CPU載せ替えでBIOS更新が要るのはどんな場合?|マザーボードより後に出たCPUの場合です

最終更新

本記事にはアフィリエイト広告を含みます。掲載している互換情報は各メーカーの公開仕様に基づいており、広告の有無によって内容を変えることはありません。

結論:条件によります

同じソケット(CPUを挿す差し込み口の規格)でも、マザーボードより後に出たCPUに交換する場合はBIOSの更新が必要になることがあります。AM4(Ryzen 1000〜5000のソケット)のように長く続いたソケットで起きやすく、更新しないまま交換すると、挿さっていても起動しません。

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なぜ更新が要るのか

マザーボードは、発売時点で存在しなかったCPUを知りません。後から出たCPUに対応するための情報はBIOSの更新で配られるため、古いBIOSのままでは、物理的に挿さっていても起動しないことがあります。

間違えるとどうなるか

交換しても画面が映らず、マザーボードのランプがCPUのところで止まります。BIOSが新しいCPUを知らないことが原因なので、BIOSを更新できれば交換したCPUでも起動します。更新のために元のCPUへ戻す手順は、マザーボードの説明書に従います。困るのは元のCPUを売ってしまった場合で、更新するための手段がなくなります。先にBIOSのバージョンを確認してから、CPUを手放してください。

必要かどうかを買う前に調べる

マザーボードのメーカーサイトで型番を検索し、「対応CPU(CPU Support List)」の一覧を開きます。CPUごとに必要なBIOSのバージョンが併記されているので、いま入っているバージョンと比べてください。いまのバージョンはBIOS画面の最初の行か、Windowsの「システム情報」で確認できます。

更新する順番を間違えない

更新は、そのマザーボードが元から対応しているCPUを載せた状態で行うのが基本です。新しいCPUに交換してからでは、起動しないため更新の操作自体ができません。

古いCPUを用意しなくてよい場合

CPUを載せずにBIOSを更新できる機能を持つマザーボードもあります。メーカーによって名前が違い、ASUSはBIOS FlashBack、MSIはFlash BIOS Button、GIGABYTEはQ-Flash Plusと呼んでいます。この機能があれば、古いCPUを用意しなくても更新できます。搭載しているかは製品ページの仕様欄で確認できます。

交換の手順

  1. いまのBIOSのバージョンを控えます(BIOS画面の最初の行、またはWindowsの「システム情報」で見られます)。
  2. メーカーサイトの対応CPU一覧で、載せたいCPUに必要なバージョンを確認します。
  3. 足りなければ、いまのCPUを載せたままBIOSを更新します。更新中は電源を落とさないでください。
  4. 更新後にCPUを交換します。PCの電源を切り、電源ケーブルをコンセントから抜いてから、ここで初めて古いCPUを外します。
  5. 起動しない場合は、元のCPUに戻して更新できているかを確認します。

更新中に電源が切れると、起動しなくなることがあります。作業中はPCの電源を落とさないでください。また、更新するとBIOSの設定は初期化されるのが一般的です。XMP/EXPOや起動順序を変えている場合は、更新後に設定し直してください。

買い替えなくてよい場合

  • BIOSを更新すれば載る場合、マザーボードを買い替える必要はありません。対応CPU一覧に載っているかどうかが判断の基準です。
  • 対応CPU一覧に載っていない場合は、BIOSを更新しても動作しません。そのときはマザーボードごと替えることになります。
  • 更新に必要な古いCPUが手元に無くても、BIOS FlashBackのような機能があるマザーボードなら追加の出費は要りません。

交換するCPUと、BIOSが対応しなかった場合のマザーボード

例に使ったAM4の交換先(Ryzen 5000)と、BIOSの更新でも対応しない場合に替えるAM4のマザーボードを1つずつ並べています。ソケットごと替える場合はCPUを買い替えたら今のマザーボードは使える?にあります。対応を確認しやすいメーカーの製品から1つずつ選んで並べたもので、当サイトが実際に使用して比較したものではありません。購入前には、必ずメーカーの仕様欄で対応状況をご確認ください。

AMD Ryzen 7 5700X3D 100-100001503WOF 3.0GHz Socket AM4

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よくある質問

BIOSを更新すれば、どのCPUでも載りますか。

載りません。ソケットが違うCPUは更新しても動作しません。更新で対応できるのは、同じソケットで後から出たCPUだけです。

いまのBIOSのバージョンはどこで見られますか。

起動時にBIOS画面を開くと、最初の画面に表示されます。Windowsが起動する場合は、「システム情報」のBIOSバージョンの欄でも確認できます。

更新すると設定は消えますか。

初期化されるのが一般的です。XMP/EXPOや起動順序を変えている場合は、更新後にもう一度設定してください。

更新中に電源が切れたらどうなりますか。

起動しなくなることがあります。デュアルBIOSを備えたマザーボードであれば予備から復旧できますが、無い場合はメーカーの修理が必要になります。作業中は電源を落とさないでください。

出典と確認方法

このページの互換情報は、以下の公開仕様に基づいています。同じ手順でご自身でも確認できます。

  • マザーボードの製品ページ(対応CPU一覧):メーカーサイトで型番を検索し、「対応CPU」「CPU Support List」の欄を開きます。世代をまたぐCPUでは必要BIOSバージョンが併記されているので、そこも確認してください。
  • Intel® 製品仕様データベース(ARK):IntelのCPUがどのソケットに対応し、どの世代に属するか
  • AMD Processor Specifications:Ryzenがどのソケットに対応し、どの世代に属するか

BTO・メーカー製PCをお使いの場合、マザーボードの型番は、Windowsの「システム情報」の「ベースボード製品」、または CPU-Z の Mainboard タブで確認できます(別のソフトを入れられない環境では、システム情報だけで足ります)。そこに出た型番でメーカーサイトが見つからないときは、マザーボードのメーカーではなくPCを買った店の製品ページ(構成表)と、その機種のサポートページを見てください。それでも分からない項目は、購入元に問い合わせるのが確実です。

この記事の互換情報は、各メーカーが公開している仕様をもとにしています。誤りが残る可能性もあるため、購入前にメーカーの公式仕様もあわせてご確認ください。

判定の根拠は判定の方法にまとめています。