本記事にはアフィリエイト広告を含みます。掲載している互換情報は各メーカーの公開仕様に基づいており、広告の有無によって内容を変えることはありません。
結論:確認するのは5項目です
グラフィックボードが使えるかどうかは、マザーボードとの相性では決まりません。PCIe x16スロットがあれば挿さるためです。確認が必要なのは「スロット」「長さ」「厚さ」「補助電源コネクタ」「電源容量」の5項目だけです。
確認する5項目
| 確認する項目 | これで決まること | どこを見るか |
|---|---|---|
| PCIe x16スロットが空いているか | 挿さるかどうか | マザーボードの製品ページ(拡張スロット) |
| カードの全長がケースに収まるか | ケースに入るかどうか | PCケースの製品ページ(内寸) |
| 厚さ(スロット占有数)が干渉しないか | ほかの拡張カードが使えるかどうか | グラフィックボードの製品ページ(寸法・補助電源) |
| 補助電源コネクタが電源側に揃っているか | 給電できるかどうか | 電源ユニットの製品ページ(コネクタ構成) |
| 電源の合計出力が推奨値を満たすか | 安定して動くかどうか | グラフィックボードの製品ページ(寸法・補助電源) |
1.PCIe x16スロットが空いているか
マザーボードの最上段にあるPCIe x16スロットを使います。世代(3.0/4.0/5.0)が違っても挿さり、動作します。
間違えるとどうなるか:空きスロットが無いまま買うと、そもそも取り付けられません。ケースを開けて最上段のx16スロットが空いていることを確認してから注文してください。
2.カードの全長がケースに収まるか
カードの全長(mm)と、ケースの「対応するグラフィックスカードの最大長」を比べます。この項目は出典欄の手順で調べられますが、カタログの数値だけでは足りないことがあります。フロントにラジエーターやファンを付けていると、その厚みぶん使える長さが減るためです。すでに何か付いているなら、スロットの位置からケース前面までを実際に測ってください。
間違えるとどうなるか:カードが長すぎるとサイドパネルが閉まりません。無理に押し込むとカードの基板がたわみ、PCIeスロットの端子を痛めます。取り付ける前に気づける失敗なので、パーツを壊す前に止められます。
3.厚さ(スロット占有数)が干渉しないか
2スロット・2.5スロット・3スロットなどの表記で示されます。占有した分だけ下のPCIeスロットが使えなくなります。3スロットを超える大型カードは、ケースによってはサイドパネルと干渉します。
間違えるとどうなるか:厚みが想定より大きいと、下のPCIeスロットに挿していた拡張カード(サウンドカード・キャプチャカードなど)が使えなくなります。グラフィックボード自体は動くため、買ってから気づきやすい失敗です。
4.補助電源コネクタが電源側に揃っているか
カードが要求する本数(PCIe 8ピン×2、12VHPWR×1など)と、電源ユニットが備える本数を突き合わせます。合計出力が足りていても、コネクタが足りなければ使えません。
間違えるとどうなるか:コネクタが足りないまま起動すると、多くのカードは「補助電源が接続されていません」という警告を出して起動を止めます。壊れることは通常ありませんが、そのままでは使えません。
5.電源の合計出力が推奨値を満たすか
カードのメーカーが示す推奨電源容量を確認します。CPUの消費電力が大きい構成では、推奨値ちょうどでは足りないことがあります。
間違えるとどうなるか:容量が不足すると、ゲーム中など高負荷の場面でPCが突然落ちる・再起動するという症状が出ます。起動やデスクトップ操作は問題なくできてしまうため、原因が電源だと気づきにくい失敗です。
決め手にならない項目
次の3つは、よく気にされますがグラフィックボードが動くかどうかには関係しません。
| よく気にされる項目 | 関係しない理由 |
|---|---|
| CPUのメーカーや世代 | グラフィックボードに「対応CPU」はありません。IntelでもAMDでも、PCIe x16スロットがあるマザーボードなら動作します。 |
| PCIeの世代の違い | 上位・下位ともに互換性があります。帯域が低いほうに制限されるだけで、認識しないことも壊れることもありません。 |
| メモリの容量や世代 | グラフィックボードの動作条件には含まれません。 |
買い替えなくてよい場合
- PCIeの世代が古いという理由だけで、マザーボードを買い替える必要はありません。帯域が低いほうに合うだけで、多くの用途で差はわずかです。
- CPUが数世代前だという理由だけで、CPUを買い替える必要もありません。グラフィックボードの動作条件にCPUは含まれません。
- 補助電源コネクタの本数が足りない場合は、電源ユニットだけを替えれば済みます。マザーボードやCPUまで替える必要はありません。
出典と確認方法
このページの互換情報は、以下の公開仕様に基づいています。同じ手順でご自身でも確認できます。
- グラフィックボードの製品ページ(寸法・補助電源):メーカーサイトで型番の仕様欄を開き、寸法と Power Connectors の項を確認します。同じGPUでもメーカーやモデルによって全長は大きく変わるため、GPU名ではなく製品型番で確認してください。
- PCケースの製品ページ(内寸):仕様欄の「対応GPU長」「CPUクーラー高」を確認します。フロントにラジエーターやファンを付けている場合、その厚みぶん実際に使える長さは短くなります。
- 電源ユニットの製品ページ(コネクタ構成):製品の仕様欄でコネクタの内訳を確認します。「8ピン×2」と書かれていても、1本のケーブルが6+2ピンに分岐しているだけの場合があります。分岐で賄うと1本のケーブルに負荷が集中するため、本数だけでなくケーブルの構成も見てください。
- マザーボードの製品ページ(拡張スロット):メーカーサイトで型番の仕様欄を開き、「拡張スロット」の項を確認します。x16の形状でも実際はx4動作というスロットがあるため、形状ではなくレーン数の記載を見てください。
BTO・メーカー製PCをお使いの場合、マザーボードの型番は、Windowsの「システム情報」の「ベースボード製品」、または CPU-Z の Mainboard タブで確認できます。そこに出た型番でメーカーサイトが見つからないときは、基板メーカーではなくPCを買った店の製品ページ(構成表)と、その機種のサポートページを見てください。それでも分からない項目は、購入元に問い合わせるのが確実です。
当サイトは各メーカーの公開仕様を突き合わせて互換情報を作成し、データ間の矛盾を自動で検査しています。それでも誤りが残る可能性はあるため、購入前にはメーカーの公式仕様もあわせてご確認ください。
判定の作り方・自動で行っている検算・運営者の立ち位置は判定の方法にまとめています。
よくある質問
マザーボードに「対応グラフィックボード一覧」はありますか。
ありません。CPUやメモリと違い、グラフィックボードには対応表が用意されていません。PCIe x16スロットがあれば挿さるためです。確認が必要なのは、マザーボードではなくケースと電源ユニットの側です。
いま使っているPCのケースに何mmまで入るか分かりません。
ケースの型番でメーカーの製品ページを開き、仕様欄の「対応するグラフィックスカードの最大長」を確認してください。型番が分からない場合は、いま挿さっているカードの全長を実測し、その手前にどれだけ余裕があるかを見ると目安になります。
電源ユニットの容量が足りているか確認する方法はありますか。
カードのメーカーが示す推奨電源容量を確認し、いま使っている電源の合計出力と比べてください。合計出力が足りていても補助電源コネクタの本数が足りなければ使えないため、コネクタの内訳もあわせて確認してください。
スロットが下の段しか空いていません。挿しても大丈夫ですか。
動作しますが、下の段はレーン数が少なかったりチップセット経由だったりするため、帯域が制限されることがあります。可能であれば最上段のx16スロットを使ってください。
この条件に合う製品
下記は、この記事の条件に合う製品です。対応を確認しやすいメーカーの製品から機械的に選んだもので、当サイトが実際に使用して比較したものではありません。購入前には、必ずメーカーの仕様欄で対応状況をご確認ください。
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