CPUグリスの選び方|電気を通さないものから選びます

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本記事にはアフィリエイト広告を含みます。掲載している製品情報は各メーカーの公開仕様に基づいており、広告の有無によって内容を変えることはありません。

結論:迷ったらNT-H2かMX-4。決め手は電気を通さないことです

迷ったら、Noctua NT-H2かARCTIC MX-4を選びます。どちらもメーカーが電気を通さないと明記していて、塗る量を間違えてはみ出しても、基板の回路をショートさせません。

結論に合う候補を見る(ページ内の製品カードへ移動します)

作業の前に、PCの電源を切り、電源ケーブルをコンセントから抜いてください。体に溜まった静電気は、金属部分に触れて逃がしてから始めます。自分で作業したくない場合は、購入元や修理を受け付けている店に依頼することもできます。

CPUグリスは、CPUとCPUクーラーのすき間を埋めて、熱をクーラーへ伝えるためのペーストです。クーラーを外したら、古いグリスを拭き取って塗り直します。

候補は2本。メーカーが公表している事実で比べます

グリス 電気を通すか 塗ったあとの使用期間(公表) 1本で塗れる回数(公表) 付属品
Noctua NT-H2 通さない(メーカーの製品ページ) 最長5年(開封前の保管は最長3年) 3.5gで約3〜20回(CPUの大きさによる) 拭き取り用のシート3枚
ARCTIC MX-4 通さない(金属を含まない、メーカーの製品ページ) 公表を確認できず 公表を確認できず —

2本のうち迷ったら、NT-H2です。使用期間と1本で塗れる回数をメーカーが公表していて、塗り替えの時期と買う量を決めやすいためです。MX-4は使用期間を公表していませんが、金属を含まず電気を通さない点はNT-H2と同じです。

CPUグリスは、なんでもいいの?

最初に確かめるのは、電気を通すかどうかです。Noctuaは製品ページで、高性能をうたうグリスやパッドの中には、電気を通す・金属を腐食させる性質のために使うと危ないものがある、と説明しています。電気を通すグリスがCPUのまわりにはみ出すと、回路がショートするおそれがあります。製品ページに「電気を通さない(Non-conductive)」と書かれているものから選べば、この心配はありません。

熱伝導率(W/m・K)の数字で比べることは勧めません。Noctuaは自社のグリスの熱伝導率を公表しておらず、公式のよくある質問に、公表しない理由の項目を設けています。当サイトも冷却性能を測っていないので、熱伝導率による順位は付けていません。

塗る量と塗り方

量はCPUの大きさで変わります。NT-H2の3.5gは、大きいCPU(Threadripperなど)なら約3回、小さいCPUなら約20回ぶんです。点の数と大きさはCPUグリスの塗り方にまとめています。

クーラーを外す前に、パソコンの電源を切って電源ケーブルを抜きます。BTOパソコンやメーカー製のパソコンは、ケースを開けると保証の扱いが変わることがあるので、販売店の保証規定を先に確かめてください。

買わなくてよい場合

  • クーラーを外さないなら、グリスを買う理由はありません。塗り替えの時期の目安はCPUグリスは何年で塗り替える?で、温度から確かめる方法をまとめています。
  • 新しいクーラーを買う場合は、グリスが付いてくることがあります。クーラーの製品ページの付属品の欄を先に見てください。

間違えるとどうなるか

電気を通すグリスを、量を多く塗ってはみ出させると、回路がショートするおそれがあります。電気を通さないグリスなら、はみ出しても拭き取れば済みます。どちらの候補も電気を通さないので、初めて塗る場合でもこの失敗は起きません。

買うグリスが決まったら、次は候補です。価格は日々変わるため、この記事には載せていません。当日の価格は、下の商品カードのリンク先でご確認ください。

決めたグリスの候補

下記は、上の表の2本(Noctua NT-H2・ARCTIC MX-4)です。どちらも電気を通さないグリスです。メーカーが仕様を公表している製品から1つずつ選んで並べたもので、当サイトが実際に使用して比較したものではありません。購入前には、メーカーの仕様欄もご確認ください。

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よくある質問

シルバーグリスやダイヤモンドグリスのほうが冷えますか。

当サイトは冷却性能を測っていないので、どちらが冷えるかは書けません。選ぶときは、製品ページに電気を通さないと書かれているかを先に確かめてください。

グリスは何グラム買えばいいですか。

NT-H2の場合、3.5gで約3〜20回ぶんです(CPUの大きさによる)。1回の付け直しなら、いちばん小さい容量で足ります。

開けたグリスは、いつまで使えますか。

Noctuaは、NT-H2を塗ったあとの使用期間を最長5年、開封前の保管を最長3年と公表しています。ARCTICのMX-4は、年数の公表を確認できませんでした。

グラボのGPUにも使えますか。

NoctuaはNT-H2をCPUとGPUのどちらにも使えると説明しています。グラボを分解すると保証の対象外になることがあるので、先にメーカーの保証規定を確かめてください。

BTO・メーカー製PCをお使いの場合、ケースを開ける、あるいは部品を交換すると製造元の保証が受けられなくなることがあります。規定はメーカーや販売店ごとに違うため、作業の前に購入元の保証規定を確認してください。保証期間が残っていて困りごとが起きているなら、自分で替える前に購入元へ相談するほうが早く済むことがあります。

出典と確認方法

このページの製品情報は、以下の公開情報に基づいています。同じ手順でご自身でも確認できます。

  • Noctua「NT-H2 3.5g」製品ページ:NT-H2が電気を通さず腐食させないこと、高性能をうたうグリスやパッドには電気を通す・腐食させる性質のため危ないものがあるという説明、3.5gで約3〜20回分(CPUの大きさによる)、拭き取りシート3枚付き、CPUにもGPUにも使えること、熱伝導率を公表しない理由のFAQがあること(2026-10-04 実ブラウザで確認)
  • Noctua「NT-H2 3.5g: Specifications」:NT-H1と同じく、推奨使用期間(最長5年)と推奨保管期間(最長3年)が載っています。動作温度の上限だけが異なります
  • ARCTIC「MX-4」製品ページとスペックシート:公式のスペックシートが出荷情報のみで、耐久年数の記載が無いことを確認できます、金属を含まず導電性が無いこと、塗り方は製品ページの動画で案内していること(2026-09-14 取得)
  • Noctua「NT-H1 3.5g 取扱説明書(Usage Instructions)」:CPUの大きさごとの点の数と直径(小: 3〜4mmを1点、中: 約2mmを四隅に4点+中央に3〜4mmを1点、大: 約2mmを9点+3〜4mmを4点)、伸ばす必要が無いこと、塗りすぎると温度が上がる注意、拭き取り方(乾いた紙→水で湿らせた紙、アルコールは必須ではない)(2026-09-14 取得)

この記事の製品情報は、各メーカーが公開している仕様をもとにしています。誤りが残る可能性もあるため、購入前にメーカーの公式仕様もあわせてご確認ください。

判定の根拠は判定の方法にまとめています。