メモリの高騰はいつまで?なぜ?|作る側は2027〜2028年もさらに逼迫すると見込んでいます

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結論:NO。近いうちに終わるとは言えず、作る側は2027〜2028年もさらに逼迫すると見込んでいます

NOです。メモリの高騰が近いうちに終わる、と言える公表はありません。メモリの部品を作るMicronは、2027年と2028年の需給は2026年よりずっと逼迫すると見込んでいます。高い理由は、メモリの部品の生産がAIのサーバー向けに優先されていることです。

足りないと分かった場合の候補

この欄は、この下の「買うか待つかの決め方」で、いまのメモリが足りないと分かったときに見る候補です。足りているなら、買う必要はありません。下記は、DDR5とDDR4の32GB(16GB×2枚)のメモリです。DDR4とDDR5は互いの差し込み口に挿さらないので、いまのメモリと同じ世代のほうを選び、マザーボードの製品ページのメモリ対応表で確かめてから選んでください。対応を確認しやすいメーカーの製品から1つずつ選んで並べたもので、当サイトが実際に使用して比較したものではありません。購入前には、必ずメーカーの仕様欄で対応状況をご確認ください。

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結論の「NO」は、高騰がいつ終わるかを言い切れる公表が無い、という意味です。当サイトは値動きを予測しません。書けるのは、メモリの部品を作る会社と調査会社が何と言っているかです。買うか待つかは、下の「買うか待つかの決め方」の順番で、いまのメモリが足りているかから決めます。

なぜ高いのか: 部品の生産がAIのサーバー向けに回っている

パソコンのメモリは、DRAMという部品でできています。調査会社のTrendForceは、DRAMを作る会社がAIのサーバー向けの製品に生産を優先していて、市場全体が品不足の状態が続いていると発表しています。サーバー向けのDRAMのほうが利益が大きいため、供給がそちらへ回されている、という説明です。DDR4もDDR5も同じDRAMの生産の枠を分け合っているので、どちらの世代も影響を受けます。

下の表は、メモリの部品を作る会社とパソコンのメーカーなどのあいだで決まる取引価格(契約価格)の、前の四半期からの上がり幅です。店頭の価格ではありません。上がり幅は小さくなっていますが、どの四半期も上昇で、下がってはいません。

四半期 DRAMの契約価格(TrendForceの発表)
2026年 第1四半期 前期比 約93〜98%上昇
2026年 第2四半期 前期比 58〜63%上昇の見通し
2026年 第3四半期 前期比 13〜18%上昇の見通し
2026年 第4四半期 前期比 10〜15%上昇の見通し

いつまで続くか: 公表されている見通し

Micronは2026年9月30日の決算説明で、メモリとストレージの需給は、2027年と2028年は2026年よりずっと逼迫すると見込んでいると述べました。同じ説明で、値上がりのペースはゆるやかになるとも述べています。新しい工場(アイダホのID1)からの出荷は、2027年の半ばに始まる予定です。

TrendForceは同じ日に、パソコン向けのDRAMの供給は、生産がサーバー向けに移るため2027年に減る可能性があると発表しています。どちらも、高騰が終わる時期を示した発表ではありません。「待てば元の値段に戻る」とも「もっと上がるから急いで買う」とも、この発表からは言えません。

買うか待つかの決め方

  1. いまのメモリで足りているかを確かめます。重い作業をしている最中に、Windowsのタスクマネージャーの「パフォーマンス」→「メモリ」で、利用可能の量が数百MBまで落ちたまま張り付くかを見ます(増設前にタスクマネージャーで確かめる)。
  2. 数GB残っているなら、いまは買いません。値上がりは、足りているメモリを買い足す理由にはなりません。
  3. 足りないなら、待たずに必要な分だけ買います。たとえば16GBで足りないなら32GBにする、のように、いまの不便が無くなる分に絞ります。
  4. 買うメモリの世代(DDR4かDDR5)は、マザーボードで決まります。同じタスクマネージャーの「メモリ」の欄の右上で、いまの世代を確かめます。DDR4とDDR5は互いの差し込み口に挿さりません。

メモリを挿す作業は、PCの電源を切り、電源ケーブルをコンセントから抜いてから行います。体に溜まった静電気は、金属部分に触れて逃がしてから始めます。自分で作業したくない場合は、購入元や修理を受け付けている店に依頼することもできます。

買わなくてよい場合

  • いまのメモリで足りているなら、買う必要はありません。高騰は買う理由にも、急ぐ理由にもなりません。
  • 電源ユニット・PCケース・CPUクーラーは、DRAMを使いません。メモリの高騰を理由に、これらの買い物を待つ必要はありません。

間違えるとどうなるか

下がるのを待っているあいだは、メモリが足りない不便が続きます。いつ下がるかの公表は無いので、待つ期間も決められません。逆に、足りているのに「もっと上がる前に」と大きな容量を買うと、使わない分にお金を払うことになります。どちらも、先にいまのメモリが足りているかを確かめれば避けられます。

よくある質問

DDR4のメモリも高くなっていますか。

DDR4もDDR5も、同じDRAMの生産の枠を分け合っています。TrendForceの発表はパソコン向けのDRAM全体についてで、世代で分けて下がるとは書かれていません。

SSDも高くなっていますか。

SSDの部品(NAND)も、契約価格の上昇が続いています。TrendForceは2026年第4四半期のNANDの契約価格を、前期比15〜20%上昇の見通しと発表しています。

グラボも高くなっていますか。

グラボのメモリもDRAMの一種です。TrendForceは、グラボ向けのDRAMの価格も上がる見通しだと発表しています。

出典と確認方法

このページの互換情報は、以下の公開仕様に基づいています。同じ手順でご自身でも確認できます。

この記事の互換情報は、各メーカーが公開している仕様をもとにしています。誤りが残る可能性もあるため、購入前にメーカーの公式仕様もあわせてご確認ください。

判定の根拠は判定の方法にまとめています。