大学指定のパソコンの条件、いまのPCで使える?|OS・CPU・メモリ・容量のほかに見る点

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結論:条件付きでYES。案内の項目をすべて満たしていれば、いまのPCで足ります

条件付きでYESです。大学の案内に並んだ項目をすべて満たしていれば、いまのPCで足ります。確かめる項目は、よく言われる4つでは足りません。よく言われる4つは、OS・CPU・メモリ・ストレージです。

先に、いちばん大事なことを書きます。ここに載せているのは3校の公表内容で、2026-08-29に各大学のページで確認したものです。年度や学部で変わります。必ずご自分の大学の案内を見てください。当サイトは大学の要件を代わりに保証しません。

買い替えなくてよい場合

  • OS・CPU・メモリ・ストレージは、Windowsの設定画面だけで確かめられます。確かめる前に買うと、条件を満たしているPCをもう1台買うことになります
  • 足りないのがメモリやストレージだけなら、機種によってはその部品だけを足せます(本体ごとの買い替えは要りません)。ただし増設できない機種があります。たとえば電気通信大学の生協の推奨モデルはメモリがCPU内蔵で「交換・増設不可」と明記されています。まずその機種の仕様欄で、増設できるかと保証の条件を確認してください。実際に開ける場合は、必ず電源を切り、電源ケーブルを抜き、取り外せる機種はバッテリーも外してから作業してください。ケースを開けると保証の対象外になることがあります。不安な場合は、購入元や修理を受け付けている店に依頼してください
  • 大学が指定しているのは下限です。上回っている必要はありません

実際に公表されている要件(3校)

言い換えずに、書かれている表現をそのまま写しています。「記載なし」は、その大学がその項目に触れていないという意味です。

項目 麗澤大学 神戸学院大学 慶應義塾大学SFC
OS Windows11 Windows11以上(Home Edition以上)必須。Sモード非推奨 macOS 14(Sonoma)以降 または Windows 11以降
CPU Intel Core-i5以上(Ryzen同等品可、Core Ultra5以上も可) Intel Core i5(第12世代以降)または AMD Ryzen 5(第4世代以降)以上推奨。ARM製CPU不可(Snapdragonなど、インテル・AMD以外の方式のCPU) Intel製Core i5相当以上 または Apple M2以上(推奨)
メモリ 16GB以上 16GB以上推奨 16GB以上
ストレージ 記載なし 256GB以上(SSD推奨) 256GB以上(512GB以上だとなお良い)
無線LAN Wi-Fi5(IEEE 802.11ac)以上 Wi-Fi5(11ac)以上対応必須 IEEE802.11a/ac/n(5GHz帯)以上、IEEE802.11ac/axだとなお良い
バッテリー カタログ記載12時間以上 6時間程度は稼働可能なもの推奨 標準バッテリでの駆動時間が3時間以上(5時間以上だとなお良い)
カメラ・マイク Webカメラ、マイク カメラ(マイク)付き必須 記載なし
画面 記載なし 13インチ以上推奨 Full HD(1920×1080)以上(推奨)
重さ 1.5kg以下を推奨 記載なし 記載なし
端子 記載なし USB Type-A 3.0以上が1つ以上、HDMIポート推奨 HDMIが内蔵端子あるいはアダプタ経由で出力できること

そろっている項目と、そろっていない項目

項目 3校の書き方 読み取れること
メモリ 3校とも16GB以上 そろっている
ストレージ 256GB以上(記載なしの校もある) おおむねそろっている
Wi-Fi 3校ともWi-Fi5(11ac)以上 そろっている
バッテリー 3時間以上 〜 カタログ12時間以上 4倍違う。ここを一般論で決められない
CPU Core i5以上 / Core i5 第12世代以降 / Core i5相当以上 「以上」の意味が校によって違う。世代まで指定する校がある
OS Windows11のみ / Windows11以上(Sモード非推奨) / macOSも可 Macが使えるかどうかが分かれる
CPUの種類 指定なし / ARM製CPU不可 / Apple M2以上も可 同じ「Core i5以上」でも、ARMを認めるかが正反対

当サイトはここから目安を作りません。平均を出せば「大学生向けPCはこれくらい」という一般論になり、大学ごとに違うというこの記事の中身を、自分で壊すことになります。

項目ごとの確かめ方

当サイトが判定できる項目と、確認手段だけを示す項目を分けます。

項目 どこで見るか 当サイトで判定できるか
OSがWindows 11か 設定 → システム → バージョン情報 判定できます
CPUが指定の世代以上か 同じ画面の「プロセッサ」 判定できます
CPUがARM製かどうか 同じ画面。Snapdragon と書かれていればARM 判定できます
メモリの搭載量 同じ画面の「実装 RAM」 判定できます
ストレージの容量 設定 → システム → ストレージ 判定できます
Wi-Fiの規格 設定 → ネットワーク → Wi-Fi → ハードウェアのプロパティ 当サイトに規格の対応表がない。確認手段だけ示す
バッテリーのカタログ駆動時間 メーカーの製品ページの仕様欄 実測ではなくカタログ値。当サイトは測っていない
カメラ・マイクの有無 デバイスマネージャー、または本体の見た目 見れば分かる

CPUの型番を互換チェッカーの「Windows 11に対応か」に入れると、Microsoftの対応リストに載っているかと、その型番が第何世代かが出ます。「Core i5」という名前だけでは足りない大学があります。ソケットを聞くタブもありますが、ノートPCではソケットが分からないことが多いので、型番を入れるこちらを使ってください。

生協の推奨モデルは、大学の要件ではありません

大学が定めた「必要な仕様」と「生協が売っているモデルの仕様」は別のものです。そのページには必要仕様と推奨仕様の明確な区別が書かれていませんでした(2026-08-29に確認しています)。推奨モデルの値段を要件だと思うと、満たすのに必要な額を大きく見誤ることになります。

電気通信大学(生協の推奨モデル)の推奨モデルは dynabook XCX94 で、4年保証・動産保証付きです(2026-08-29に生協のページで確認しました)。メモリは交換も増設もできない機種です。これは売られているモデルの仕様であって、大学が「これ以上でなければならない」と定めた線ではありません。

保証が価格に含まれている点は、比べるときに落とさないでください。当サイトは、この保証にいくらの価値があるかは判定しません(保証の内容と、故障する確率のどちらも測っていないため)。

間違えるとどうなるか

入学後になって、使えないと分かることがあります。神戸学院大学は「ARM製CPU不可」と明記しています。ARM製CPUはSnapdragonなど、インテル・AMD以外の方式のCPUで、Snapdragonを積んだノートPCも販売されているので、条件を読まずに買うと、入学してから買い直すことになります。逆に、4項目だけ確かめて安心すると、Wi-Fiの規格やカメラの有無で足りないことがあります。

よくある質問

USB Type-Cの端子でモニターにつないだのに、映りません。

Type-Cの端子は、形が同じでも映像を出せるものと出せないものがあります。端子・ケーブル・モニターのどれが原因かの切り分けはType-Cなのにモニターに映らないにあります。

「Core i5以上」と書かれていました。Core i5なら何でもいいですか。

いいえ、世代まで指定している大学があります。神戸学院大学は「Core i5(第12世代以降)」と世代まで指定しています。同じ Core i5 でも第7世代なら満たしません。型番の世代は互換チェッカーの「CPUの型番から」で分かります。

Macでもいいですか。

大学によっては使えません。慶應義塾大学SFCは macOS 14以降でも可としていますが、麗澤大学は Windows11 と書いています。ご自分の大学の案内をご確認ください。

いま使っているPCで足りるか、どこから見ればいいですか。

設定 → システム → バージョン情報で、OS・CPU・メモリが一度に分かります。ストレージは設定 → システム → ストレージです。この2画面で、要件の半分以上は確かめられます。

Wi-Fiの規格はどこで分かりますか。

設定 → ネットワークとインターネット → Wi-Fi → ハードウェアのプロパティで、対応している規格が表示されます。当サイトは規格の対応表を持っていないので、判定はしません。

生協で買ったほうが安心ですか。

大学の要件を満たしていれば、生協のモデルでなくても授業に使えます。生協のモデルを選ぶ理由になるのは、価格に含まれている保証です。その保証の期間と対象を、ほかの購入先の保証と比べて決めてください。

BTO・メーカー製PCをお使いの場合、ケースを開ける、あるいは部品を交換すると製造元の保証が受けられなくなることがあります。規定はメーカーや販売店ごとに違うため、作業の前に購入元の保証規定を確認してください。保証期間が残っていて困りごとが起きているなら、自分で替える前に購入元へ相談するほうが早く済むことがあります。

出典と確認方法

このページの互換情報は、以下の公開仕様に基づいています。同じ手順でご自身でも確認できます。

この記事の互換情報は、各メーカーが公開している仕様をもとにしています。誤りが残る可能性もあるため、購入前にメーカーの公式仕様もあわせてご確認ください。

判定の根拠は判定の方法にまとめています。