グラボ交換とBTO買い替え、どちらが安い?替える点数で決まる

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本記事にはアフィリエイト広告を含みます。掲載している互換情報は各メーカーの公開仕様に基づいており、広告の有無によって内容を変えることはありません。

結論:替える点数で、安いほうが入れ替わります

替えるパーツが少ないうちはパーツ交換のほうが安く済みます。点数が増えるほど差は縮み、CPUとマザーボードまで替えることになるとBTOのほうが安くなります。どこで逆転するかは、最安を探して買うか普通に買うかでも変わります。

何が芋づるで増えるか

グラフィックボードを替えると、他のパーツが連動して必要になることがあります。どこまで増えるかで総額が変わり、総額が変われば結論も変わります。

連動 起きやすさ 内容
グラフィックボード → 電源ユニット 必要システム電源と補助電源コネクタの2つを別々に確認します。判定できます
グラフィックボード → PCケース カードの全長がケースの内寸に収まるかを確認します。当サイトでは判定できないため、両方の製品ページで数値を比べてください。
CPU → マザーボード 載せたいCPUの世代がいまのソケットに対応していなければ、マザーボードごと替えることになります。判定できます
マザーボード → メモリ 基板が変わるとメモリの世代(DDR4/DDR5)も変わることがあります。世代が変われば手持ちのメモリは挿さりません。判定できます
マザーボード → CPUクーラー ソケットが変わると取付穴のピッチが変わることがあります。同じピッチなら流用できます。判定できます

点数ごとの金額(2026年8月23日 実測)

楽天市場で実際に測った価格です。中古・海外直送・ミニPC・型番と世代の表記が矛盾する商品は除いてあります。パーツもBTOも同じ側(最安どうし/中央値どうし)で比べています。片方だけ最安を取ると、比較の意味がなくなるためです。

点数 替える範囲 パーツ合計(最安) BTOとの差(最安) パーツ合計(中央値) BTOとの差(中央値)
1点 グラボだけ替える 161,980円 パーツが 32,820円 安い 192,480円 パーツが 137,320円 安い
2点 グラボ+電源 172,052円 パーツが 22,748円 安い 204,798円 パーツが 125,002円 安い
3点 グラボ+電源+SSD 184,632円 パーツが 10,168円 安い 221,719円 パーツが 108,081円 安い
4点 グラボ+電源+SSD+HDD 193,631円 パーツが 1,169円 安い 247,519円 パーツが 82,281円 安い
7点 上記+CPU+マザーボード+メモリ 284,631円 BTOが 89,831円 安い 403,861円 BTOが 74,061円 安い

比較の相手は BTOデスクトップ(RTX 5060 Ti 搭載) で、最安 194,800円 / 中央値 329,800円 です(17件)。ケース・OS・組み立て・保証が含まれます。パソコン工房・ZOA・アプライド・ASUS Storeで販売されている、搭載パーツが明記された製品17件の価格です。

分かれ目はどこか

分かれ目は「どこで買うか」で動きます。最安どうしで比べるか、中央値どうしで比べるかで結論が変わります。

最安を探して買う場合、4点替える時点で差は1,169円まで縮みます。実質的に同額です。ここから先はパーツ交換に金銭的な利点がありません。

普通に買う(中央値の)場合、4点でもまだ8万2千円ほどパーツが安く、CPUとマザーボードまで含む7点になって初めて逆転します。

意外に思えるかもしれませんが、最安どうしのほうが差が小さくなります。BTOを組んでいる会社はパーツを仕入れ値で買っているため、安い構成では価格が競り合うからです。手間をかけて最安を探しても、その手間ぶんが差額に乗ってこない、という言い方もできます。

同じ構成を比べているわけではありません。 パーツ側はSSD 2TBとHDD 4TBを足した、ストレージを厚めにした構成です。一方でBTOの中央値には上位CPUや簡易水冷を積んだ製品が含まれます。ご自身の構成に合わせて、要らないパーツを引いて計算し直してください。

この金額に含まれていないもの

パーツ合計は、次のものを勘定に入れていません。差額をそのまま「得した額」と読まないでください。

  • PCケースは含みません。いまのケースをそのまま使う前提です。
  • Windowsのライセンスも含みません。いまのPCのものを引き継ぐ前提です。
  • 組み立ての手間と、動かなかったときの切り分けにかかる時間は入っていません。
  • 保証も含みません。パーツごとの保証は付きますが、組み上がった状態が動くことは誰も保証しません。

間違えるとどうなるか

点数を読み違えたときに起きることは2つあります。ひとつは買い足しが続いて、結果的にBTOより高くつくことで、もうひとつは組み上げたのに動かないことです。

後者は、替える点数が増えるほど起きやすくなります。1点なら原因は1つしかありませんが、3点同時に替えて起動しなければ、どれが原因かを切り分けるところから始めることになります。元のパーツに戻しても直らないこともあり、そうなると手元に動かないPCだけが残ります。

BTOの価格差は、この切り分けを引き受けてもらう対価です。そして上の表のとおり、その対価は点数が増えるほど小さくなります。最安を探して買う場合は4点で1,169円まで、つまりほぼゼロまで下がります。

パーツごとの価格

パーツ 最安 中央値 備考
グラフィックボード(RTX 5060 Ti 16GB) 161,980円 192,480円 AI画像生成や動画生成ではVRAM容量が効くため16GB版を基準にしています。
電源ユニット(850W・80 PLUS Gold) 10,072円 12,318円 容量が足りているなら不要です。
M.2 SSD 2TB 12,580円 16,921円 生成したデータの置き場所として足す想定です。
内蔵HDD 4TB 8,999円 25,800円 書き出したファイルの保管用です。
CPU(Ryzen 7 9700X 級) 40,900円 49,125円 いまのソケットに載らない世代を選ぶと、マザーボードも要ります。
マザーボード(B760 ATX 級) 13,100円 13,237円 CPUの世代がいまのソケットに載らない場合に必要になります。
メモリ DDR5 16GB×2 37,000円 93,980円 マザーボードを替えてメモリの世代が変わる場合に必要になります。

買い替えなくてよい場合

  • 電源の容量とコネクタが足りていて、いまのCPUで不満がないなら、グラフィックボード1点で済みます。この場合はパーツ交換がはっきり安く、迷う理由がありません。
  • 電源が足りているかはグラボ交換で電源容量は足りる?で、メーカー公表値と比べられます。
  • PCIeの世代が違っても動きます。これを理由にマザーボードを替える必要はありません(PCIe世代が違う場合)。
  • CPUが古いことは、グラフィックボードが動かない理由にはなりません。動くかどうかと性能が釣り合うかは別の問題です(対応CPUはあるか)。

BTOを選んだほうがよい場合

当サイトはパーツの互換性を扱うサイトですが、パーツ交換を勧めるサイトではありません。次に当てはまるなら、BTOのほうが理にかなっています。

  • 替えるパーツが4点以上あり、最安を探して買う場合です。上の表のとおり差が1,169円まで縮むので、金銭的な利点がほぼありません
  • CPUの世代がいまのソケットに載らない場合です。マザーボードとメモリまで連動し、実測ではどちらの価格帯でもBTOのほうが安くなりました
  • 組み上げて動かなかったときに、自分で切り分ける時間が取れない場合
  • まとまった保証が要る場合(パーツごとの保証はありますが、組み上がった状態が動くことは誰も保証しません)

逆に、中央値の価格帯で普通に買う場合は、4点替えてもまだ8万2千円ほどパーツのほうが安く済みます。「点数が多いからBTO」と機械的に決めず、上の表で確かめてください。

自分がどのコースに入るかは、載せたいCPUの世代がいまのソケットに対応しているかで決まります。CPUの世代と対応ソケットで確認できます。対応していればCPU1点で済み、対応していなければマザーボードとメモリまで連動します。

ただしBTOの中身は製品ページに書かれている範囲しか分かりません。電源の型番が公開されていないことも多く、後から自分でパーツを足すときに当サイトの判定が使えないことがあります。拡張していく前提なら、そこは織り込んでください。

出典と確認方法

このページの互換情報は、以下の公開仕様に基づいています。同じ手順でご自身でも確認できます。

  • 価格の調べ方(楽天市場の実測):当サイトの金額は楽天市場の商品検索で、中古・海外直送・ミニPC・型番と世代表記が矛盾する商品を除いて集計した実測値です。取得日を記事に明記しています。価格は日々変わるため、購入時点の価格でご自身でも計算し直してください。
  • グラフィックボードの製品ページ(寸法・補助電源):メーカーサイトで型番の仕様欄を開き、寸法と Power Connectors の項を確認します。同じGPUでもメーカーやモデルによって全長は大きく変わるため、GPU名ではなく製品型番で確認してください。
  • 電源ユニットの製品ページ(コネクタ構成):製品の仕様欄でコネクタの内訳を確認します。「8ピン×2」と書かれていても、1本のケーブルが6+2ピンに分岐しているだけの場合があります。分岐で賄うと1本のケーブルに負荷が集中するため、本数だけでなくケーブルの構成も見てください。

当サイトは各メーカーの公開仕様を突き合わせて互換情報を作成し、データ間の矛盾を自動で検査しています。それでも誤りが残る可能性はあるため、購入前にはメーカーの公式仕様もあわせてご確認ください。

判定の作り方・自動で行っている検算・運営者の立ち位置は判定の方法にまとめています。

よくある質問

グラボだけ替えれば済みますか。

電源の容量とコネクタが足りていて、いまのCPUで不満がないなら済みます。電源が足りるかはメーカーが公表する必要システム電源と比べれば分かります。CPUが古いことは動かない理由にはなりません。

何点から買い替えたほうが安くなりますか。

どこで買うかで変わります。2026年8月23日の実測では、最安を探して買う場合は4点で差が1,169円まで縮み、実質同額になりました。中央値の価格帯では4点でもパーツが8万2千円ほど安く、CPUとマザーボードまで含む7点で逆転しました。

BTOのほうが割高だと聞きました。

点数によります。1点だけ替えるならパーツ交換が明確に安いです。ただしBTOにはケース・OS・組み立て・保証が含まれており、パーツ合計にはそれらが入っていません。同じものを比べているわけではない点にご注意ください。

CPUが古いとグラフィックボードは動きませんか。

動きます。動くかどうかと、性能が釣り合うかは別の問題です。ただし性能を引き出せるかは当サイトでは判定できません。

価格はいつの時点のものですか。

2026年8月23日に楽天市場で測った実測値です。パーツの価格は日々変わるので、購入時点の価格でご自身でも計算し直してください。計算は互換チェッカーでもできます。

どちらを選ぶ場合の候補も並べます

上のとおり、替える点数によって安いほうが入れ替わります。1〜2点で済むならグラフィックボード、3点以上になるならBTO本体が候補になります。どちらが良いとは書きません。金額と条件を見てご自身で決めてください。対応を確認しやすいメーカーの製品から機械的に選んだもので、当サイトが実際に使用して比較したものではありません。購入前には、必ずメーカーの仕様欄で対応状況をご確認ください。

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