本記事にはアフィリエイト広告を含みます。掲載している互換情報は各メーカーの公開仕様に基づいており、広告の有無によって内容を変えることはありません。
結論:条件によります
同じソケットでも、マザーボードより後に出たCPUに載せ替える場合はBIOSの更新が必要になることがあります。AM4のように長く続いたソケットで起きやすく、更新しないまま載せ替えると、挿さっていても起動しません。
なぜ更新が要るのか
マザーボードは、発売時点で存在しなかったCPUを知りません。後から出たCPUに対応するための情報はBIOSの更新で配られるため、古いBIOSのままでは、物理的に挿さっていても起動しないことがあります。
必要かどうかを買う前に調べる
マザーボードのメーカーサイトで型番を検索し、「対応CPU(CPU Support List)」の一覧を開きます。CPUごとに必要なBIOSのバージョンが併記されているので、いま入っているバージョンと比べてください。いまのバージョンはBIOS画面の最初の行か、Windowsの「システム情報」で確認できます。
更新する順番を間違えない
更新は、そのマザーボードが元から対応しているCPUを載せた状態で行うのが基本です。新しいCPUに載せ替えてからでは、起動しないため更新の操作自体ができません。
古いCPUを用意しなくてよい場合
CPUを載せずにBIOSを更新できる機能を持つマザーボードもあります。メーカーによって名前が違い、ASUSはBIOS FlashBack、MSIはFlash BIOS Button、GIGABYTEはQ-Flash Plusと呼んでいます。この機能があれば、古いCPUを用意しなくても更新できます。搭載しているかは製品ページの仕様欄で確認できます。
間違えるとどうなるか
載せ替えても画面が映らず、マザーボードのランプがCPUのところで止まります。壊れたわけではないので、元のCPUに戻せば起動します。困るのは元のCPUを売ってしまった場合で、更新するための手段がなくなります。先にBIOSのバージョンを確認してから、CPUを手放してください。
載せ替えの手順
- いまのBIOSのバージョンを控えます(BIOS画面の最初の行、またはWindowsの「システム情報」で見られます)。
- メーカーサイトの対応CPU一覧で、載せたいCPUに必要なバージョンを確認します。
- 足りなければ、いまのCPUを載せたままBIOSを更新します。更新中は電源を落とさないでください。
- 更新後にCPUを載せ替えます。ここで初めて古いCPUを外します。
- 起動しない場合は、元のCPUに戻して更新できているかを確認します。
更新中に電源が切れると、起動しなくなることがあります。作業中はPCの電源を落とさないでください。また、更新するとBIOSの設定は初期化されるのが一般的です。XMP/EXPOや起動順序を変えている場合は、更新後に設定し直してください。
買い替えなくてよい場合
- BIOSを更新すれば載る場合、マザーボードを買い替える必要はありません。対応CPU一覧に載っているかどうかが判断の基準です。
- 対応CPU一覧に載っていない場合は、BIOSを更新しても動作しません。そのときはマザーボードごと替えることになります。
- 更新に必要な古いCPUが手元に無くても、BIOS FlashBackのような機能があるマザーボードなら追加の出費は要りません。
出典と確認方法
このページの互換情報は、以下の公開仕様に基づいています。同じ手順でご自身でも確認できます。
- マザーボードの製品ページ(対応CPU一覧):メーカーサイトで型番を検索し、「対応CPU」「CPU Support List」の欄を開きます。世代をまたぐCPUでは必要BIOSバージョンが併記されているので、そこも確認してください。
- Intel® 製品仕様データベース(ARK):IntelのCPUがどのソケットに対応し、どの世代に属するか
- AMD Processor Specifications:Ryzenがどのソケットに対応し、どの世代に属するか
BTO・メーカー製PCをお使いの場合、マザーボードの型番は、Windowsの「システム情報」の「ベースボード製品」、または CPU-Z の Mainboard タブで確認できます。そこに出た型番でメーカーサイトが見つからないときは、基板メーカーではなくPCを買った店の製品ページ(構成表)と、その機種のサポートページを見てください。それでも分からない項目は、購入元に問い合わせるのが確実です。
当サイトは各メーカーの公開仕様を突き合わせて互換情報を作成し、データ間の矛盾を自動で検査しています。それでも誤りが残る可能性はあるため、購入前にはメーカーの公式仕様もあわせてご確認ください。
判定の作り方・自動で行っている検算・運営者の立ち位置は判定の方法にまとめています。
よくある質問
BIOSを更新すれば、どのCPUでも載りますか。
載りません。ソケットが違うCPUは更新しても動作しません。更新で対応できるのは、同じソケットで後から出たCPUだけです。
いまのBIOSのバージョンはどこで見られますか。
起動時にBIOS画面を開くと、最初の画面に表示されます。Windowsが起動する場合は、「システム情報」のBIOSバージョンの欄でも確認できます。
更新すると設定は消えますか。
初期化されるのが一般的です。XMP/EXPOや起動順序を変えている場合は、更新後にもう一度設定してください。
更新中に電源が切れたらどうなりますか。
起動しなくなることがあります。デュアルBIOSを備えたマザーボードであれば予備から復旧できますが、無い場合はメーカーの修理が必要になります。作業中は電源を落とさないでください。
載せ替えるCPUと、対応しなかった場合のマザーボード
BIOSの更新で載るなら、マザーボードは買い替えずに済みます。下記は載せ替えるCPUと、対応CPU一覧に無くて基板ごと替えることになった場合の候補です。対応を確認しやすいメーカーの製品から機械的に選んだもので、当サイトが実際に使用して比較したものではありません。購入前には、必ずメーカーの仕様欄で対応状況をご確認ください。
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