本記事にはアフィリエイト広告を含みます。掲載している互換情報は各メーカーの公開仕様に基づいており、広告の有無によって内容を変えることはありません。
結論:条件によります
動くこともありますが、確実ではありません。速度が違えば低いほうに合わせられ、容量が違えばデュアルチャネルの効き方が変わります。組み合わせによっては起動しません。確実にしたいなら目標の枚数のキットを買い、手持ちに足すなら先に下の手順で試してから判断してください。
混ぜたときに起きること
速度が違う場合は、低いほうの速度に全体が合わせられます。容量が違う場合も動作することはありますが、デュアルチャネルの動き方が変わり、一部の容量だけシングルチャネル相当になることがあります。起動そのものができない組み合わせもあります。
XMP/EXPOが当てにならなくなる
XMP/EXPOは、そのメモリの組み合わせで検証された設定を読み込む仕組みです。別の製品を混ぜると、この設定が当てにならなくなります。定格(JEDEC)の速度では動いても、XMPを有効にすると起動しなくなることがあります。
なぜメーカーは2枚組で売っているのか
メーカーが2枚組・4枚組を「キット」として売っているのは、その組み合わせで動作を確認しているからです。同じ型番を1枚ずつ買い足しても、キットとして検証されたことにはなりません。増設の予定があるなら、最初から目標の枚数のキットを買うのが確実です。
買う前に確認できるもの
マザーボードのメーカーは「メモリー対応リスト(QVL)」を公開しています。そのマザーボードで動作を確認した型番の一覧で、枚数ごとに分かれていることもあります。買おうとしているメモリがここに載っていれば、少なくともそのマザーボードでは動作を確認されていることになります。載っていないから動かないという意味ではありませんが、迷ったときの判断材料になります。
間違えるとどうなるか
いちばん多いのは、起動はするのに動作が不安定になる形です。普段は問題なく、負荷がかかったときだけブルースクリーンが出る、という出方をするため原因を特定しにくくなります。増設後に不安定になったら、足したほうを一度外して切り分けてください。
抜き差しするときの手順
- PCの電源を切り、電源ユニットのスイッチをオフにして、電源ケーブルを抜きます。
- ケースの金属部分に触れて体の静電気を逃がします。メモリは端子に触れず、基板の側面を持ちます。
- スロット両端(片側だけの基板もあります)のツメを開き、切り欠きの位置を合わせて、両端を交互に、カチッと音がするまで垂直に押し込みます。斜めに力を入れないでください。
- 電源を戻して起動し、タスクマネージャーで容量が増えているかを確認します。
- 起動しない場合は、足したメモリを外して元の構成に戻します。それで起動すれば組み合わせの問題で、壊れたわけではありません。
メモリの抜き差しで壊れるとすれば、原因のほとんどは静電気か、斜めに力をかけたことによる端子の変形です。上の順番どおりに行えば、どちらも避けられます。
買い替えなくてよい場合
- いま1枚だけ挿さっているなら、同じ製品をもう1枚足すのがもっとも安く効きます。デュアルチャネルになるためです。
- 動作が重いという理由だけで増設する前に、タスクマネージャーでメモリの使用量が上限に張り付いているかを確認してください。張り付いていなければ原因は別にあります。
- 混ぜたメモリで問題なく動いているなら、揃えるためだけに買い替える必要はありません。不安定な症状が出ていないかどうかが判断の基準です。
出典と確認方法
このページの互換情報は、以下の公開仕様に基づいています。同じ手順でご自身でも確認できます。
- マザーボードの製品ページ(メモリの仕様):メーカーサイトで型番の仕様欄を開き、「メモリー」の項を確認します。対応世代のほか、1枚あたりの最大容量と合計の最大容量が書かれています。サポート欄には「メモリー対応リスト(QVL)」があり、そのマザーボードで動作確認された型番が載っています。
- マザーボードのマニュアル(メモリの挿す位置):メーカーサイトのサポート欄からマニュアルPDFを開き、メモリスロットの項にある表を確認します。2枚のときに使うスロットは基板ごとに違うため、この確認は省略できません。
- JEDEC DDR5 SDRAM 規格(JESD79-5C):DDR5のピン数・電圧・動作速度の規格値
BTO・メーカー製PCをお使いの場合、マザーボードの型番は、Windowsの「システム情報」の「ベースボード製品」、または CPU-Z の Mainboard タブで確認できます。そこに出た型番でメーカーサイトが見つからないときは、基板メーカーではなくPCを買った店の製品ページ(構成表)と、その機種のサポートページを見てください。それでも分からない項目は、購入元に問い合わせるのが確実です。
当サイトは各メーカーの公開仕様を突き合わせて互換情報を作成し、データ間の矛盾を自動で検査しています。それでも誤りが残る可能性はあるため、購入前にはメーカーの公式仕様もあわせてご確認ください。
判定の作り方・自動で行っている検算・運営者の立ち位置は判定の方法にまとめています。
よくある質問
同じ型番なら1枚ずつ買い足しても大丈夫ですか。
動くことは多いですが、保証はされません。メーカーが動作を確認しているのはキットとして売っている組み合わせで、同じ型番でも製造時期によって中のチップが変わることがあります。
速度が違うメモリを混ぜるとどうなりますか。
全体が低いほうの速度に合わせられます。速いメモリを足しても、遅いほうに引っ張られるため速度は上がりません。
容量が違うメモリを混ぜるとどうなりますか。
動作することはあります。ただし容量の重なる部分だけがデュアルチャネルで動き、はみ出した分はシングルチャネル相当になる方式が一般的です。マザーボードによって挙動が違うため、マニュアルを確認してください。
増設したら起動しなくなりました。壊れましたか。
壊れたとは限りません。まず足したメモリを外して、元の構成で起動するかを確認してください。起動するなら組み合わせの問題です。BIOSでXMP/EXPOを切ると起動することもあります。
この条件に合う製品
下記は、この記事の条件に合う製品です。対応を確認しやすいメーカーの製品から機械的に選んだもので、当サイトが実際に使用して比較したものではありません。購入前には、必ずメーカーの仕様欄で対応状況をご確認ください。
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