順に、バックプレート(マザーボードの裏側で支える板)・スタンドオフ(ネジを立てる土台)・ブラケットを新しいソケット用に付け替えます。
  5. グリスをCPUに置き、クーラーを取り付けて、ネジを対角に少しずつ締めます。
  6. 起動して、アイドル時と高負荷時のCPU温度を確かめます。上がり続けるなら電源を切って付け直します。

キットの説明書の手順が最優先です。上の手順は共通する流れで、メーカーごとの部品の順番は説明書に従ってください。

そのままでは付かないと分かった組み合わせの記事はこちらです。付け替え先のソケットに付くクーラーの候補も、それぞれの記事にあります。

付け直すときに用意するもの

ブラケットで付け直すときは、クーラーを外した時点でCPUとの間のグリスを拭き取って塗り直すので、グリスを用意します。下記はグリスを2つ並べたものです。対応を確認しやすいメーカーの製品から1つずつ選んで並べたもので、当サイトが実際に使用して比較したものではありません。購入前には、必ずメーカーの仕様欄で対応状況をご確認ください。

ARCTIC MX-4 CPUグリス 4g 高熱伝導グリース CPU/GPUの熱拡散効率向上 低熱抵抗 低粘性 長期不硬

ARCTIC MX-4 CPUグリス 4g 高熱伝導グリース CPU/GPUの熱拡散効率向上 低熱抵抗 低粘性 長期不硬化 非導電性 サーマルコンパウンド シリコングリス CPUMX4

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よくある質問

変換ブラケットは無料ですか。

無料はNoctuaとDeepCoolの2社で、ほかは有料か手数料つきです。NoctuaとDeepCoolは購入証明を添えた申請で無料(DeepCoolは地域の条件あり)、be quiet!は手数料つき、Cooler Master・CORSAIR・NZXT・Thermalright・サイズは有料のキットです。金額は変わるので、この記事には載せていません。

LGA1700用のブラケットはLGA1851にも使えますか。

Noctua・ARCTIC・Thermalright・サイズ・CORSAIR・NZXTは、LGA1700と取付穴が同じでLGA1700対応の製品はそのまま付くと公表しています。他のメーカーは製品ページの対応ソケットの欄で確かめてください。

AM4用のクーラーはAM5にそのまま付きますか。

取付穴は同じです。Noctua・ARCTIC・サイズはAM4対応製品がそのまま付くとし、DeepCoolとThermalrightは高さの違いで一部の製品にAM5用のキットが要ると公表しています。

グリスは塗り直す必要がありますか。

クーラーを外した時点で塗り直します。拭き取りと量はCPUグリスの塗り方のとおりです。

ブラケットが手に入らない場合はどうしますか。

交換先のソケットに対応したクーラーに替えます。候補は組み合わせごとの記事(記事の末尾の一覧)にあります。

BTO・メーカー製PCをお使いの場合、ケースを開ける、あるいは部品を交換すると製造元の保証が受けられなくなることがあります。規定はメーカーや販売店ごとに違うため、作業の前に購入元の保証規定を確認してください。保証期間が残っていて困りごとが起きているなら、自分で替える前に購入元へ相談するほうが早く済むことがあります。

出典と確認方法

このページの互換情報は、以下の公開仕様に基づいています。同じ手順でご自身でも確認できます。

この記事の互換情報は、各メーカーが公開している仕様をもとにしています。誤りが残る可能性もあるため、購入前にメーカーの公式仕様もあわせてご確認ください。

判定の根拠は判定の方法にまとめています。