本記事にはアフィリエイト広告を含みます。掲載している互換情報は各メーカーの公開仕様に基づいており、広告の有無によって内容を変えることはありません。
結論:条件付きでYES。動くことはありますが、確実ではありません
- 違うメーカーのメモリでも、動くことはあります
- 動くかどうかは、挿して試すまで分かりません
- 確実にしたいなら、2枚組のメモリにまとめて替えます
いま挿さっているメモリを調べる手順
タスクマネージャーでメモリを見る
- キーボードの Ctrl と Shift を押したまま、Esc を押します。「タスクマネージャー」が開きます。
- 左の「パフォーマンス」を押し、「メモリ」を選びます。
- 右上に、いまのメモリの合計の量と「DDR4」か「DDR5」が出ます。
- 右下の「速度」がいまの速さ、「使用中のスロット(部品を挿す差し込み口)」が、差し込み口がいくつあって何本使っているかです(例: 2/4 は4本中2本)。
足すメモリは、ここで見た DDR4 か DDR5 と同じものにします。違う規格は差し込めません。
混ぜたときに起きること
違うところごとに起きることは、次の表のとおりです。
| 違うところ | 起きること | 買う前に確かめる先 |
|---|---|---|
| 速度 | 低いほうの速度に全体が合わせられます | マザーボード(CPUやメモリ、グラボを挿す、パソコンの土台の基板)のメモリー対応リスト(QVL) |
| 容量 | 動作することはありますが、デュアルチャネル(2枚を組にして速く動かす仕組み)の動き方が変わり、一部の容量だけ1枚分の速さになることがあります | 同上 |
| 型番(メーカー) | 組み合わせによっては起動そのものができないことがあります | 同上(枚数ごとの一覧) |
XMP/EXPO(箱に書かれた速度で動かす設定)が当てにならなくなる
XMP(メモリを箱に書かれた速度で動かす設定)/EXPO(メモリを箱に書かれた速度で動かす設定)は、そのメモリの組み合わせで検証された設定を読み込む仕組みです。別の製品を混ぜると、この設定が当てにならなくなります。定格(JEDEC)の速度では動いても、XMPを有効にすると起動しなくなることがあります。
なぜメーカーは2枚組で売っているのか
メーカーが2枚組・4枚組を「キット」として売っているのは、その組み合わせで動作を確認しているからです。同じ型番を1枚ずつ買い足しても、キットとして検証されたことにはなりません。増設の予定があるなら、最初から目標の枚数のキットを買うのが確実です。
買う前に確認できるもの
マザーボードのメーカーは「メモリー対応リスト(QVL)」を公開しています。そのマザーボードで動作を確認した型番の一覧で、枚数ごとに分かれていることもあります。買おうとしているメモリがここに載っていれば、少なくともそのマザーボードでは動作を確認されていることになります。載っていないから動かないという意味ではありませんが、迷ったときの判断材料になります。
混ぜて不安定になったとき
起動はするのに動作が不安定になる、という形で出ることがあります。普段は問題なく、負荷がかかったときだけ青い画面(ブルースクリーン)が出る、という出方をするため原因を特定しにくくなります。増設後に不安定になったら、足したほうを一度外して、元の構成で動くかを確かめます。
抜き差しするときの手順
- PCの電源を切り、電源ユニット(パソコン全体に電気を送る部品)のスイッチをオフにして、電源ケーブルを抜きます。BTO(注文時に構成を選べる完成品のパソコン)・メーカー製PCは、ケースを開ける前に保証の規定を確認してください。
- ケースの金属部分に触れて体の静電気を逃がします。メモリは端子に触れず、基板の側面を持ちます。
- スロット両端(片側だけの基板もあります)のツメを開き、切り欠きの位置を合わせて、両端を交互に、カチッと音がするまで垂直に押し込みます。斜めに力を入れないでください。
- 電源を戻して起動し、タスクマネージャーで容量が増えているかを確認します。
- 起動しない場合は、足したメモリを外して元の構成に戻します。外すときも電源を切って電源ケーブルを抜き、スロット両端のツメを開いてから、基板の側面を持って垂直に引き抜きます。それで起動すれば、足したメモリとの組み合わせの問題です。その先の切り分けはメモリ増設後に起動しないにあります。
静電気と、斜めに力をかけたときの端子の変形を避けるため、上の順番どおりに行ってください。
2枚組にまとめて替える場合の候補
いま挿さっているメモリと同じ規格(DDR4かDDR5)で、2枚組にまとめて替える場合の候補を、DDR5とDDR4で1つずつ並べています。規格は上の手順のタスクマネージャーで確かめます。対応を確認しやすいメーカーの製品から1つずつ選んで並べたもので、当サイトが実際に使用して比較したものではありません。購入前には、必ずメーカーの仕様欄で対応状況をご確認ください。
シリコンパワー DDR5 32GB(16GB×2) デスクトップ用 PCメモリ DDR5-5600 ゲーミング 5600MHz(PC5-44800)288ピン CL40 1.1V UDIMM Non-ECC RAM コンピューター メモリ SP032GBLVU560F22
Crucial ゲーミングモデル Ballistix Sport LT DDR4 メモリ【永久保証・翌日配達送料無料】 Ballistix Sport LT White 16GB(8GBx2枚) DDR4-2666 DIMM BLS8G4D26BFSC 海外パッケージ
よくある質問
違うメーカーのメモリを混在させても大丈夫ですか。
規格(DDR4かDDR5か)と速度が同じなら動くことはありますが、メーカーは保証していません。マザーボードのメモリー対応リスト(QVL)に載っている組み合わせだけが動作確認済みで、それ以外は試してみるまで分かりません。
同じ型番なら1枚ずつ買い足しても大丈夫ですか。
動くことはありますが、保証はされません。メーカーが動作を確認しているのはキットとして売っている組み合わせで、同じ型番でも製造時期によって中のチップが変わることがあります。
速度が違うメモリを混ぜるとどうなりますか。
全体が低いほうの速度に合わせられます。速いメモリを足しても、遅いほうに引っ張られるため速度は上がりません。
8GBと16GBなど、容量が違うメモリを混ぜるとどうなりますか。
動作することはあります。ただし容量の重なる部分だけがデュアルチャネルで動き、はみ出した分はシングルチャネル相当になる方式が一般的です。マザーボードによって挙動が違うため、マニュアルを確認してください。
増設したら起動しなくなりました。壊れましたか。
壊れたとは限りません。まず足したメモリを外して、元の構成で起動するかを確認してください。起動するなら組み合わせの問題です。BIOS(PCの起動直後に出る設定画面)でXMP/EXPOを切ると起動することもあります。
BTO・メーカー製PCをお使いの場合、ケースを開ける、あるいは部品を交換すると製造元の保証が受けられなくなることがあります。規定はメーカーや販売店ごとに違うため、作業の前に購入元の保証規定を確認してください。保証期間が残っていて困りごとが起きているなら、自分で替える前に購入元へ相談するほうが早く済むことがあります。
出典と確認方法
このページの互換情報は、以下の公開仕様に基づいています。同じ手順でご自身でも確認できます。
- マザーボードの製品ページ(メモリの仕様):メーカーサイトで型番の仕様欄を開き、「メモリー」の項を確認します。対応世代のほか、1枚あたりの最大容量と合計の最大容量が書かれています。サポート欄には「メモリー対応リスト(QVL)」があり、そのマザーボードで動作確認された型番が載っています。
- マザーボードのマニュアル(メモリの挿す位置):メーカーサイトのサポート欄からマニュアルPDFを開き、メモリスロットの項にある表を確認します。2枚のときに使うスロットはマザーボードごとに違うため、この確認は省略できません。
- JEDEC DDR5 SDRAM 規格(JESD79-5C):DDR5のピン数・電圧・動作速度の規格値
BTO・メーカー製PCをお使いの場合、マザーボードの型番は、Windowsの「システム情報」の「ベースボード製品」、または CPU-Z の Mainboard タブで確認できます(別のソフトを入れられない環境では、システム情報だけで足ります)。そこに出た型番でメーカーサイトが見つからないときは、マザーボードのメーカーではなくPCを買った店の製品ページ(構成表)と、その機種のサポートページを見てください。それでも分からない項目は、購入元に問い合わせるのが確実です。
この記事の互換情報は、各メーカーが公開している仕様をもとにしています。誤りが残る可能性もあるため、購入前にメーカーの公式仕様もあわせてご確認ください。
判定の根拠は判定の方法にまとめています。