本記事にはアフィリエイト広告を含みます。掲載している互換情報は各メーカーの公開仕様に基づいており、広告の有無によって内容を変えることはありません。
結論:条件によります
壊れることはありませんが、2枚挿しより高い速度で回しにくくなります。「不安定になる」と言われるのは、XMP/EXPOの設定がそのままでは通らない場合があるためです。
枚数による違い
| 枚数 | 動作 | 備考 |
|---|---|---|
| 1枚 | シングルチャネル | 帯域が半分になります |
| 2枚 | デュアルチャネル | 標準的な構成です |
| 4枚 | デュアルチャネル(2DPC) | メモリコントローラの負荷が上がります |
4枚挿しで起きること
スロット4本すべてに挿す(2DPC)と、メモリコントローラにかかる負荷が上がります。2枚挿し(1DPC)に比べて高い速度で回しにくくなり、XMP/EXPOの設定がそのままでは通らないことがあります。DDR5では特にこの差が大きくなります。
同じ容量にするなら枚数は少ないほうがよい
同じ合計容量なら、枚数の少ないほうが有利です。たとえば32GBにする場合、16GB×2 は 8GB×4 より高い速度で回しやすく、スロットが2本空くので次の増設もしやすくなります。
2枚挿しのときに挿す位置
スロットが4本ある場合、2枚挿しではCPUソケットから見て2番目と4番目(A2/B2と書かれていることが多い)に挿すのが標準です。1番目と3番目に挿すとデュアルチャネルにならない、あるいは速度が出ないことがあります。配置はマザーボードごとに違うので、必ずマニュアルの表を見てください。
間違えるとどうなるか
4枚挿しでXMP/EXPOを有効にすると、起動しない・起動しても負荷時に落ちる、という形で出ます。壊れるわけではないので、BIOSで設定を切るか、一段低い速度に落とせば動きます。ただし高速なメモリを買った意味は薄くなります。
抜き差しするときの手順
- PCの電源を切り、電源ユニットのスイッチをオフにして、電源ケーブルを抜きます。
- ケースの金属部分に触れて体の静電気を逃がします。メモリは端子に触れず、基板の側面を持ちます。
- スロット両端(片側だけの基板もあります)のツメを開き、切り欠きの位置を合わせて、両端を交互に、カチッと音がするまで垂直に押し込みます。斜めに力を入れないでください。
- 電源を戻して起動し、タスクマネージャーで容量が増えているかを確認します。
- 起動しない場合は、足したメモリを外して元の構成に戻します。それで起動すれば組み合わせの問題で、壊れたわけではありません。
メモリの抜き差しで壊れるとすれば、原因のほとんどは静電気か、斜めに力をかけたことによる端子の変形です。上の順番どおりに行えば、どちらも避けられます。
買い替えなくてよい場合
- 4枚挿しで問題なく動いているなら、2枚に減らすためだけに買い替える必要はありません。
- 容量が足りているなら、速度を上げるために買い替えても体感は大きく変わりません。まず使用量が上限に張り付いているかを確認してください。
- 4枚挿しで不安定なだけであれば、BIOSでXMP/EXPOを切るか速度を一段下げることで、買い替えずに安定させられます。
出典と確認方法
このページの互換情報は、以下の公開仕様に基づいています。同じ手順でご自身でも確認できます。
- マザーボードのマニュアル(メモリの挿す位置):メーカーサイトのサポート欄からマニュアルPDFを開き、メモリスロットの項にある表を確認します。2枚のときに使うスロットは基板ごとに違うため、この確認は省略できません。
- マザーボードの製品ページ(メモリの仕様):メーカーサイトで型番の仕様欄を開き、「メモリー」の項を確認します。対応世代のほか、1枚あたりの最大容量と合計の最大容量が書かれています。サポート欄には「メモリー対応リスト(QVL)」があり、そのマザーボードで動作確認された型番が載っています。
- JEDEC DDR5 SDRAM 規格(JESD79-5C):DDR5のピン数・電圧・動作速度の規格値
BTO・メーカー製PCをお使いの場合、マザーボードの型番は、Windowsの「システム情報」の「ベースボード製品」、または CPU-Z の Mainboard タブで確認できます。そこに出た型番でメーカーサイトが見つからないときは、基板メーカーではなくPCを買った店の製品ページ(構成表)と、その機種のサポートページを見てください。それでも分からない項目は、購入元に問い合わせるのが確実です。
当サイトは各メーカーの公開仕様を突き合わせて互換情報を作成し、データ間の矛盾を自動で検査しています。それでも誤りが残る可能性はあるため、購入前にはメーカーの公式仕様もあわせてご確認ください。
判定の作り方・自動で行っている検算・運営者の立ち位置は判定の方法にまとめています。
よくある質問
4枚挿しにすると壊れますか。
壊れません。動作する速度が下がったり、XMP/EXPOの設定が通らなかったりするだけです。
2枚挿しと4枚挿しで、体感の速さは変わりますか。
容量が足りている状態であれば、ほとんど変わりません。容量が足りていない状態で増やした場合は、はっきり変わります。
32GBにするなら 16GB×2 と 8GB×4 のどちらがよいですか。
16GB×2 です。高い速度で回しやすく、スロットが2本空くので次の増設もできます。
4本あるスロットのどこに挿せばよいですか。
2枚挿しの場合は、CPUソケットから2番目と4番目が標準です。ただしマザーボードによって違うため、マニュアルの表を必ず確認してください。
枚数を減らして組み直す場合
4枚挿しで問題なく動いているなら、買い替えは要りません。下記は、同じ容量を少ない枚数にまとめる場合の候補です。対応を確認しやすいメーカーの製品から機械的に選んだもので、当サイトが実際に使用して比較したものではありません。購入前には、必ずメーカーの仕様欄で対応状況をご確認ください。
シリコンパワー DDR5 32GB(16GB×2) デスクトップ用 PCメモリ DDR5-5600 ゲーミング 5600MHz(PC5-44800)288ピン CL40 1.1V UDIMM Non-ECC RAM コンピューター メモリ SP032GBLVU560F22